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【2023最新】文房具企業のSNS活用施策|成功事例4選とおすすめ戦略

この記事では「文房具」業界の中で、SNSマーケティングに成功している企業事例と、 おすすめのSNS戦略について解説をしています。

文房具とSNSマーケティング

私たちの身近にある文房具。学生の頃はノートやシャープペンシル、社会人になりパソコンでの業務がメインになっても手帳やボールペンなど、私たちの生活に欠かすことができない存在といえるでしょう。

筆記用具ひとつとっても、シャープペンシル、ボールペン、万年筆、筆ペンなどさまざまな種類・商品が展開されており、その機能性やデザイン性を考慮すると、購入する際にどの商品を買えばいいのか迷う方も多いのではないでしょうか。

また、SNSの利用者は近年増加の一途を辿っており、ユーザー層も幅広いことからさまざまな商品・サービスのマーケティング戦略で注目を集めています。

幅広い層をターゲットとしている商品・サービスのマーケティングや、拡散力を活かしたキャンペーンの実施において、SNSを活用することは高い費用対効果が期待できます。

文房具のように「日常的に身近である」・「幅広い層をターゲットとしている」・「競合品が多い」といった商品のマーケティング戦略には、「実際の使用感をイメージしやすい」・「多くのユーザーの目に触れる可能性が高い」・「魅力的なアカウント運営によってファンの獲得が見込める」といった特徴があるSNSマーケティングが適しているといえるでしょう。

【文房具】Instagram活用事例

Instagramの最大の特徴は、画像や動画などの視覚効果に特化したSNSであることです。

デザイン性の高い商品の写真や、商品の活用方法を動画として投稿することができるため、フォトジェニックな商品やちょっとしたコツで活用の幅が広がる商品の紹介に適したSNS媒体といえます。

ここでは、Instagramを活用したSNSマーケティング事例を2つご紹介します。

ぺんてる|企業公式アカウント運用【Instagram】

ぺんてる株式会社は、1946年創立の大手文具メーカーです。サインペン、筆ペン、ボールペンなどの筆記用具を主力商品として取り扱っていますが、近年はタッチパネルや液晶パネルといったハイテク分野にも進出しています。

ぺんてる株式会社の公式Instagramアカウントが、「pentel_official」です。

出展元:https://www.instagram.com/pentel_official/

ぺんてる企業公式アカウントの主な投稿内容は、自社商品の紹介や文房具に関連した雑学の紹介などです。

全体的に統一感のある洗礼された投稿となっており、ユーザーを惹きつけています。

出展元:https://www.instagram.com/p/Cg3s8obPuCQ/?utm_source=ig_web_copy_link

上記の投稿は、ぺんてるのロングセラーの学童用水彩絵の具・エフ水彩に関する投稿です。

この投稿では、12色セットに入っている「ビリジアン」という色がなぜセット内容に含まれているのか、「みどり」と「ビリジアン」は違う色なのか…といった豆知識を紹介しています。

この投稿は、誰もが幼い頃から知っているなじみ深い商品に関する投稿ということもあり、2023年10月時点で2,900以上のいいねが付いています。

また、ユーザーからは「なるほど。知らなかった!」や「勉強になります」などのコメントが寄せられており、ユーザーからのエンゲージメントを獲得することに成功した例といえるでしょう。

コクヨ|口コミマーケティング【Instagram】

クチコミマーケティングとは、一般消費者のリアルなクチコミを集めることで、商品の注目度アップを目指していくマーケティング手法のことです。

ここではクチコミマーケティングの事例として、スマホとの接続機能を搭載した子供用文具、「しゅくだいやる気ペン」の事例をご紹介します。

 
 
 
 
 
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びす子⌇小学生ママの暮らしを豊かに(@bisucoco1)がシェアした投稿

「しゅくだいやる気ペン」は、口コミプロモーションサービス「トラミー」を活用し「商品をお試し+SNS投稿」を行うことで、ターゲットとなる子供が商品を使用しているシーンのコンテンツ獲得を図りました。

結果、商品認知拡大に繋がり、2次利用を活用した動画を制作し、さらなる認知拡大を図ることができました。

動画制作:日本情報流通株式会社

口コミプロモーションは、一般ユーザーによって行われるため、インフルエンサーよりも自然な形で情報発信が行われるのが特徴です。

他にもInstagram上で自社商材の投稿の大量生成が可能なことから、ハッシュタグ件数の増加や、幅広いユーザーへのリーチを実現することが出来ます。

口コミプロモーションサービス「トラミー」では、上記のメリットだけでなく投稿の2次利用無期限無料なことから、自社HPへ「お客様の声」としての掲載や、自社SNSアカウントのリポスト、広告クリエイティブに活用など、他マーケティング戦略にも大いに役立ちます。

