この記事では、SNS広告運用代行について、代行にかかる費用やメリット、代理店選びのポイントについて詳しく解説しています。
SNS広告とは?
SNS広告とは、X(旧Twitter)・Instagram・Facebook・LINE・TikTokなどのSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)のウェブページやアプリ内に表示される広告のことです。 普段SNSを利用する中で、タイムライン上に流れてくる「広告」や「プロモーション」と書かれている投稿がSNS広告に該当します
SNSの一般的な投稿と同じような形で表示されるため、SNSを利用しているユーザーにとって馴染み深い見た目となっており、より自然にユーザーにアプローチすることが可能です。
近年、SNSの利用率は年々増加しており、10代~60代のLINEの利用率は令和2年度の調査で90%を超えました。次いでX(旧Twitter)・Instagramは42.3%、Facebookは31.9%と代表的なSNSの利用率はいずれも高い数値を示しています。
そのため、購買意欲のないユーザーにも広く広告を見てもらえる機会があり、潜在的な顧客へのアプローチに有効といわれています。
また、SNS広告の大きな特徴として、拡散性があげられます。広告を見たユーザーが、自分のアカウントを介して広告を拡散することで、広告効果を最大限に引き出すことができるのです。
より多くのユーザーに刺さる広告を打ち出すと、情報が爆発的に拡散して、いわゆる「バズり」状態になることが期待できます。SNS広告を「バズらせる」ことができた場合、商品やサービスの認知拡大、ファン獲得、購買といった一連の流れが相乗効果的に起きて、高い費用対効果が望めます。
さらに、ユーザーの年齢層や使用用途といった特徴を活用して細やかなターゲティングができる、比較的安価で始められるといった理由から、SNS広告を検討・開始している企業が増えてきています。
SNS広告の出稿方法
SNS広告を出稿するには、「自社で行う」と「運用代行会社に委託する」の2つの方法があります。
①自社で行う(自社運用)
自社運用とは、SNS広告の企画から分析までの全ての過程を自社内で行う方法です。
自社運用の主なメリットとして、低コストで広告を出稿できる、スピード感を持った対応ができる、社内でノウハウを蓄積できるなどがあげられます。
一方で、十分な時間と専門性を有したリソースの確保が難しい、コメントやリアクションへの対応など細かな作業まで行き届かないといったデメリットもあります。
②運用代行会社に委託する
SNS広告を出すと決めたとき、「まず、何から始めればいいの?」、「どうしたら効果的な広告が出せるの?」といった疑問がある方にオススメなのが、SNS広告運用代行会社の活用です。
SNS広告運用代行会社に業務の全てまたは一部を委託することで、広告を出したい商品やサービスに最適なプロモーションを行うことができます。
はじめはSNS広告運用代行会社に委託して、傾向を掴んできたら自社運用に移行することもひとつの方法でしょう。
SNS広告運用の代行とは?
SNS広告運用の代行に頼むメリット
SNS広告運用の代行に頼む主なメリットは、「プロの知見で最適な広告運用が行える」と「作業工数の削減」と「SNSについての情報共有がされる」です。
①プロの知見で最適な広告運用が行える
SNS広告運用において、戦略設計、コンテンツ制作、運用改善といった過程は必要不可欠です。
・戦略設計
広告したい商品やサービス、ターゲットに適したSNSの選定SNS広告の目的の明確化(KGI/KPIの設定)
・コンテンツ制作
投稿広告の企画立案・制作
投稿代行
コメント・リアクション対応
・運用改善
広告効果の分析
改善案の検討・施策
これらの過程では、各媒体(SNS)の特徴(ユーザーの年齢層、使用目的、アルゴリズムなど)の理解、ユーザーにマッチしたコンテンツの提案、データ分析などの幅広い知見が求められます。
SNS広告運用代行会社は、各過程のノウハウや、プロの知見を持った担当者が実務にあたるため、最適な広告運用を行ってくれることが期待できます。
②作業工数の削減
前述のとおり、SNS広告運用にかかわる業務は多岐にわたります。
そのため、SNS広告運用の実績を持たずに運用を開始すると、その管理体制は煩雑となり必要以上の時間を要してしまうおそれがあります。
SNS広告運用代行会社は、各過程で発生する業務がマニュアル化されていたり、プロが実務にあたることから、より少ない工数で効果的な広告を出すことが可能と考えられます。
また、それによって自社の社員が本業に専念できるところも嬉しいポイントと言えるでしょう。
