この記事では、YouTubeマーケティング、手法別のメリットデメリット、最新の成功ポイントについて詳しく解説を行っています。
YouTubeマーケティングとは?
YouTubeマーケティングとは、その名の通りYouTubeを活用したマーケティング手法です。YouTubeは、利用者の年齢・性別を問わずに多くのユーザーに利用されているサービスです。
そのため、YouTubeマーケティングは現代社会において幅広いターゲットに向けて商品・サービスをアピールをするために有効な手法といえるでしょう。
YouTubeの特徴
YouTube は、Google社が運営する世界最大の動画共有サービスです。動画は、原則無料で投稿・視聴することができ、インターネットにつながっている端末を持っていれば、誰でも・いつでも動画を視聴することが可能です。
YouTubeの特徴として、まず挙げられるのは「利用者の多さ」と「幅広いユーザー層」です。
YouTubeは、世界中で23億人以上に利用されているサービスであり、日本だけでも6,900万人ものユーザーがいます。そのような圧倒的なユーザー数を有している状況下でも、ユーザーは年々増加傾向にあります。
さらに、「通信環境の充実化」、「コロナ禍におけるインターネット使用時間の増加」、「芸能人の参戦」、「YouTuberのタレント化」などの要因が加わり、YouTube市場はますます盛り上がりをみせると予想されています。
YouTubeのユーザーデータ
日本の令和2年の調査によると、YouTubeの利用率は、10代で96.5%、20代で90%、30代で85.4%、40代で81.3%、50代で75.2%と幅広い年齢で高い利用率を誇り、ユーザーの男女差もほとんどありません。
また、日本では2017年から「YouTube Kids」という子ども向けアプリも展開されているため、13歳未満の子どもも安全にYouTubeを楽しむことができます。小学生以下の子どもを対象とした調査では、90%以上の子ども達がYouTubeを視聴しているという報告もあります。
下表は、日本の令和2年の調査における主なソーシャルメディア系サービス/アプリ等の利用率(書き込む・投稿する)です。
YouTubeは、全体利用率が85.2%に対して投稿率はわずか0.8%でした。つまり、ごく一部のユーザーが動画を投稿し、その動画を多くのユーザーが視聴しているという傾向にあります。
YouTubeマーケティングのメリット
YouTubeマーケティングのメリットは、「幅広い年代性別で使われている」、「ユーザーの商材理解度を深めることができる」、「SEO効果も期待できる」、「自社ファンの獲得」、「良質なコンテンツ獲得」です。
① 幅広い年代性別で使われている。
前述のとおり、YouTubeは年齢・性別を問わず広く利用されているサービスです。
そのため、YouTubeマーケティングは、様々な年齢・性別のユーザーに向けた商品・サービスのPRに有効といえるでしょう。
②ユーザーの商材理解度を深めることができる。
YouTubeマーケティングは、コスメや家電、新発売や季節限定の食品、美容サロンやテーマパークのPRなど、幅広いカテゴリの商品・サービスに対して有効とされています。
YouTubeでは、投稿者が実際に商品を使用したり、サービスを受けている映像に合わせて、その商品・サービスの解説を行うため、視覚と聴覚の両方から商材理解度を深めることができます。その結果、ユーザーに商品・サービスの購入や利用をより具体的にイメージさせることができるのです。
③SEO効果も期待できる。
YouTubeマーケティングには、動画を検索上位に表示させる(SEO: Search Engine Optimization)施策が有効です。
キーワードとの関連性が高く、再生数・再生継続時間・再生維持率などで高い評価を得られた場合、Googleから「価値のあるコンテンツ」と認められ、検索結果で上位に表示されるようになります。
また、アクセス解析によってユーザーの動向を分析できるため、ユーザーの心情やニーズを知り、動画タイトルやキーワードを改善していくことで、より高いSEO効果が期待できるでしょう。
④自社のファン獲得が可能
テレビや新聞などのマスメディアに広告を掲載した場合、受取り手は自分の興味・関心のある広告を選んで受け取ることができません。
