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【家電(生活・美容)】企業公式アカウント運用などSNS活用成功事例を解説

この記事では「家電」業界の中で、SNSマーケティングに成功している企業事例と、おすすめのSNS戦略について解説をしています。

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家電とSNSマーケティング

家電とSNSマーケティングの親和性について

私たちの生活になくてはならないものである『家電』。

忙しい生活の中で家事や暮らしを楽にしてくれることだけでなく、最近ではおしゃれなインテリア風のデザインのアイテムも登場しており、お部屋のアクセントになることもありますね。

一昔前は、家電を買うとなれば家電量販店に行き、並んでいる商品の中からどれを購入するか選ぶというのが購入パターンのほとんどでした。

しかし、スマートフォンやオンラインショップの普及により、店頭には行かずオンラインショップで家電を選んで購入する人が増えてきています。

経済産業省の『電子商取引実態調査(令和2年報告書)』によると『生活家電、AV 機器、PC・周辺機器等』のBtoCのEC市場規模は、2019年が18,239億円、2020年が23,489億円と1年で約30%近くも拡大しています。

コロナをきっかけにお家時間が増え、仕事やプライベートにおいてリモート・EC化は加速しました。
コロナ禍が2落ち着いた今でも、リモート・EC化はスタンダードになり、EC市場規模も今後ますます拡大すると言えるでしょう。

店頭に行かず購入する家電を検討する場合、判断材料となるのはCMや雑誌などで得た情報の
ほかに、商品に関する口コミインフルエンサーによるレビューが挙げられます。

また、家電の中でも美容・料理・掃除など、それぞれのジャンルごとに強い発信力を持っているサイトやインフルエンサーも異なってくるでしょう。

このように家電の購入がオンライン化し、購買動機となる情報もネット上にある現代において、家電とSNSマーケティングは切っても切れない関係にあります

家電を販売する企業側も、SNSマーケティングによる自社のプロモーションにますます力を注ぐようになりました。

そこで今回は、家電メーカーによるSNSマーケティングの事例をご紹介します。

本記事では、企業がSNSマーケティングを行う際に押さえておきたいポイントもあわせてご紹介しておりますので、ぜひ最後までご覧ください!

【家電】Instagram活用事例

①ヤーマン|ファンマーケティング【Instagram】

ファンマーケティングとは、企業や商品、サービスに対するファン(熱狂的な支持者)を獲得し、増やすことによって、中長期的な売り上げを目指していくマーケティング手法のことです。

ファンは「ここの商品だから買う」という強い購買動機をもつため、企業にとっては競合相手となる他社との価格競争から抜け出し、確実な購入層を作り上げることができます。

ここではファンマーケティングの事例として、日本に本社を置く美容・健康機器メーカーのヤーマンをご紹介します。

出展元:ヤーマン株式会社公式Instagram

2022年7月7日に行われたインスタライブでは、ナイトプールが人気のホテルから『プールの紹介』と合わせて、ホテルの部屋に設置されているヤーマンの商品紹介をしています。

おしゃれや美容に敏感で、ナイトプールでの写真をInstagramにアップすることを考えている方にとって、今年のプールの様子が分かり、さらにそのホテルで美容アイテムが試せるというのは、とても嬉しい情報ですね。

自社の商品以外でターゲットが求める情報と掛け合わせて情報発信をすることで、広告色を少なくしつつ自社商品に触れる機会に誘導することができます。

このほかにもヤーマンでは石鹸メーカーとのコラボライブを行ったり、プロ直伝の時短スタイリングテクニックを紹介したりと、ユーザーに役立つさまざまな情報発信をInstagramで行っています。

②PLANIC|口コミマーケティング【Instagram】

クチコミマーケティングとは、一般消費者のリアルなクチコミを集めることで、商品の注目度アップを目指していくマーケティング手法のことです。

ここではクチコミマーケティングの事例として、韓国で大人気の美顔器「PLANIC」の事例をご紹介します。

出展元:@tehi_ma07

PLANICは、口コミプロモーションサービス「トラミー」を活用し「商品をレンタルでお試し+SNS投稿」を行うことで、日本での認知度アップと二次利用コンテンツの獲得を図りました。