③SNSについての情報共有がされる
SNS広告運用代行会社に委託すると、各媒体の最新情報やトレンドを共有してもらえることが期待できます。
SNSの特徴として、常に早いペースで情報がアップデートされていくことがあげられます。
そのため、最新情報やトレンドの入手は難しく、「情報を入手して広告を出稿する頃にはトレンドが去っていた…」ということもありえます。
SNS広告運用代行会社は、SNSの運営会社から最新情報やトレンドが共有されていることがあり、トレンドに遅れをとらずに広告を出すことができるのです。
また、最新情報やトレンド以外にも、マーケットリサーチに関する情報などが共有されていることもあり、それらの情報を活用することで最適な広告戦略・運用の提案が可能になっています。
SNS広告運用代行にかかる費用
SNS広告運用代行にかかる費用には、「広告予算」と「運用管理費」と「レポート費用」があります。
①広告予算
広告予算とは、利用する媒体の運営会社に支払う費用です。
SNS広告は、テレビCM・ラジオ・新聞などの「マス媒体」と比べると、低予算で広告を出すことができます。
媒体によって広告種別の設定はことなりますが、SNS広告の主な課金形態として次の3つがみられます。
■クリック課金:
広告がクリックされた回数に応じて費用が加算される
メリット:表示回数に関わらず、クリックされない限り費用が発生しない
デメリット:類似商品・サービスが多いと費用が高くなる可能性がある
■インプレッション課金:
広告が1,000回表示されるたびに費用が加算される
メリット:表示回数を最大に設定できるため、多くのユーザーの目に留まる
デメリット:クリック回数が少なくても費用がかかる
■エンゲージメント課金:
ユーザーが広告に対してエンゲージメント(初回接触)したときに費用が加算される
メリット:エンゲージメントにつながらないアクションでは費用が発生しない
デメリット:広告効果を感じにくい
②運用管理費
運用管理費とは、「戦略設計」と「コンテンツ制作」に関わる費用です。
SNS広告の出稿を決めたら、ターゲットの明確化、SNSの選定、広告設定、企画立案といった念入りな準備が必要になります。
そして、実際に広告を出稿するにあたっては、コンテンツ制作、投稿、ユーザーからのコメントやリアクションに対するアクションといった業務が発生します。
こうした準備段階~広告掲載中の対応をSNS広告運用代行会社に委託する場合、「運用管理費」がかかります。
③レポート費用
レポート費用とは、「運用改善」に関わる費用です。
SNSは、情報のアップデートのスピードと比例して広告が飽きられる速度も格段に速いことが特徴です。定期的にデータを収集・分析することで、ターゲットやコンテンツの方向性が設定した目的からずれていないかを確認し、必要に応じて改善していくことが重要です。
具体的には、広告効果のデータの収集、分析結果のまとめ、改善案の立案といった業務が発生します。
こうしたSNS広告出稿後のアフターフォローをSNS広告運用代行会社に委託する場合、「レポート費用」がかかります。
※SNS広告運用代行会社の業務範囲・費用設定は、会社によって異なります。詳細な情報は、SNS広告運用代行会社に確認しましょう。
SNS広告運用代行会社を選ぶポイント
SNS広告運用代行会社を選ぶポイントは、「実績があるかどうか」、「費用体系がどうなっているか」、「運用可能なSNSの種類」、「クリエイティブ制作が可能か」、「認定代理店かどうか」です。
①実績があるかどうか
SNS広告運用代行を請け負っている会社で、実績が全くないという会社はほとんどありません。
しかし、実績があまりにも少ない、特定のクライアントからの業務が大半を占めているといった会社には注意が必要です。
実績やノウハウがない会社を選んでしまうと、期待していた広告効果が得られなかったり、途中でサービスが終了してしまうなどのトラブルが起きてしまうおそれがあります。
反対に、実績が少なくても、検討している媒体に特化している会社、広告を出そうとしている商品やサービスと同じカテゴリの広告に強い会社は、選択肢に入れても問題ないでしょう。
会社の公式ウェブサイトに成功事例を掲載している会社も多いので、あわせて確認しておくことをオススメします。
②費用体系がどうなっているか
SNS広告運用代行会社の費用体系は、会社によってさまざまです。
SNS広告運用代行会社に委託したい業務の範囲を明確にし、希望する業務範囲に合った費用設定をしている会社に依頼しましょう。
相場よりも高額の場合は、理由を確認してみてください。その理由が納得のいくものであれば、選択肢に入れても問題ないでしょう。