一方YouTubeでは、ユーザー自身が興味・関心のある「YouTubeチャンネル」をチャンネル登録することによって、そのチャンネルの更新情報を優先的にチェックしたり、そのチャンネルにクイックアクセスすることが可能となります。
そのため、企業は自社の商品・サービスに興味・関心の強いユーザー(=ファン)を獲得しながら効果的にPR活動がすることができるのです。
また、YouTubeでは、検索履歴・再生履歴・登録チャンネルを参考に、各ユーザーに「おすすめの動画」が紹介されます。そうした経路から、そのカテゴリに興味・関心のあるユーザーにアプローチすることが可能です。
⑤良質なコンテンツ獲得が可能。
YouTubeマーケティング手法の1つに「YouTuberの起用」があります。これは企業の商品やサービスのPR動画をYouTuberに作成してもらい、それをYouTuberのアカウントで投稿させることで認知拡散を図る手法です。
YouTuberの大きな魅力なのが、ユーザーを惹きつける動画制作センスです。そのため、PR動画を作ってもらう事で、認知施策プラスで自社商品又はサービスの魅力が伝わる「良質な動画コンテンツの確保」が可能です。
しかし、動画コンテンツの2次利用はYouTuberの許諾が必要です。ほとんどの場合2次利用料金が別途発生するため、注意しましょう。
YouTubeマーケティングの手法種類
①YouTube広告
YouTubeをはじめとした動画広告市場は、ここ数年で急速な成長がみられ、さらに今後も発展していくと予想されています。
サイバーエージェントの「2021年国内動画広告の市場調査」によると、2021年の動画広告市場は、昨年対比142%の4,205億円に達する見通しであり、2022年には5,497億円、2025年には10,465億円に達すると予測されています。
では、YouTube広告の種類とそれぞれの特徴についてみていきましょう。
TrueViewインストリーム広告
YouTubeで動画を視聴しているときに動画の最初や最後、または動画の途中で流れる広告が「TrueViewインストリーム広告」です。
TrueViewインストリーム広告は、YouTube広告で最も利用頻度が高い広告とされています。
TrueViewインストリーム広告は、広告が再生されるタイミングで呼び方が変わり、動画が始まる前に流れる広告、動画本編の途中で流れる広告、動画本編が終わった後で流れる広告を、それぞれ「プレロール」、「ミッドロール」、「ポストロール」と呼びます。
広告が流れるタイミングによって、動画完了率は以下のように変わります。
また、TrueViewインストリーム広告には、「スキッパブル広告」というにスキップ可能な広告と、「ノンスキッパブル広告」という強制視聴型の広告の2種類があります。
スキッパブル広告
広告開始から5秒が経過すると、広告をスキップするというオプションが選択できる動画広告です。
特徴:広告開始から5秒間はスキップすることができないため、最初の5秒間でユーザーを惹きつけることができると有効な手法といえます。
ノンスキッパブル広告
YouTube動画の再生前・再生中・再生後に流れる、スキップすることができない15 秒以下の動画広告です。
特徴:広告を最後まで見る必要があるため、メッセージの全体を伝えることができます。一方で、強制的に広告が最後まで流れるため、ユーザーによってはネガティブな印象を与えてしまうかもしれません。
TrueViewディスカバリー広告
再生しているYouTube動画の右側の、関連動画などが表示される場所に出てくる広告が「TrueViewディスカバリー広告」です。
TrueView ディスカバリー広告は、ユーザーが広告をクリックすることで再生されるという、ユーザーの能動的なアクションが必要な広告です。そのため、ネガティブの印象を与えずに、興味・関心のあるユーザーに対して効果的にPRすることができるとされています。
バンパー広告
YouTube動画の再生前・再生中・再生後に流れる6秒間のスキップ出来ない広告を「バンパー広告」と言います。
広告全体の長さが6秒という短さのためユーザーからネガティブな印象を持たれにくく、広告をスキップ出来ないため最後まで広告を見てもらえるという、広告主とユーザーの双方にメリットのある広告と言えます。
アウトストリーム広告
YouTube内ではなく、ウェブサイトやアプリの広告枠・バナー枠・SNSのPR投稿(SNS広告)などのGoogleパートナーサイトで配信されるモバイル専用の動画広告を「アウトストリーム広告」と言います。
