この記事では観光業界(旅行・ホテル・宿泊施設)の中で、SNSマーケティングに成功している企業事例とおすすめのSNS戦略について解説をしています。
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旅行業界とSNSマーケティング
SNSマーケティングとは、SNSを活用して「認知向上」や「売上アップ」を狙うマーケティング手法を指します。
SNSは年々利用者が増加しており、「認知向上」や「集客効果」まで幅広い目的に対応できるマーケティング手法といえます。
「旅行」企業でもそれは同様で、多くのSNSユーザーがSNSで旅行先や宿泊施設の情報を集めて、旅行プランなどを練っています。
そこで今回は旅行系でSNSを有効活用している成功企業とその成功のポイントについて解説していきます。
【旅行企業】Instagram活用事例
①HIS:統一感のある写真でのアカウント運用
大手旅行代理店の「HIS」は、オリジナルハッシュタグやタグ付け機能を活用して統一感のあるInstagramアカウント運用を行っています。
同アカウントでは、四季折々の情景を映した写真を投稿しています。撮影場所は日本だけでなく海外のものもあり、見たユーザーに「旅行に行ってみたい」と思わせるような内容になっています。
しかし、このクオリティの高いコンテンツを全て自社で賄うことはなかなか骨の折れる作業です。そこで同社では、オリジナルハッシュタグを付けて投稿してくれたユーザーの投稿をリグラム(引用)して投稿しています。
このようにオリジナルハッシュタグを有効活用することで、コンテンツ獲得+ブランディング効果が期待できるのでおすすめです。
①オリジナルハッシュタグで、同時にブランディングとコンテンツ獲得を行う。
②クオリティの高い投稿をリグラムすることで、ユーザーからのフォローを促す。
②WILLER:「読み物」投稿を行うアカウント運用
高速バスの「WILLER」では、お役立ち情報をまとめた「読み物型投稿」でアカウント運用を行っています。
例えば「2月・3月に楽しめる絶景スポット4選」のように、これから体験するユーザーの「タメになる」まとめ情報を発信しています。
この投稿をInstagramで見る
画像+文章の投稿はここ最近増加傾向にあり、実際「内容がわかりやすい」「参考になる」といった声が、見ているユーザーからも寄せられており、その需要の高さが伺えます。
同アカウントのように、「旅行」というInstagramで需要の高いジャンルで、タメになる情報発信を行いつつ、高速バスについてのお役立ち情報も発信することで自社サービスについての情報を認知させることが可能です。
①「読み物型投稿」でユーザーからのエンゲージメントを獲得。
②「タメになる情報」を発信+自社の情報を組み合わせることで、ユーザーに想起をさせることが可能。
【旅行企業】X(旧Twitter)活用事例
①じゃらん:ユーザーニーズに応えるアカウント運用
宿・ホテル予約サイトの「じゃらん」では「#○○の日」にちなんだ読み物投稿を行い、X(旧Twitter)ユーザーから人気を集めています。
下記の投稿では、5月25日の「#世界カワウソの日」にちなんで、コツメカワウソに会えるおすすめスポットをまとめて紹介しています。
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5月25日は #世界カワウソの日 ✨
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ということで #コツメカワウソ に注目❣かわいい姿が見られるだけでなく
生態を知ることのできる展示や
イベントなどが実施されているスポットを
ピックアップしてまとめました??他にも✅?✨https://t.co/bcAwdRXkfE pic.twitter.com/eeIzhCGaUb
— じゃらん〈公式〉 (@jalannet) May 25, 2022
X(旧Twitter)で画像を使用してまとめ投稿を行っている企業アカウントは少ないため、目に留まりやすいという利点もあります。
さらに投稿にリンクを貼れるX(旧Twitter)の特性を活かして、続きを自社サイトに飛ばすという導線確保もしっかりと行っています。
①目に留まりやすいまとめ記事投稿に自社サイトリンクを貼ることで、導線確保に。
【旅行企業】TikTok活用事例
①鳥羽ビュー花真珠:従業員ダンス投稿を行うアカウント運用
@tobaview #鳥羽ビューホテル花真珠#鳥羽 #旅館 #コロナ #普段は真面目に仕事しています ♬ Storeulv 2016 (feat. Moberg) – Bek & Wallin