例えば、「一括した費用設定のため、追加費用がかからない」、「他社との区別化を図ったサービスを提供している」などの理由であれば、結果として満足のいく費用対効果が得られる可能性もあります。
委託する業務範囲や費用に関して分からないことがある方は、一度SNS広告運用代行会社に相談したり、見積りを依頼してみるといいかもしれません。
③運用可能なSNSの種類
SNS広告は、X(旧Twitter)・Instagram・Facebook・LINE・TikTokといった複数の媒体で出稿することができます。
SNS広告運用代行会社によっては、取り扱いのない媒体がある可能性がありますので、利用したい媒体が決まっている場合は、その媒体の取り扱いがあるかを確認しましょう。
また、戦略によっては、有効な媒体と利用したい媒体が異なるケースもあります
複数の媒体を取り扱っているSNS広告運用代行会社を選んでおくと、こうした変更があってもSNS広告運用代行会社の選定をやり直す必要がなく、時間と手間が増えるリスクを減らすことができます。
④クリエイティブ制作が可能か
より高い広告効果を得るためには、ターゲットニーズにマッチしたクリエイティブも重要です。
SNS広告は、他の広告よりも「見せる」ことに重点を置いた広告です。ユーザーがSNSを閲覧する短い時間の中でいかに印象に残り、受け取り手に刺さるかが鍵となります。
自社でクリエイティブ制作が可能であれば問題ありませんが、クリエイティブもSNS広告運用代行会社に委託することを検討している場合は、その会社でクリエイティブ制作が可能か、どんなコンテンツ(テキスト、画像、動画など)を制作できるか、費用は追加でかかるかなどを確認しておくことがオススメです。
⑤認定代理店かどうか(※SNSによる)
X(旧Twitter)・Facebook・LINEといった媒体には、「認定代理店」という制度があります。
これは、SNS運営会社が設けた基準を満たしている広告代理店(SNS広告運用代行会社を含む)に付与される称号です。
認定代理店として認められるということは、その媒体で優れた運用実績を持っているということなので、SNS広告運用代行会社を選定するときの決め手の1つになることでしょう。
また、認定代理店は、SNS運営会社から情報共有やサポートを受けていることもあり、SNS広告運用代行においてもそれらの情報を踏まえた最適な提案をしてくれることが期待できます。
■X(旧Twitter)
Twitter広告認定代理店
Twitter広告認定パートナー
■Facebook
Facebook agency directory
■LINE
LINE Biz Partner Program
SNS運用代行おすすめ企業
株式会社アイズでは、SNS広告運用代行をはじめとしたSNS運用代行を行っています。
15年間WEB広告業界に携わってきた実績や経験と、アイズの持つ独自のノウハウやサービスを活用して、クライアント様の課題に寄り添った最適の解決策をご提案させていただきます。
アイズには、多くのクライアント様に選ばれる3つの理由があります。
①相場よりも安価な費用設定
運用代行費用の料金形態は、通常相場が「広告費の20%」のところ、アイズでは「広告費の15%」(※エンドクライアント様との直接お取引に限り)で代行を承っています。
②細部に配慮した丁寧な運用
PDCAを意識した運用を行い、着実に成果につなげます。SNS広告運用担当者と直接連絡できる体制をとっているため、ご不明点や心配な点については、迅速な対応が可能です。
③認知フェーズからのご提案
ユーザー獲得に重視した広告のみではなく、商品やサービスの特徴やターゲットによって、認知フェーズからの提案をさせていただきます。
特に、SNS広告は10年以上クチコミプロモ-ションを行ってきた知見より、得意領域として最大限のパフォーマンスを発揮させていただきます。
「乗り換え後改善率94%」をという実績もあり、現在SNS広告運用で伸び悩んでいるというお悩みをお持ちのクライアント様にもぴったりです。
アイズでは、広告媒体も幅広く取り扱っており、X(旧Twitter)・Instagram・Facebook・YouTube・TikTok・LINE・AmazonAdvertising・SmartNews・Google・Yahoo! におけるSNS運用が対応可能です。
X(旧Twitter)広告・TikTok広告・LINE広告の認定代理店の称号を所持しており、各SNS担当者との連携を取りながら、最新情報をもとに最適な提案をさせて頂きます。
SNS広告に関するご相談やシミュレーション作成など、まずはお気軽にお問い合わせください。