YouTubeを利用しないユーザーにもアプローチすることができるため、広範囲に向けた訴求・認知度向上に役立つとされています。
マストヘッド広告
YouTubeホーム画面の最上部に掲載される動画広告を「マストヘッド広告」と言います。
他の広告と異なり細やかなターゲティングはできませんが、YouTubeの最も目立つ場所に広告が表示されるため、YouTubeの特徴である「利用者の多さ」と「幅広いユーザー層」を最大限に利用できる広告と言えるでしょう。
オーバーレイ広告
YouTube動画を再生した10秒後、再生画面の下部に重なるように表示されるバナー広告を「オーバーレイ広告」と言います。
動画内に表示される広告のため、ユーザーの目に入りやすく認知拡大に有効な広告と言えるでしょう。また、バナーの表示時間に関わらずバナーを閉じることができるところも、ユーザーからネガティブな印象を受けにくいポイントと言えます。
YouTuberの起用
近年YouTuberのタレント化が進んでおり、多くのチャンネル登録者数(=ファン)を有するYouTuberも多数います。
人気YouTuberに商品・サービスを紹介する動画を投稿してもらうことにより、その広告に興味・関心のあるユーザーだけではなく、起用したYouTuberのファンにも商品・サービスを知っていただく機会を作ることができるのです。
特に自社の商品・サービスと関連する情報を普段から配信しているYouTuberを起用することで、企業の考えるターゲット層と視聴者を一致させることができ、より効果的にアプローチすることが可能と言えるでしょう。
企業公式YouTubeチャンネル運用
企業が公式YouTubeチャンネルを開設・運営することも1つの手です。
YouTubeチャンネルは、いわば企業のウェブサイトのような立ち位置のため、自社のプロモーションやブランディングに適しています。
商品・サービスに関連する情報のみではなく、ユーザーが楽しめるコンテンツを配信することによって、企業に興味を持ってもらったり、企業自体のファンを獲得することが期待できます。
【手法別】YouTubeマーケティングメリット・デメリット
① YouTube広告
メリット:チャンネル登録が無くても動画を認知してもらえる
チャンネル登録者数が少ない、または企業公式You Tubeチャンネルを持っていなくても、動画を認知してもらえることができます。
また、YouTube広告は、複数の種類を選べるため、戦略をきちんと練ることでターゲットに向けて効果的なアプローチが可能と言えます。
デメリット:広告制作と入札でコストがかかる
広告形態や動画のクオリティにもよりますが、YouTube広告には広告制作と入札にコストがかかります。
事前に目安となる予算を決めておけば、それに合わせて著作権フリーの音楽を使用したり、スライドショータイプの広告にするなど、コストを抑える工夫も可能です。
②YouTuberの起用
メリット:YouTuberのコアファンに認知してもらえる
企業の商品・サービスに対して興味・関心のないユーザーでも、起用したYouTuberを目的に動画を再生してもらえることが期待できます。
人気YouTuberのHIKAKINなどが所属するマネージメント事務所UUUM株式会社が2018年に12~39歳の男女1,140人に対して行った「YouTuberタイアップ動画視聴における態度変容調査」では、タイアップ動画の効果によって購買意欲が最大49.1%、認知度が65.7%増加したという結果が報告されました。
このように、企業やブランドはYouTuberとタイアップを行うことによって新たな消費者層へ認知をしてもらえることが可能です。
デメリット:炎上の可能性がある
YouTuberが炎上した場合、炎上した動画が企業・ブランドとのタイアップ動画でなくても、企業・ブランドイメージが下がってしまうおそれがあります。
また、企業・ブランドイメージとかけ離れたYouTuberを起用してしまった場合は、その動画自体が炎上してしまうこともあるかもしれません。
③企業公式YouTubeチャンネル運用
メリット:企業のファンを育成出来る
定期的な動画投稿・コメントへの反応・ライブ配信など、YouTubeの機能をうまく活用するとユーザーが企業に対して親近感を持ってくれるかもしれません。
