SNSマーケティングのノウハウを学ぶなら「マーケブック」

article

※内容調整必要※X(旧Twitter)広告とは?費用、メリット、配信メニュー、出稿方法、成功事例を解説

⇒X(旧Twitter)広告認定代理店へのX(旧Twitter)広告出稿のご相談はこちら

X(旧Twitter)(エックス)とは?

X(旧Twitter)とは、140字以内の文章と画像・動画を投稿できる、世界中で利用されているSNS(ソーシャルネットワーキングサービスです。

X(旧Twitter)の特徴

X(旧Twitter)の特徴は「拡散性」と「時事性」です。

X(旧Twitter)には「リツイート」と呼ばれる機能が付いており、ユーザーがリツイートボタンを押すことで、フォロワーのタイムラインにリツイートした投稿が表示されます。話題性や共感性の高い投稿は拡散されることが多く、認知向上に関していうとX(旧Twitter)はとても親和性が高いと言えるでしょう。

次に「時事性」についてです。X(旧Twitter)はスピード感があるSNSのため、情報の伝達も早いです。

出典元:Yahoo!ニュース

上記のように、ニュースメディアが投稿した最新情報がユーザーのタイムラインに表示されることで、リツイートが発生し、さらに情報が伝達していきます。

そのため最近では若者を中心に「テレビニュースよりも、X(旧Twitter)で時事ネタを収集する」というユーザーが増えてきています。

X(旧Twitter)ユーザー属性

X(旧Twitter)のユーザー属性データについては以下の通りです。

参照元:Twitter(ツイッター)マーケティングの特徴・手法・ポイントを5分で解説!【2022年度版】

X(旧Twitter)は、他のSNSと比較しても性別・年代共にバランスが良いSNSと言えるでしょう。バランスが良い=多くの属性のユーザーがいることになるため、ターゲティングがしやすいというメリットに繋がります。

https://trami.jp/markebook/twittermarketing/

X(旧Twitter)広告とは?

X(旧Twitter)広告とは、X(旧Twitter)のタイムラインやトレンドなどに広告を出稿することを指します。幅広いメニューがあるため、目的や予算に合わせてのプランニングが可能です。

詳しいメニュー内容については、次項で解説していきます。

X(旧Twitter)広告配信メニューについて

テイクオーバー(予約型商品)

テイクオーバーは、X(旧Twitter)r上でユーザーの目に付きやすいところ=広告枠の一等地に、広告出稿をすることで、高い効果を狙うX(旧Twitter)広告配信メニューです。

タイムラインテイクオーバー(旧:ファーストビュー)

タイムラインテイクオーバーとは、その日に始めてX(旧Twitter)にアクセスした全アクティブユーザーのタイムラインに優先的に最初に表示される動画広告です。その後も1日を通じてインプレッション獲得ができるため、リーチの最大化に繋がります。

タイムラインテイクオーバーは1日1社限定且つ24時間限定掲載の広告メニューとなり、1日で3,000万インプレッション程のリーチ獲得が見込めます。

新商品の発売や、映画の公開など、イベントがある特定の日にブランドの露出を動画で最大限高めたい場合、おすすめな広告メニューです。

出稿金額は通常日の場合、約1,500万円、プレミアムデーの場合約1,800万円となっています。(※2022年7月~9月)

トレンドテイクオーバー(旧:プロモトレンド)

トレンドテイクオーバーとは、X(旧Twitter)のトレンド上にあらかじめ設定したハッシュタグを表示させる事ができるメニューです。X(旧Twitter)ユーザーが現在起きている事象や、話題を確認するのに利用するX(旧Twitter)の[話題を検索]タブのトレンド上部に表示されるので、ユーザーの注目を集め、話題化を狙うことが可能です。

トレンドテイクオーバーも、タイムラインテイクオーバー同様、1日1社限定の独占枠になります。元々X(旧Twitter)トレンド枠の1日のリーチ規模は1億~1.2億インプレッションとなっており、そこに1日広告出稿をすることで、かなり大きなリーチ効果が期待できます。それだけでなく、設定したハッシュタグがきっかけで、UGC(ツイート)の醸造も期待できます。

タイムラインテイクオーバー同様、新商品の発売やイベントの宣伝、また「フォロー&リツイートキャンペーン」や「ハッシュタグキャンペーン」などの盛り上げとしても、トレンドテイクオーバーは有効的な広告手段と言えるでしょう。

出稿金額は通常日の場合、約1,400万円、プレミアムデーの場合約1,700万円です。(※2022年7月~9月)

トレンドテイクオーバープラス(旧:プロモトレンドスポットライト)