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【文房具】X(旧Twitter)活用事例

X(旧Twitter)は、短文のメッセージによる投稿を特徴とするSNS媒体です。

X(旧Twitter)は匿名性が高く、商品・サービスに対する本音が書きこまれる投稿も多いとされています。そのため、情報発信のみではなく、ユーザー(消費者)からの意見を募ることにも適したSNSです。

また、”いいね”、”RT”、”引用RT”といったアクションをすることで、ユーザーのフォロワーのタイムラインにも投稿を流すことができるため、拡散力の高さも特徴とされています。

そうした拡散力を活かしたキャンペーン施策は、商品・サービス・企業アカウントの周知に非常に有益といえるでしょう。

ここでは、X(旧Twitter)を活用したSNSマーケティング事例を1つご紹介します。

キングジム|企業公式アカウント運用【X(旧Twitter)】

株式会社キングジムは、オフィス・家庭用文具を企画・製造販売する企業です。主力商品は、テプラ・ファイル用品であり、事務ファイルや厚型ファイルで圧倒的なシェアを誇っています。

株式会社キングジムの公式X(旧Twitter)アカウントが「キングジム@kingjim」です。

出展元:https://twitter.com/kingjim

キングジムの企業公式アカウントの主な投稿内容は、商品のPRや自社商品に関する投稿のRTなどです。

RTやユーザーからのコメントに対する返信などを丁寧に行っており、フォロワーとの双方間のコミュニケーションを可能としています。

出展元:https://twitter.com/kingjim/status/1569569044965265409

上記は、キングジムの企業公式アカウントの投稿の一例です。

この投稿には、時間内に間に合わなかったコメントも含めて100件近いコメントが寄せられ、キングジム企業公式アカウントとフォロワーの親密度が伺えます。

コメント内容は、自社製品に関する内容から、「今日のおやつは何ですか?」「〇〇を使ったオススメのレシピはありますか?」などの文具とは関係のないコメントも見られます。

このように、キングジムの企業公式アカウントはフォロワーとのラフなコミュニケーションをすることで、企業のファン育成に成功している例といえるでしょう。

【文房具】YouTube活用事例

YouTubeは動画投稿型のSNS媒体の代表であり、多くのユーザーから絶大な人気を誇っています。

YouTubeは若い世代ばかり利用しているイメージをもっている方もいるかと思いますが、NTTドコモ モバイル社会研究所の調査によると、10代から30代の男女ともに約7~8割がYouTubeを視聴しており、シニア世代では男性60~70代で5割以上、女性60~70代で約5割がYouTubeを視聴していると報告されています(2022年1月現在)。

また、商品の購入を検討したり、日常生活における悩みを解決する商品を探したりする時に、YouTubeで情報を集める人も多くいるため、YouTubeは企業のマーケティングにおいて外せない媒体となっています。

ここでは、YouTubeを活用したSNSマーケティング事例を1つご紹介します。

三菱鉛筆公式チャンネル|企業公式アカウント運用【YouTube】

三菱鉛筆株式会社は、鉛筆・色鉛筆・シャープペンシルなどを主商品とする文具メーカーです。1958年に発売された高級鉛筆「uni(ユニ)」は、日本における高級鉛筆の先駆けとして知られています。

三菱鉛筆株式会社の企業公式YouTubeアカウントが「三菱鉛筆公式チャンネル」です。

出展元:https://www.youtube.com/@user-gr7bo2ll9x

三菱鉛筆の企業公式アカウントの主な投稿内容は、自社商品のPRや活用方法の紹介などです。

上記は、ドン・キホーテの代名詞「POP」を、三菱鉛筆の看板商品の1つポスカで書く工程の動画です。

ドン・キホーテとのコラボレーション動画であり、ポスカを使ったPOPが書かれていく過程はテンポが良くユーザーの目を惹きつけます。

5分程度の動画のため、飽きることなく視聴することができ、ポスカを活用したさまざまな字体・イラストが書かれていることからも「こんな使い方もできるのか」「こういう字体でメッセージを書いてみたい」というユーザーの気持ちを惹起することにも成功しています。

文房具のおすすめSNSマーケティング戦略3選

①インフルエンサー選定はエンゲージメントに着目する。

文房具のSNSマーケティングにおいて、インフルエンサーを起用したマーケティング戦略の相性は良いと考えられます。

それは、彼らが得意とするいわゆる”映える”写真や動画を投稿・拡散してもらうことで、企業の宣伝という色を前面に押し出さなくても、認知度や購入者数の向上が期待できるからです。