親近感を持ってもらえたら「動画の視聴者」から「企業のファン」になり、他のSNSの公式アカウント・ウェブサイトへの誘導、ユーザーのアカウントを介した拡散が見込めるでしょう。
その他にも、キャンペーンや新商品情報を配信すると、キャンペーンへの参加や商品の購入を検討してもらうことができるといったメリットも挙げられます。
デメリット:リソースが必要
YouTube公式チャンネルを成功させるためには、目標設定やそれに合わせたターゲティング、コンテンツ作成、SEO対策、分析、改善といった多くの作業が必要になります。また、ファンを獲得・育成するためには、動画を継続的に投稿することも大切です。
社内で運用しようとすると、専門的な知識を有したリソースの確保が難しかったり、チャンネル運用に時間をかかってしまって本業に支障が出てしまう可能性があります。
YouTubeマーケティングを成功させるポイント
①ペルソナの設定を行う
ペルソナとは、ターゲット層からさらに深堀を行った「人物像」のことを指します。
ペルソナを設定することで、ユーザーニーズをうまく汲み取り、効果的なアプローチをしたり、施策に統一感を出すことができます。
②チャンネルテーマを決定する
例えば、「料理」と一概に言っても、新商品や期間限定商品のレビュー動画、大食いチャレンジや激辛チャレンジ、レシピ紹介動画(簡単な料理、凝った料理、節約料理、パン、お菓子など)というように、あらゆる動画が投稿されています。
そのため、同じ「料理」というキーワードで検索したとしても、求めていた動画と全く違う動画が出てきてしまうといったことも起こりうるのです。
ここで大切なのが「このチャンネルではどんな動画を配信していくか」という明確な供給の提示です。
テーマを明確化することで、「似たキーワードに埋もれて動画を見てもらえない」という状況を防ぎ、マーケティング効果を高めることが期待できるのです。
①チャンネルの目的の明確化
何を、誰に向けて発信していくかを明確化します。
②競合チャンネルの調査・分析
動画の長さ、キーワード、ハッシュタグ、再生数などの情報を調査・分析 します。どこで差別化を図るかを検討します。
③チャンネルのトンマナを検討
トンマナ(トーン&マナー)とは、コンテンツのデザインに一貫性を持たせるルールです。同じチャンネル内に投稿する場合、一貫性のある動画デザインが好感を持たれるとされています。
④テーマの決定
「需要があって供給が少ないジャンル」いわゆるブルーオーシャンが狙い目です。既に同じジャンルのチャンネルが多くある場合は、競合チャンネルとの差別化がしっかりとできているか、その違いをどのようにアピールするかを再確認します。
③サムネイルにこだわる
YouTubeのホーム画面・関連動画・検索結果画面で表示される、動画のイメージ画像を「サムネイル」と言います。
動画を視聴するユーザーは、タイトルとサムネイルから動画の内容を予測するため、動画の内容と合った内容、かつ動画のターゲットに響くようなデザインで作成する必要があります。
④YouTubeアナリティクスで動画の分析を行う
Googleが提供している無料の分析ツールを、「YouTubeアナリティクス」と言います。
YouTubeアナリティクスでは、視聴回数・クリック率・視聴者分布・ユーザー層・総再生数・視聴者維持率など、多くの項目を確認することができます。
YouTubeアナリティクスで得られた情報をもとに、より高いパフォーマンスを得られるように、改善案の検討・施策を継続していくことが大切です。
⑤説明文の最適化を行う
説明文とは、YouTube動画の概要欄に記載する文章を指します。
説明文を書くときは、以下ポイントに気を付けると良いでしょう。
- 動画内容は明確化か
長文である必要はありません。動画の内容が理解してもらえるような文章を心
掛けましょう - SEO効果が望めるか
「適切なキーワードを入れる」、「重要なキーワードを最初に入れる」、「動画と関係のないキーワードは使わない」を意識しましょう。 - ユーザーに対して親切か
動画内で別の動画に触れている場合はその動画のリンクを貼ることを検討しましょう。
また、動画の再生時間が長い場合や、1つの動画の中でいくつかの話題に触れている場合は、チャプターの設定といった機能を活用しましょう。
⑥YouTube shorts(ショート動画)を活用する
