この記事では「健康食品」業界の中で、SNSマーケティングに成功している企業事例と、おすすめのSNS活用戦略について解説をしています。
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健康食品とSNSマーケティング
健康に対する意識向上、美容意識の高まり、疲労やストレスが問題視される現代の生活習慣などによって、健康食品への需要・関心が年々高まっています。
健康食品業界は競合他社も多いため、どのようにして差別化を図るかに悩むメーカー担当者様も多いのではないでしょうか。
健康食品にオススメなのが、SNSマーケティングです。
「SNSの利用者は若者がメインだから、健康食品のターゲット層とマッチしないのでは?」と思う方も多いかと思いますが…
健康食品の需要増加、SNS利用者の年齢層拡大の両面から見ても、健康食品のマーケティング戦略としてSNSマーケティングが有効であることが分かるでしょう。
平成24年の消費者庁による調査によると、50代以上では約3割がほぼ毎日健康食品を利用していると報告されています。
参照:消費者の「健康食品」の利用に関する 実態調査(アンケート調査)
一方、令和2年度と令和3年度の総務省が実施した調査によると、
主なSNSの利用率(50代)は、
●X(旧Twitter) 29.6% → 34.3%
●Instagram 30.3% → 38.7%
●TikTok 7.7% → 15.2%
と増加していることが示されています。
【令和3年度】主なソーシャルメディア系サービス/アプリ等の利用率(全年代・年代別)
参照:令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査 報告書(総務省情報通信政策研究所)
上記のように、健康食品を利用している中高年もSNSを利用しており、その利用率は今後ますます増えていくと推測できるでしょう。
【健康食品・サプリメント】Instagram活用事例
Instagramの最大の特徴は、画像や動画など視覚効果に特化していることです。
視覚的に訴求することで、ユーザーに分かりやすく健康食品の意義を伝えることや、健康食品を利用するシチュエーションをイメージさせることが可能といえます。
ここでは、Instagramを活用したSNSマーケティング事例を1つご紹介します。
FANCL|口コミマーケティング【Instagram】
FANCLの「私のビタミン」は、口コミプロモーションサービス「トラミー」を活用し、年代ごとの悩みに合わせた商品展開が豊富なため、家族や友人へのプレゼントとして購入してもらうことで、商品の認知拡大・購入実数増加を図りました。
結果、幅広い世代へ商品の認知拡大だけでなく、Instagramへの口コミ投稿で広告配信の素材回収ができ、販売場所の認知向上にも繋がりました。
口コミプロモーションは一般ユーザーによって投稿が行われるため、インフルエンサーよりも自然な形で情報発信される点が特徴です。
上記の投稿は一例ですが、実際に商品を使用した感想を記載していただくことで、体験者のリアルなクチコミをInstagram上にアップすることが可能です。
口コミプロモーションサービス「トラミー」では、上記のメリットだけでなく投稿の2次利用無期限無料なことから、自社HPへ「お客様の声」としての掲載や、自社SNSアカウントのリポスト、広告クリエイティブに活用など、他マーケティング戦略にも大いに役立ちます。
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【健康食品・サプリメント】X(旧Twitter)活用事例
X(旧Twitter)の最大の特徴は、”いいね”や”RT”などの機能を活用して、情報を素早く・広範囲に拡散できることです。
この特徴を活かしたキャンペーン施策は、成功例も多く非常に有益といえるでしょう。
ここでは、X(旧Twitter)を活用したSNSマーケティング事例を2つご紹介します。
ヘパリーゼW|SNSキャンペーン【X(旧Twitter)】