口コミプロモーションは、一般ユーザーによって行われるため、インフルエンサーよりも自然な形で情報発信が行われるのが特徴です。

実際に商品を使用している様子や使ってみたリアルな感想が詳細に記載されており、商品の魅力が伝わってきています。

他にもInstagram上で自社商材の投稿の大量生成が可能なことから、ハッシュタグ件数の増加や、幅広いユーザーへのリーチを実現することが出来ます。

口コミプロモーションサービス「トラミー」では、上記のメリットだけでなく投稿の2次利用無期限無料なことから、自社HPへ「お客様の声」としての掲載や、自社SNSアカウントのリポスト、広告クリエイティブに活用など、他マーケティング戦略にも大いに役立ちます。

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【家電】X(旧Twitter)活用事例

Roborock.JAPAN/ロボロック|SNSキャンペーン【X(旧Twitter)】

ペットを飼っている方や飼ったことのある方は

『床に散らばった毛をこまめに掃除しなきゃ…』
『ペットと遊びたいけど、まだ掃除が終わっていない…』

という悩みを抱えたことがあるのではないでしょうか。

ここでは、『ペットを飼っている方』をターゲットにした異業界企業同士のコラボキャンペーンをご紹介します。

出展元:@RoborockJ

ペットフードの製造・販売をしているスマックと、ロボット掃除機メーカーのRoborockは、2022年9月に『掃除はロボットに任せてワンちゃん・ネコちゃんと一緒に遊ぼう!』というキャッチフレーズでX(旧Twitter)上でコラボキャンペーンを実施しました。

一見、ロボット掃除機とペットフードに親和性はなさそうですが、ペットを飼っているターゲットの『掃除』の悩みを解決し、空いた時間で『ペットと遊ぶ』というストーリーを作り出し、見事に異業界企業同士がコラボした事例です。

X(旧Twitter)には多くのリプライが寄せられ、中には「我が家のロボット掃除機が壊れかけているので是非欲しい!」「いつもペットの毛の掃除で悩んでいた」など、まさに描いていたストーリーに当てはまるような声もありました。

このツイートには6,000件以上のリツイート、2,000件近くの『いいね』が付き、10日間のキャンペーンは大いに盛り上がりました。

SNSキャンペーン成功事例
【2024】SNS(X(旧Twitter)・Instagram・TikTok)キャンペーン成功事例|企画成功のコツも解説Instagram,SNSマーケティング,X(旧Twitter)この記事では多くの企業が導入をしている、SNSマーケティング戦略の一つ、「SNSキャンペーン」について、基礎知識から事例、成功のポイントまで詳しく解説しています!...2024-02-21 10:00:00

【家電】TikTok活用事例

Haier Japan|企業公式アカウント運用【TikTok】

家電メーカーのハイアールは、TikTokの公式アカウントで親近感とイメージアップを狙った面白い投稿をしています。

@haier_japan

出展元:@haier_japan

今、10代から20代の若い世代を中心に、昭和や平成のヒット曲に合わせて踊るダンス動画が
TikTokで流行っています。

そのトレンドに乗り、ハイアールでは自社のイメージキャラクターであるREITOくんがダンスを踊りながら豆知識を披露する動画を複数アップロードしています。

まだ家電を買う年代ではない若いユーザーにとって、これから迎える一人暮らし、独立などの場面で初めて買う家電は『親が使っていた』『聞いたことがあるメーカー』など、これまで触れた情報の中から選択することが多いでしょう。

少し遠回りのようなSNSマーケティングに見えますが、この先ターゲットとなりうるユーザーに向けて、親しみやすく、かつキャッチーな投稿をすることは、将来の購買層を育成する点でも有効と言えるでしょう。

家電おすすめSNSマーケティング戦略3選

①エンゲージメントの高いインフルエンサーを起用する。

家電とSNSを使ったインフルエンサーマーケティングの相性は良く、彼らが得意とするいわゆる『映える』写真や動画を投稿・拡散してもらうことで、企業の宣伝という色を前面に押し出さなくても、認知度や購入者数の向上が期待できます。