YouTube shortsとは、スマートフォンと「YouTubeショートカメラ」というアプリを使用することで簡単に作成できる、最大60秒の動画です。
スマートフォンの画面サイズで表示されることや、スクロールすることで次の動画に切り替わることから、スマートフォンでの視聴環境に適しているとされています。
通常の動画だと、チャンネル登録者数が少ないと投稿した動画が埋もれてしまう可能性が高いですが、YouTube shortsの場合は、チャンネル登録者数や再生回数に関わらず、多くのユーザーに動画を認識してもらう機会があります。
そのため、チャンネル登録者数が少ないチャンネルでも、ユーザーの興味・関心にマッチした場合は、再生回数やチャンネル登録者数の増加につながることが望めるのです。
YouTubeマーケティング事例3選
YouTube動画:VOICE PROJECT
出典元:投票はあなたの声2021 秋元才加 安藤玉恵 石橋静河 小栗旬 コムアイ 菅田将暉 Taka 滝藤賢一 仲野太賀 二階堂ふみ 橋本環奈 前野朋哉 ローラ 渡辺謙|VOICE PROJECT
「VOICE PROJECT」は、日本の投票率を上げるために著名人を起用し、それぞの投票への想いや大切さを語りながら、国民への投票を促しを目的としてつくられたYouTube動画です。
この動画は、YouTubeを活用してマーケティング目的を達成に導いたキャンペーンを表彰する広告賞「YouTube Works Awards2022」 (主催:Google)において、グランプリを受賞しました。
年々、日本の政治離れが懸念される中で、大きな影響力を持つ著名人を起用し政治に関するメッセージを発信することで、ユーザーの興味を惹きつけています。
YouTubeという開かれた媒体で、著名人の存在を身近に感じさせることで、同時に選挙のハードルを低くしただけでなく、当事者意識を持たせることに成功しています。
広告主がいない特殊な広告ではありますが、YouTubeが持つ親しみやすさと、今後の広告のあり方を変える可能性が感じられる事例と言えるでしょう。
YouTubePR動画:HIKAKIN
出典元:雪見だいふくをパンにのせて焼くとマジうますぎ…|HIKAKIN
「HIKAKIN」は、「HikakinTV」のチャンネル主であり、チャンネル登録者数1,180万人(国内第7位)を誇る日本のトップYouTuberの1人です。
バラエティー動画や商品紹介、音楽やゲームの実況動画など様々なジャンルの動画を投稿しています。
HIKAKINと『株式会社ロッテ』がタイアップした次の動画では、誰でも簡単にできるレシピをショート動画で紹介し、実際に試食することで、ユーザーの「自分も作ってみたい!」「食べてみたい!」という気持ちを掻き立てています。
その他にも、『株式会社サンリオ』や『ユニバーサル・スタジオ・ジャパン』とタイアップした動画では、実際にアトラクションを楽しむ様子を動画にすることで、ユーザーの行きたい欲を膨らませてくれます。
YouTube企業アカウント:BEAMSテレビ
出典元:「菅野 梓:【Ray BEAMSスタッフのマストオブマスト♡】」|BEAMSTV
アパレル企業の「BEAMS」では、実際に店舗で働く販売員が発信する公式YouTubeチャンネル「BEAMSテレビ」が功を奏し、売上を伸ばしています。
BEAMSは元々、同社商品の発信を個人アカウントを用いて、販売員それぞれが「スタッフ投稿」を行い、それをきっかけとした、ECや店舗への集客を行うというオムニチャネル戦略を取っていたそうです。
その後「スタッフ投稿」で実績を持つ選ばれた販売員で「オムニスタイルコンサルタント」が発足され、通常の店舗での販売プラスSNS運用やYouTube動画の企画・制作を担当。
アパレルのプロだからこそのマニアックなネタやコーディネートに関するポイントなどが受け、服好きのユーザーを中心に人気を集めています。
現在ではBEAMSテレビはチャンネル登録数4.35万人(2023年10月現在)と、人気の公式チャンネルとなっています。
YouTubeマーケティングを活用してブランディング効果を狙う!
いかがでしたでしょうか?YouTubeは利用者の年齢・性別を問わずに多くのユーザーに利用されており、動画共有サービスの中ではダントツの影響力を持っていると言えます。
YouTubeマーケティング成功の戦略をしっかりと組み立て、ブランディングを成功させましょう。