ヘパリーゼWは、ゼリア製薬が販売している肝臓エキス・ウコンエキスが配合されている清涼飲料水です。
ヘパリーゼWのプロモーション用公式X(旧Twitter)アカウントが、
「ヘパリーゼW(清涼飲料水)@hepalyse_W」です。
以下は、2022年8月に開催された「ヘパリーゼW Twitter夏祭り」のキャンペーン投稿です。
出典元:ヘパリーゼW(清涼飲料水)公式X(旧Twitter)より
参加方法は、アカウントをフォローして8月1日~31日まで毎日出題されるクイズに回答するだけ。抽選で10名に10,000円分、10,000名に100円分のえらべるPayが当たるというキャンペーンでした。
このキャンペーンでは、下記のような多くのメリットが望めます。
●ユーザーの回答が自動的にRTされることでキャンペーン情報が広く拡散される
●商品に関するクイズに答えてもらうことにで商品に関する興味を引くことができる
●1カ月間毎日実施することで商品に対する認知を定着させる
伊右衛門特茶|SNSキャンペーン【X(旧Twitter)】
伊右衛門 特茶は、サントリーから販売されている”体脂肪を減らす”のを助ける初の特定保健用食品(トクホ)です。
その性質から、伊右衛門 特茶はダイエッターや、高カロリーの食事のお供として根強い人気があります。
伊右衛門 特茶の公式X(旧Twitter)アカウントが、「伊右衛門 特茶@suntory_tokucha」です。
以下は、2022年8月に開催された「渋野日向子プロ直筆!渋Tキャンペーン」のキャンペーン投稿です。
出典元:伊右衛門 特茶 公式X(旧Twitter)ツイートより
このキャンペーンは、アカウントをフォローしてキャンペーン投稿をRTするだけで、72名に渋野日向子プロの直筆・渋すぎるTシャツ(渋T)と特茶1ケースが当たるというものでした。
このキャンペーンの面白いところは、指定のオリジナルハッシュタグの
【 #特茶飲んだーーーーー 】
を付けて画像付きツイートすると当選率3倍になるという点。
そのため、このキャンペーンは商品認知の拡大に留まらず、画像付きツイートのための購買促進、オリジナルハッシュタグ付きUGCの生成にも成功した例といえるでしょう。
【健康食品・サプリメント】TikTok活用事例
TikTokの最大の特徴は、流行の音楽に合わせた短い動画が作成でき、AIを利用した高い拡散力があることです。
さまざまなBGMやエフェクト、トリミングなどの編集が簡単に行えて、フォロワーに関係なくハッシュタグで拡散されることから、若いクリエイターを中心に爆発的にユーザー数を伸ばしており、近年はユーザーの年齢層も広がりつつあります。
しかし、まだInstagramやX(旧Twitter)などのSNSと比較して利用している企業が少ないことから、早期にTikTokを活用することでブルーオーシャン戦略が可能であると期待され、企業からの注目が集まっています。
ここでは、TikTokを活用したSNSマーケティング事例を1つ紹介します。
ZAVAS|インフルエンサーマーケティング【TIkTok】
ZAVASは、1980年に誕生した日本で一番選ばれているプロテインブランドです。
”栄養面・おいしさ・使いやすさ(溶けやすさ)・豊富なバリエーション”にこだわって作られており、アスリートだけではなく多くのスポーツマンに選ばれ続けています。
以下は、フォロワー数約312,000人(2023年2月現在)を有するフィットネストレーナーのTikTokアカウントに投稿された約2分の動画です。
出典元:たんぱく質を簡単にしっかり補給!(私は安藤京香です?⭐️ @kyoka_a.smiley)
前半は室内でできる”桃尻トレーニング”の紹介、後半は『ZAVAS for woman MILK PROTEIN 脂肪0 ミックスベリー風味』の商品PRになっています。
インフルエンサーを活用してZAVASを飲むシチュエーション・ターゲットを意識した投稿にすることで、ユーザーに警戒心を持たれることなく、自然な形で商品情報を認知させることに成功しています。
健康食品・サプリメントのおすすめSNSマーケティング戦略3選