起用するインフルエンサーを選ぶ際は、フォロワー数やインフルエンサーのイメージに意識がいきがちです。

しかし、インフルエンサーにPRを依頼する目的は『情報の拡散』であることを忘れてはいけません。

投稿される内容をもとに購買行動を促進するには、インフルエンサーの投稿に対するエンゲージメントの確認が非常に重要になります。

SNSにおけるエンゲージメントとは、『いいね』『RT』『コメント』などユーザーからのリアクションを指します。

エンゲージメント率=エンゲージメント数(いいね、コメント、保存数など)/フォロワー数

本来、エンゲージメント(engagement)は直訳すると『約束・契約』の意味ですが、マー
ケティングでは派生して『企業と消費者のつながり』を意味します。

SNSの投稿に対して、どれだけユーザーのリアクションを促せたかが情報拡散のポイントです。

インフルエンサーを選ぶ際には、必ずエンゲージメントを事前に提出してもらい、エンゲージメントが高い方を選ぶようにしましょう。

注意点として、SNSによってエンゲージメントとして計測されるリアクションは異なります。

ここでは活用事例で挙げたInstagram、X(旧Twitter)、TikTokのほかに、画像・文字以上に情報を伝えられる動画のSNSとしてYouTubeのエンゲージメントをご紹介します。

エンゲージメントの種類も踏まえてインフルエンサーを選定、依頼することを意識しましょう。

各SNSのエンゲージメント

Instagram

●いいね
●コメント
●投稿の保存
●シェア

X(旧Twitter)

●いいね
●リツイート
●リプライ
●ツイートの詳細表示 
●投稿経由のフォロー
●画像動画のクリック
●リンクのクリック
●プロフィールのクリック

TikTok

●動画の視聴
●プロフィールの表示回数
●いいね
●コメント
●シェア

YouTube

●動画の視聴回数
●高評価
●低評価
●チャンネル登録者数

②複数のSNS施策を組み合わせる。

SNSはそれぞれ、アプローチできるユーザー層や相性の良い投稿内容(文字・画像・音声あり動画・音声なし動画)が異なります。

そのため、複数のSNS施策を組み合わせることで、SNSマーケティングの力をより発揮させることが期待できます

ここでは複数のSNSを運用するメリットをご説明します。

幅広い層にアプローチできる

SNSはそれぞれアプローチできるユーザー層が異なります。

例えば、InstagramやTitterは10代から20代、YouTubeは10代から40代までの7割以上と、3つのSNSだけでもユーザーの年齢層に違いがあります。

アプローチしたいターゲットが多くいるSNSを1つだけ絞ってキャンペーンなどを打ち出すこともいいですが、複数のSNSに露出することでユーザーが自社情報を目にする機会を増やすことも、とても効果的なマーケティング戦略です。

アメリカの心理学者ロバート・ザイオンスが提唱した心理効果に『ザイオンス効果(別名・単純接触効果)』というものがあります。

これは、相手に何度も繰り返し接触することによって、だんだん好感度や評価などが高まっていく効果のことです。
興味や関心の無かったものや人でも、頻繁に目にしたり、接する機会が増えたりすると、次第にその対象に対して良い印象を持つようになります。
接触回数が増えるほどその対象への警戒心や恐怖心が薄れ、親近感を持つというのがザイオンス効果の特徴的な例です。

複数のSNSを使い分け、ザイオンス効果も狙いながらユーザーへのアプローチを行っていきましょう。

目的に合わせてSNSプラットフォームを選択できる

SNSにはそれぞれ得意とする投稿内容や目的があります。
ここでは、活用事例の3つのSNSにYouTubeを加え、それぞれの得意とする主な目的を一部ご紹介します。

Instagram

・写真で商品やサービスを視覚的にアピールしたい
・おしゃれな写真の投稿で、ブランドイメージを向上・認知拡大させたい

X(旧Twitter)

・文字情報でリアルタイムな情報発信をしたい
・スピーディな拡散をしたい

TikTok

・動画で商品情報やキャンペーンの告知をしたい
・SNSユーザー自身にキャンペーンにチャレンジした動画投稿を促したい

YouTube

・使用感や使用シーンを映像と音声で伝えたい
・限られた時間でたくさんの情報を伝えたい

どのような投稿内容にするかを吟味した上で、どのSNSのプラットフォームが目的に対して効果的に運用できるかを判断することで、スピーディにマーケティング効果を発揮することが期待できます。

③家電のレンタル体験をしてもらい、UGCを大量生成させる。

UGC(User Generated Contents:ユーザー生成コンテンツ)には、SNS、ブログなどに書き込まれたり投稿されたコンテンツや、それらに対する感想、レビューなどのコメントが含まれます。