出典元:AmexJP公式Twitter

トレンドテイクオーバープラスとは、X(旧Twitter)の[話題を検索]タブの最上部の画面幅一杯を利用できる広告メニューです。通常のトレンドテイクオーバーよりも強い点としては、動画やGIFを使用することができるため、視覚訴求が可能となり、ユーザーの没入感に繋がります。

トレンドテイクオーバープラスも、他の2つのテイクオーバープラン同様、1日1社限定配信です。効果としては、トレンドテイクオーバープラスは、通常のトレンドテイクオーバーよりも3倍もクリック率が高く、認知効果だけでなく、コンバージョン効果も高いことが分かります。

他の2つのテイクオーバープラン同様の目的だけでなく「最大限目立ちたい」「動画を活かした視覚訴求を行いたい」という場合におすすめな広告メニューです。

出稿金額は通常日の場合約2,400万円、プレミアムデーの場合約2,900万円です。(※2022年7月~9月)

プロモ広告

出典元:ファンケル|内脂サポート公式Twitter

プロモ広告とは、X(旧Twitter)上に通常のツイート方式で、ターゲティングしたユーザーに対して広告配信を行うメニューの事を指します。

通常のツイートとの差別化を図るために、プロモ広告には「プロモーション」というラベルが表示されています。この表示以外は、通常のツイートと形式は同じなため、ユーザーによるリプライ(返信)や、いいね、リツイートなどが可能です。

投稿はテキストのみ、もしくはテキスト+画像、テキスト+動画で配信が行えます。

プロモ広告の配信面

・関連性の高いキーワードによるX(旧Twitter)検索結果ページの上部

・トレンドテイクオーバーの検索結果

・タイムライン

・アカウントのプロフィール

・公式X(旧Twitter)クライアント

純広告である各種テイクオーバーとは異なり、プロモ広告はオークション形式の運用型広告のため、競合や入札金額によって価格が変動します。

Twitterプロモ広告課金形式
参照元:キャンペーン目的の選び方

X(旧Twitter)広告の課金方法としては、1,000回表示されるごとに課金が発生するインプレッション課金方式または、ユーザーから目標としていたアクション(いいね!やフォロー)があった時に課金が発生する仕組みです。

フォロワー獲得広告

フォロワー獲得広告とは、現在自社のアカウントをフォローしていないユーザーに対してX(旧Twitter)アカウントのフォローを促すことを目的とした広告配信メニューです。

獲得したいユーザーを事前にターゲティングし、プロモツイートとしてタイムラインに表示されるだけでなく、プロフィールページやホームページ、[おすすめユーザー]ボックスにプロモアカウントとして表示されます。

X(旧Twitter)プロモ広告出稿方法

プロモ広告(通常)

X(旧Twitter)プロモ広告の出稿にはX(旧Twitter)広告の管理画面から配信設定を行うことが出来ます。

設定項目は以下の通りです。

X(旧Twitter)プロモ広告設定項目

①広告キャンペーンの目的

②期間と予算

③オーディエンスの設定(ターゲティング)

④広告クリエイティブ

①広告キャンペーンの目的

まずは、広告キャンペーンを行う目的を設定します。

下記の図の8つの項目の中から、最適な目標を選択します。

②広告キャンペーンの期間と予算

次に、細かい設定に移ります。

ここでは、予算や配信期間、支払方法の選択を行います。予算の注意点としては日別予算の設定です。これはその広告配信の1日あたりの広告費の上限額になります。上限額に達した場合、自動的に広告配信はストップされます。

またオプションで総予算の設定も可能です。総予算を設定しておくことで、全体の広告予算の上限を超えることを防ぐことができます。

日別予算と総予算を組み合わせることで、広告がコントロールしやすくなりおすすめです。

③オーディエンスの設定(ターゲティング)

ここでは、広告を配信したユーザーのターゲティングが可能です。

設定項目は以下の通りです。


オーディエンスの設定項目

①性別
②年齢
③場所
④言語
⑤端末(OS、端末モデル、携帯電話会社)
⑥カスタムオーディエンス
⑦キーワード
⑧フォロワーが似ているアカウント
⑨興味関心
⑩映画とTV番組
⑪イベント
⑫会話トピック

会話(ツイート)が生まれやすい、X(旧Twitter)ならではのターゲティングが「会話ターゲティング」です。10,000種類以上の会話トピックの中からターゲティングしたいトピックを選択することで、それについての会話を行っているユーザーに対して広告配信をすることができます。