インフルエンサーはエンゲージメントの高さで選定する。
健康食品のSNSマーケティングにおいて、インフルエンサーの起用は有効と考えられます。
それは、健康食品の味や利便性などの商品ページでは伝わりにくい情報をインフルエンサーから伝えてもらうことができるからです。
さらに、企業の宣伝という色を全面に押し出さずに、PRできるというメリットもあります。
起用するインフルエンサーを選ぶときは、フォロワー数やインフルエンサーのイメージだけではなく、エンゲージメントの確認が非常に重要です。
SNSにおけるエンゲージメントとは、「いいね」「RT」「コメント」などのユーザーからのリアクションのことであり、その数値が高いほどユーザーの関心や拡散を得られているということになります。
インフルエンサーを選ぶ際には、必ずエンゲージメントを事前に確認し、エンゲージメント率がより高いインフルエンサーを選ぶようにしましょう。
インフルエンサーのPR投稿を活用したSNS広告がおすすめ
健康食品に関するSNS広告には、インフルエンサーのPR投稿を活用することがオススメです。
前述したとおり、インフルエンサー起用のメリットとして『企業の宣伝という色を全面に押し出さずに商品PRができる』ことがあげられます。
消費者からは広告感のない投稿が好まれる傾向があり、インフルエンサーのPR投稿を活用することで、ユーザーから警戒心を持たれずに情報を認知させることが期待できるでしょう。
実際に商品を体験して、SNSで拡散してもらう。
健康食品の購買行動を後押しするためには、一般ユーザーからの口コミも重要です。一般ユーザーの口コミは、企業によるフィルターを通さない『信頼のおける情報』として好まれる傾向があり、購入前に口コミを確認する人は95%にも上るとされています。
口コミプロモーションサービス「トラミー」では、広告主様の商品やサービスを体験した感想を、会員が普段から使用しているSNSアカウントに投稿して拡散を図ります。
トラミーでは、「SNSに大量の口コミを生成したい」「新商品発売前にSNSで認知をさせたい」といった健康食品メーカーの要望にも応えられる『サンプルレビュー』というサービスも提供しています。
サンプルレビューは、トラミー会員に商品をサンプリング・体験をしてもらい、そのレビューを、指定のSNSやブログに投稿してもらい、認知拡散・UGCを生成させるサービスです。
トラミーの強みとして、徹底した運用管理体制があげられます。
トラミー会員の投稿を目視審査し、そこで不備のある投稿や依頼元明記の抜け・漏れを確認して、ステルスマーケティングの対策に対応しているのです。
健康食品のSNSマーケティングにおいて最も気を遣うのは、薬機法で定められた投稿内容であるかの確認といえるでしょう。
トラミーは、健康食品やコスメに関係する薬機法にも対応しており、担当弁護士との連携も取っています。薬機法に抵触の可能性がある投稿があった場合、直ちに修正依頼をかけて、投稿の品質管理に自信を持っています。
SNSを有効活用して、認知・売上アップを狙う!
いかがでしたでしょうか?
今回は、健康食品におけるSNSマーケティングの成功事例とおすすめ戦略を解説しました。
健康食品はSNSとの相性が非常に良く、インフルエンサーの起用から、投稿内容・キャンペーンの工夫、UGC生成まで、取ることのできる戦略は多岐に渡ります。
それぞれのSNSの特徴をおさえて自社ブランドのマーケティング活用することができれば、ブランディングや販促に大きな力を発揮できるでしょう。
一方で、SNSマーケティングは戦略立案から分析まで、専門性の高い工程が多くあります。
さらに、フォロワーに対する反応などアカウントの細やかな運営がファン化のポイントとなります。
自社でSNS運営を検討する場合、SNSアカウント運営に時間が割かれてしまったり、試行錯誤の運営で効果が出るまでに時間がかかってしまうおそれがあります。
また、健康食品のSNSマーケティングにおいては、薬機法など注意すべき点がいくつかあります。
そうした障壁を超えて健康食品のSNSマーケティングを成功さえるためにも、まずはプロに相談してみるのはいかがでしょうか?