三重県の老舗旅館「鳥羽ビューホテル花真珠」では、コロナ禍で施設が苦境に立たされる中TikTok公式アカウントを活用したSNSマーケティングで、認知向上+集客で成功をしています。
同施設では、コロナ禍でキャンセルが相次ぐ中で、起死回生の一手として「TikTok」による公式アカウントを開設。当時TikTok内でトレンドだった「Storeulv 2016 (feat. Moberg) – Bek & Wallin」のダンス動画をアップしたところ、きっちりとしたスーツでキレキレのダンスを踊る姿のギャップ性がユーザーの心を掴み、290万回再生(2022年5月時点)を記録、その後もその時々のトレンド曲のダンス動画を制作して投稿をしているそうです。
TikTokの影響は認知向上だけでなく、集客面にも大きな効果をもたらしています。緊急事態宣言解除後「TikTokをきっかけに来た」という来場者が急増、事前に知っているからこそ距離感が縮まりやすく、接客にも磨きがかかったそうです。
結果、予約サイトの接客ポイント獲得に結び付き、TikTokを始めて以降大手予約サイト「じゃらん」で三重県1位、全国でもトップ100位内にランキングインすることができたそうです。
動画主体のTikTokだからこそ、旅館や働く従業員の良さが伝わりやすく「行ってみたい」とユーザーに思ってもらえ集客に成功したと考えられます。
参照元:きっかけはダンス動画、逆風下でも旅行予約サイトの地域No.1人気に
①ギャップを有効活用した動画制作。
②事前にTikTokでユーザーに親近感を湧かせることで、来訪してからの距離感を縮めやすくし、接客の向上に繋がる。
旅行系企業おすすめSNSマーケティング戦略3選
①「読み物投稿」を作成する
現在Instagramを始めSNSは情報収集ツールとしての役割が大きくなっています。言うなれば、今やSNSは「雑誌」や「オウンドメディア」の代替品としてすり替わり「読み物」としてユーザーニーズを満たしているのです。
下記の図のように、同じ「渋谷」についての投稿でも、画像のみの投稿だと「何についての投稿」かが伝わりにくいです。しかし画像+文章がついている投稿であれば一目で「何についての投稿」かが認識できるためユーザーに見てもらいやすいのがメリットです。
見やすさの面だけでなく、画像+文章だと情報性の高さもあるのでユーザーにInstagramなどでは「保存」してもらいやすくなります。
保存してもらえることで、アルゴリズムにおいて優位になりやすい点から、フォロワー外のユーザーにも投稿を閲覧してもらえるメリットがあります。
旅行ジャンルはSNSを活用した情報収集ニーズがあり、読み物投稿との親和性が高いのが特徴です。例えば「ランキング」や「おすすめ何選」などのお役立ち情報を発信しながら、自社についての投稿も踏まえたりと、いやらしさのない自然形でユーザーに認知をさせることが重要です。
②旅行系インフルエンサーを起用する
旅行に特化した情報発信を行うインフルエンサーを起用することで、情報収集を行う自社のターゲットユーザーに効率よくリーチさせることが可能です。
前述したように、旅行ジャンルはSNSを活用した情報収集が行われやすいです。なので旅行に特化したインフルエンサーを起用することで旅行に興味関心を持つインフルエンサーのコアファンに、自社の施設やサービスについて認知をさせることができます。
インフルエンサー選定の際には、旅行に特化しているかどうかや、日頃の投稿のエンゲージメントが高いかどうかに注目をして、吟味して選定を行いましょう。
③一般ユーザーにサービス体験をしてもらいSNSに口コミを投稿してもらう。
実際に施設・サービスを体験してもらい、口コミをSNS上に貯めることで認知向上を図ることが可能です。
多くのユーザーが宿泊予約サイトやSNSの口コミを比較して旅行のプランを計画するため、旅行や施設などは「体験者の声=口コミ」がとても重要視されています。
インフルエンサーを起用するというのもマーケティング戦略の1つですが、インフルエンサーは単価が高いため、大量に起用することが出来ないのがデメリットです。
しかしモニターサイトなら、一般ユーザーを大量起用することが可能+投稿コンテンツは2次利用無期限無料(※モニターサイトによる)という一石二鳥なマーケティング手法のため、安価で効率よく口コミを獲得することができます。
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SNSを活用して、マーケティング戦略を成功させる!
いかがでしたでしょうか?「旅行」ジャンルはユーザーが能動的に情報収集する傾向が高く、SNSやネット上の口コミ件数の多さや評価の高さによって売り上げが左右されます。
口コミ対策が出来るSNSマーケティング手法を活用して、集客や認知向上を成功させましょう。