いわゆる『口コミ』と言われるものです。

拡散される口コミの特徴の一つに、ユーザーがリアルに感じた声が入っていることが挙げられます。

自分が体験してしていないことは、書ける情報量も熱量も限られてしまいます。
それは自然と見る側にも伝わり、投稿を見るSNSユーザーの気持ちに刺さる内容にはなりにくくなってしまいます。

拡散力があり、閲覧するユーザーに刺さる投稿をしてもらうには、実際に投稿するユーザーが商品を体験したり、世界観を味わったりすることがとても大切です。

「誰かに伝えたい!」「感動した!」という想いが込もった投稿は、SNS上で広く、長期間にわたって拡散されることが期待できます。
さらに、商品に対する投稿が定期的にあることは企業や商品への信頼にも繋がります。

短期間に集中してたくさんの投稿をしてもらうより、長期間にわたって定期的に投稿してもらえる仕組みづくりを行うことをおすすめします。

家電において定期的な投稿を実現するには、投稿者に商品をプレゼント・レンタルし体験してもらうことが欠かせません。

しかし企業が自社のみでサンプリングを行おうとすると、ターゲットとしたい層への情報リーチ力をもつ投稿者の選定から、レンタルの場合は機器の確実な回収まで、対応することが多岐に渡り多くの労力を割かなければなりません。

そこで、商品のレンタルで施策可能なモニターサイト『トラミー』がおすすめです。
トラミーは商品・サービスなど数多くの体験をユーザーへ無料提供しているサイトです。

口コミプロモーションサービス「トラミー」とは?概要やプランについて解説!SNSマーケティング,おすすめ,口コミマーケティングこの記事ではおすすめの口コミプロモーションサービス「トラミー」について、サービス内容や事例について詳しく解説を行っています。...2024-03-07 16:24:43

体験後には、ユーザーが持っているSNSアカウントでリアルな口コミを投稿してもらうシステムとなっている上、ユーザーの中には読者モデルや料理家などのインフルエンサーもいます。

「商品の口コミがなかなか増えない」
「もっと口コミ投稿に取り組みたいけど、人手が足りない…」

とお悩みの方はぜひお問合せください。

トラミー概要
・URL:https://trami.jp/regist/
運営会社概要
・会社名:株式会社アイズ( 英文社名:EYEZ,INC.)
・本社所在地:東京都渋谷区渋谷3-12-22 渋谷プレステージ7F
・URL:https://www.eyez.jp/

成功企業を参考にしたSNSプロモーションで、売上アップを狙う!

SNSは手軽な情報発信ツールである一方、情報発信だけでは効果的なマーケティングをすることが難しいプラットフォームです。

商品の宣伝色が強くなく、SNSユーザーの興味や関心を惹き、企業や商品に興味を持ってもらうには、SNSの活用方法やそれぞれのプラットフォームの特徴を把握した上で運用することが欠かせません

しかし、インプットにばかり時間を割いていては、トレンドの移り変わりが早さを増す現代では、あっという間において行かれてしまいます。

テレビCMや雑誌広告は、企画からリリースまで膨大な時間と費用がかかります。

SNSプロモーションも事前の企画に時間はかかりますが、テレビCMなどに比べるとその期間は短く、かつ圧倒的に低いコストでリリースすることが可能です

また、事例でもご紹介したような異業界コラボキャンペーンでは、お互いの公式SNSアカウントを紹介しあうことで双方への送客が実現できたり、1つのSNSプロモーションを打っている最中に修正や新たな取り組みを実施してPDCAをすぐに回せたりするのも、SNSならではの特徴です。

新たなことに挑戦したり改善をしたりするときは、まず成功者の真似をすることから始まります。

プロモーションに成功している企業のSNS活用法を知り、その真似をして投稿を続けるうちに、だんだんと独自性のある投稿ができるようになるでしょう。

今回ご紹介した事例からポイントを学び、ご自身の投稿に取り入れてみてはいかがでしょうか。

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投稿者プロフィール

okawa
okawa2022年に株式会社アイズに入社。自社サービス「トラミー」のディレクションやSNS運用を担当。 2023年からSNSマーケティングノウハウメディア「マーケブック」の執筆に携わる。