会話(ツイート)をしている=その項目についての興味関心度が高いユーザーと判断できるため、広告効果を高めることに繋がります。

他にも、特定のイベントに関するついてのツイートをしているユーザーに広告配信を行う「イベントターゲティング」や、特定の映画やテレビ番組についてツイートした、または反応したユーザーに広告配信を行う「映画とテレビ番組のターゲティング」もあります。

アクティブユーザーが多いX(旧Twitter)だからこその、独自ターゲティングと言えるでしょう。

④広告クリエイティブ

最後にクリエイティブを設定します。

クリエイティブはキャンペーンの目的ごとに設定が異なります。

クイックプロモート

クイックプロモートは、X(旧Twitter)Proのアカウントが使用できる、5ステップで広告配信が行えるプロモ広告機能です。(現在はブラウザ版のみでの利用となっています。)

広告が配信されるユーザーの選別は、X(旧Twitter) AIが自動で自社のアカウントのフォロワーに類似したユーザーを選択し最適化してくれ、工数削減にもなり、プロの運用代行会社に委託せずとも自社で広告配信を行うことが出来ます。

しかし、配信設定が簡略化されていることから、ターゲティング外の人に配信されてしまう可能性もあり、的確な広告配信を行いたい場合は通常のX(旧Twitter)広告マネージャーを使用したプロモ広告をおすすめします。

クイックプロモート設定手順

①タイムラインから配信したいツイートを選択して、[ツイートアナリティクス]ボタンをクリックする。

②[このツイートをプロモーションする]をクリックする。

③ターゲットの年代や性別、予算、期間などを選択。(クレジットカード情報が登録されていない場合は、登録が必要。)

④プロモーション内容を確認し、[プロモーションを作成]をクリック。

⑤承認されると、ツイートがプロモツイートとしてタイムラインに表示される。

参照元:クイックプロモート-Twitter for Business

オートプロモート(※2023年10月現在 新規利用不可)

オートプロモートとは、アカウントでツイートした投稿を広告として配信出来る機能になります。通常のプロモ広告とは異なり、細かい配信設定の必要がないため工数削減が可能です。

ですが、X(旧Twitter)の公式によると「現在、新規でオートプロモートをご利用いただけません。」と回答しています。(※2023年10月時点)

参照元:広告アカウントに関するよくあるご質問

X(旧Twitter)広告のメリット

①広告の2次拡散の可能性がある

前述したように、X(旧Twitter)広告は通常のツイート同様“リツイート”“いいね”“リプライ(返信)”などが可能です。

そのため、広告を見たユーザーが「拡散したい」と思いリツイートをすることで、広告配信のターゲティングに該当しなかったユーザーに対しても、広告を認知してもらうことが出来るのです。

またX(旧Twitter)広告の課金対象は1次拡散のみとなっており、2次拡散やそれ以降の拡散に関しては費用が発生しない為、広告が拡散されればされる程、コストパフォーマンスも高くなります。

②興味関心でのターゲティングが可能

前述したように、X(旧Twitter)は「会話」をキーとした、ターゲティングを得意としています。

特にX(旧Twitter)は「トレンド性」の高いSNSのため、イベントやテレビ・映画の公開などの話題についての会話(ツイート)が生まれやすい傾向にあります。

そこを狙って広告配信を行うことで、的確に且つユーザーの興味関心の熱が高い状態で情報を認知させることができるため、広告パフォーマンスの最大化に繋がります。

③商材の向き不向きの影響が少ない。

前述のX(旧Twitter)ユーザー属性でも述べたように、X(旧Twitter)は老若男女多くのユーザーが利用しているため、様々な商材で広告配信を行うことが出来ます。

若者の利用者が多いTikTokや、比較的若い女性が多いInstagramのように、ユーザーの偏りがあるSNSでは、向き不向きの商材があります。

しかし、X(旧Twitter)は性別・年代ともに均等が取れているSNSのため、商材のターゲティングでマッチしないというケースは少ないと考えられます。

X(旧Twitter)広告のデメリット

①純広告の出稿費用が高い

X(旧Twitter)は純広告の出稿費用が高いため、予算確保が難しい企業にとっては手が出せないというデメリットがあります。

前述で解説した「テイクオーバー」メニューは、最も安価なもので約1,400万円となっています。実績としても効果は絶大ですが、1日のみの配信となっており、効果を保証するものではないため、よほどの潤沢な予算が無い限りは出稿は難しいと考えられます。

予算に限りがあり、且つX(旧Twitter)広告の出稿は初めてでまとまった予算は捻出しづらいのでまずは予算内で様子見しながら、効果を感じられたら徐々に予算を増やしていきたい。などといった場合は、プロモ広告などの運用型広告をおすすめします。