起用するインフルエンサーを選ぶ際は、フォロワー数やインフルエンサーのイメージに意識がいきがちです。しかし、インフルエンサーにPRを依頼する目的は、”情報の周知・拡散”であることを忘れてはいけません。

投稿される内容をもとに購買行動を促進するには、インフルエンサーの投稿に対するエンゲージメントの確認が非常に重要になります。

SNSにおけるエンゲージメントとは、”いいね”・”RT”・”コメント”などユーザーからのリアクションを指します。本来、エンゲージメント(engagement)は直訳すると「約束・契約」を意味しますが、マーケティングにおいては「企業と消費者のつながり」を意味します。

SNSの投稿に対して、どれだけユーザーのリアクションを促せたかが情報拡散のポイントです。インフルエンサーを選ぶ際には、必ずエンゲージメントを事前に確認し、エンゲージメント率がより高いインフルエンサーを選ぶようにしましょう。

注意点として、SNSによってエンゲージメントとして計測されるリアクションは異なります。ここでは活用事例で挙げたInstagram、X(旧Twitter)、YouTubeのエンゲージメントをご紹介します。エンゲージメントの種類も踏まえてインフルエンサーを選定、依頼することを意識しましょう。

②TikTokの活用がおすすめ。

文房具のSNSマーケティングには、TikTokの活用がおすすめです。

YouTube活用事例でも紹介したように、文房具のPRには活用方法の紹介が有効です。

TikTokはショート動画を主としたSNS媒体のため、テンポ良く動画を視聴することが可能です。また、現時点でTikTokを活用している文房具メーカーは、他のSNSと比較して少ない状況であることもTikTokをオススメする要因のひとつです。

早期にTikTokの活用を始めることで、ブルーオーシャン状態(競争相手が比較的すくない状況)を活かした戦略を立てることが可能といえるでしょう。

③実際に商品を体験してもらい、UGCを大量生成する。

文房具の購買行動を促進するためには、一般ユーザーからの口コミも重要といえます。

一般ユーザーの口コミは、企業によるフィルターを通さない「信頼のおける情報」として好まれる傾向があり、株式会社アイズの調査によると、購入前に口コミを確認する人は95%にも上るとされています。

口コミプロモーションサービス「トラミー」では、広告主様の商品やサービスを体験した感想を、会員が普段から使用しているSNSアカウントに投稿することでUGCの大量生成を可能としています。

トラミーでは、「リードを獲得したい」「SNSに大量に口コミを生成したい」といった文具メーカーの要望にも応えられる『購入レビュー』というサービスも提供しています。

購入レビューでは、トラミー会員にECサイトや実店舗で商品を購入してもらい、その体験レビュー(感想)を、指定のSNSやブログ投稿をさせ、認知拡散・リード獲得UGC生成が可能なサービスです。

購入レビューを活用することで、会員によって大量のUGCを生成できる・会員のフォロワーへの認知拡大が見込めるだけでなく、SNS検索でヒットする可能性を上げる・ECサイト内のレビューや店舗購入数の増加支援・事前/事後アンケートの取得が可能であるなど、多くのメリットが挙げられます。

口コミプロモーションサービス「トラミー」とは?概要やプランについて解説!SNSマーケティング,おすすめ,口コミマーケティングこの記事ではおすすめの口コミプロモーションサービス「トラミー」について、サービス内容や事例について詳しく解説を行っています。...2024-03-07 16:24:43

SNSを有効活用して、他社との差別化を図る!

いかがでしたでしょうか?今回は、文房具におけるSNSマーケティングの成功事例とおすすめ戦略を解説しました。文房具はSNSとの相性が非常に良く、インフルエンサーの起用から、投稿方法の工夫、魅力的なアカウント運営、UGC生産まで、取ることのできる戦略や施策は多岐に渡ります。

それぞれのSNSの特徴をおさえて自社ブランドのマーケティング活用することができれば、ブランディングや販促に大きな力を発揮することができるでしょう。

一方で、SNSマーケティングは戦略立案~分析まで、専門性の高い工程が多くあります。

さらに、フォロワーからのコメント返信や自社商品に関連する投稿へのリアクションといった細やかなアカウント運営がファンを獲得するためのポイントとなります。

自社内でSNS運営を検討する場合は、SNSアカウント運営に時間が割かれてしまったり、試行錯誤の運営で効果が出るまでに時間がかかってしまうおそれがあります。

そうした障壁を超えて文房具のSNSマーケティングを成功さえるためにも、まずはプロに相談してみてはいかがでしょうか?

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投稿者プロフィール

niwayama
niwayamaSNSマーケティング(インフルエンサー・SNS広告・口コミプロモーションサービストラミー)の、自社サービス「トラミー」の記事審査担当。主に薬機法に関する記事の審査を担当。