②広告の非公式リツイートが消せない

万が一広告に不備があったX(旧Twitter)広告を配信してしまっても、元のツイートは削除できますが、ユーザーにスクリーンショットなどをして、2次拡散されてしまった場合は、削除を行うことは出来ません。

出来る対策としては、広告配信の前に間違いがないかどうか、社内でWチェックを行うなどをして事前にリスクヘッジをしましょう。

X(旧Twitter)広告を成功させる2つのポイント

①クリエイティブは複数パターン用意する

X(旧Twitter)のプロモ広告は、入札金額以外にもユーザーの反応度でクリエイティブの質も考慮して、表示の最適化を行っています。

そのため、クリエイティブが1枚だけだと、ユーザーからの反応が芳しくない時に、競合に入札で負けてしまいパフォーマンスが悪化してしまいます。

そうならないためにも、複数パターンのクリエイティブを用意しておくことで、それぞれの広告効果を検証しながら、クリエイティブの精査を行う必要があります。

パターンは、ビジュアルだけでなく内容の訴求もパターン別にし、複数枚用意しておくことをおすすめします。

②ユーザー目線のツイート

近年、SNSがユーザーの生活に浸透したことを要因に、ユーザーが広告に対しての察知能力が高まっている傾向にあります。そのため、今までのような広告色の強いツイートはあまり好まれせん。

石鹼メーカーの木村石鹸では、ユーザーの「共感」を呼ぶX(旧Twitter)広告を配信し、X(旧Twitter)広告としては珍しい4.2万件のいいねを獲得しており、ユーザーからの反響があったことが伺えます。

ただ商品情報だけを広告に載せるのではなく、製作者の想いを広告で届けることで、ユーザーの強い興味関心を引き立たせています。

出典元:木村石鹸創業98年の石鹸メーカー公式Twitterアカウント

他にも、対応策としては、ユーザーに自然な形で広告を受容してもらうためにも、企業目線で商材のPRを行うのではなく、インフルエンサーや一般消費者などの第3者目線での使用感(クチコミ)などの感想を利用した広告配信を行うなど、企業感を消したX(旧Twitter)広告を配信することをおすすめします。

⇩広告クリエイティブにも2次利用可能なSNS投稿が獲得できるサービス「トラミー」⇩

X(旧Twitter)広告認定代理店とは

X(旧Twitter)広告認定代理店とは、X(旧Twitter)社の規定を満たした広告会社・代理店に対して付与される称号です。

X(旧Twitter)広告認定代理店の強み

X(旧Twitter)広告は自社運用も出来ますが、工数負担と未経験者による運用はパフォーマンスの質の面が懸念点として挙げられます。

一方、X(旧Twitter)広告認定代理店は、豊富な販売実績と運用経験があるため、自社の広告パフォーマンスの最大化させるために、最適な手法を提案してくれます。

他にも、認定代理店はX(旧Twitter)社から、広告商品に関する最新の情報やマーケットリサーチの情報も保有しているため、広告戦略・運用において適切な提案が可能です。

【おすすめ】X(旧Twitter)広告認定代理店

SNSマーケティングの戦略提案を行う、株式会社アイズはX(旧Twitter)広告認定代理店としてX(旧Twitter)広告の運用代行事業を行っています。

アイズのX(旧Twitter)広告運用代行の強みは、X(旧Twitter)社との連携による最適なプロモーション提案だけでなく、業界安価の管理費と、SNS上での口コミ生成サービスとの連携で、さらにパフォーマンスアップを狙うことが出来る点です。

運用管理体制も2名のWチェックで、品質の高いサポートを行っています。

無料のシュミレーション作成も行っているので、ご質問・ご相談などお気軽にお問い合わせください。

X(旧Twitter)広告をフル活用して売上アップを狙う

いかがでしたでしょうか?X(旧Twitter)は多くのユーザーが「生活の一部」として活用していることから、広告配信には最適なSNSの1つと言えるでしょう。

X(旧Twitter)広告はセルフサービス(自社運用)でも運用可能ですが、前述したように、ターゲティングの数も多いことやPDCA運用が求めれる観点から、最新の情報や経験を持って運用を行った方が広告効果を高めることができると考えられます。

まずはX(旧Twitter)広告運用のプロに相談をし、方針を決定していきましょう。

https://trami.jp/markebook/twittermarketing/

投稿者プロフィール

マーケブック編集部
マーケブック編集部「マーケブック」では、SNSマーケティングを中心にSNSの基礎知識から成功事例、ノウハウ、アンケートデータなどの独自性のある情報発信を行っていくことで、マーケターの皆さんにとって「SNSの世界を学ぶ参考書」となれるよう運用して参ります。