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【2024最新】TikTok広告ガイド!配信面・出稿方法・費用感・事例を解説

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TikTok(ティックトック)とは?

TikTok(ティックトック)とは、Byte Dance社が運営する「短尺動画特化型SNSプラットフォーム」です。

TikTokの特徴

動画専門のSNS

TikTokは「動画」が強いSNSという特徴があります。投稿ジャンルは「ダンス」「VLOG」「音楽」「HOW-TO」「ビューティー」「グルメ」「スポーツ・フィットネス」など多種多様です。

様々なコンテンツが存在することから、ユーザーそれぞれの興味関心にマッチした動画が閲覧できるため、人気を集めています。

おすすめ機能の性能が高い

TikTokは高精度なAIにより、ユーザーのTikTok内での行動などから、最適な動画を表示するおすすめ機能がとてもユーザービリティを高めています。

株式会社アイズが2022年4月に行った調査によると「TikTokで動画を見るときに「おすすめ」と「フォロー中」どちらで観ますか?」という質問に対して「おすすめ」と回答したユーザーは85%と、とても高い割合でおすすめが利用されていることが分かりました。

この結果には、現代の情報過多社会が関連していると考えられます。ありとあらゆる情報が存在するため、自ら調べに動く、選択を行うというエネルギーを使うことに対して、ユーザーは疲弊をしはじめていると考えられます。

そのため、TikTokのような高精度なAI機能によるおすすめ表示は、ユーザーにとって、とてもありがたいものであり、アルゴリズムを知らないユーザーでも無意識の内に、TikTokの性能の高さに惹かれているのです。

TikTokユーザー属性

参照:日本の TikTok ユーザーは平均34歳、博報堂調査が示す実態 : 要点まとめ

TikTokのイメージの1つとして挙げられるのが「若者のSNS」です。もちろん平均年齢は他SNSよりも低いですが、実は平均年齢が年々上がっており幅広いユーザーが利用するようになってきていると言われています。

MAUも右肩上がりで増加傾向です。

参照元:「2021年に活用を始めないと乗り遅れる」電通天野氏に聞くTikTok活用の今

App Annieのデータによると、2021年8月時点でTikTokの国内MAUは約1,700万と言われており、2019年8月時点の約1,000万MAUと比較すると、2年で約700万もMAUが増加したことが分かります。

この伸び率は、他の主要SNSと比較しても非常に高く、今後も更に伸び続けていくと推測がされます。

TikTokマーケティングとは?集客成功戦略や企業活用事例を解説SNSマーケティング,TikTok,おすすめこの記事では、近年需要が高まっている「TikTok(ティックトック)マーケティング」について、基礎知識からおすすめの戦略まで幅広く解説をしています。...2024-03-07 16:19:32

TikTok広告とは?

TikTok広告とは、TikTok広告上で配信される広告のことを指します。

TikTok広告配信メニューについて

①Top View

Top Viewとは、TikTokを起動する時最初の画面に表示される広告のことを指します。

Top Viewは、1日2社限定の広告配信で、TikTokアプリを起動したときに最初に表示される画面に広告出稿をできるプランです。

3秒間ユーザーにスキップをさせずに動画視聴を行わせることが出来るため、ブランドインパクトをユーザーに与えることが可能になります。

出稿金額は以下の通りです。

Top View 金額

タイプ①【50%SOV】

出稿金額:810万円
想定インプレッション:約940万
CPM:859円
出稿単位:1Slot(1日最大2slot)

タイプ②【100%SOV】

出稿金額:1,460 万円
想定インプレッション:約1,880万
CPM:774円
出稿単位:1日

②インフィード広告

インフィード広告とは、TikTokのおすすめフィード上に配信される広告のことを指します。

TikTokで最もよく見られるタイムラインである「おすすめ」にオーガニックの投稿と投稿の間に動画が表示されます。インフィード広告は、クリエイティブがオーガニック投稿との違いがあまりないため、ユーザーに自然な形で広告を認知させることが可能です。

それだけでなく、インフィード広告はオーガニック投稿同様、エンゲージメント(いいね・シェア・保存)も可能です。他にも、CTAボタンの設置もできるため、LP遷移やアプリダウンロードなどのコンバージョン目的にも対応しています。

またインフィード広告は「Spark Ads」と言って、TikTokクリエイターなどのオーガニック投稿を広告配信することも出来ます。TikTokクリエイターの動画作成能力はとても高く、ユーザーにも人気です。そのため通常のインフィード広告よりも高いパフォーマンスが期待できます。

またインフィード広告(予約型)の新メニューとして「Top Feed」が導入されました。このメニューは、事前にリーチとフリークエンシー(接触頻度)を設定し、さらにおすすめフィードの早い段階で表示させることが可能な広告メニューです。

早い段階で表示させることで、ユーザーの目に付きやすく印象にも残りやすいメリットがあります。

③ハッシュタグチャレンジ

TikTokハッシュタグチャレンジとは、認知拡散だけでなくUGC生成も可能なTikTokオリジナルソリューションメニューです。

ハッシュタグチャレンジの流れとしては、TikTok広告やTikTokクリエイターの投稿などでハッシュタグチャレンジの告知を行い、ハッシュタグチャレンジページに集約をさせます。その後それを見たユーザーが、チャレンジに参加(=動画投稿)をすることで、更に拡散が行われ認知が広がっていく仕組みです。

認知が広がるとTikTok内だけでなく、その他のSNSでも投稿・拡散が行われ、UGC(ユーザー生成コンテンツ)が生まれることでトレンドのきっかけにもなります。

またハッシュタグチャレンジのエンゲージメント率は、ハッシュタグチャレンジを使っていないインフィード広告の約3倍も高いと言われています。

キャンペーンの中の1つの施策として、盛り上がりを見せれるハッシュタグチャレンジはおすすめです。

ハッシュタグチャレンジ金額

【Standard#Challenge

・出稿金額:2,000万円~

【Premium#Challenge】

・出稿金額:2,500万円~

④ブランドエフェクト

ブランドエフェクトとは、ARなどの最新のテクノロジーを活用して、TikTokの動画内に企業製品などのステッカーやフィルターを使用できる状態にし、その様子を広告配信することが可能なプランです。

ブランドエフェクトには2種類のメニューがあり、1つが2次元を中心とした「Standard」で、もう1つが3DやARを使った立体的なエフェクトの「Advanced」です。

TikTokでは投稿するための動画作成の際に、多くのTikTokユーザーがエフェクトを利用しているため、ブランドエフェクトを作ることで、UGC投稿が大量に発生する可能性がとても高いです。

また「エフェクト集約ページ」というものも開設されるため、UGCを集約させることが出来るためブランドのアピールにも役立ちます。

ブランドエフェクト金額

【Standard Branded Effect】

・出稿金額:400万円~

【Advanced Branded Effect】

・出稿金額:700万円~

TikTok広告出稿方法

TikTok広告出稿は4ステップで行うことが出来ます。アカウント登録から配信まで全てオンライン上で完結することができるので、出稿がしやすいのもポイントです。

また広告配信用動画クリエイティブが無い場合でも、静止画像が複数枚あればTikTokの高精度な動画編集機能で簡単にクリエイティブを作成することが出来ます。

TikTok広告のメリット

①広告競争率が低い

TikTokは近年、もの凄い勢いで急成長しているSNSですが、InstagramやX(旧Twitter)のよりも運用歴が浅いため、企業も参入に足踏みしていることもあり広告出稿量はまだまだ少ないのが現状です。

そのため、ユーザー数は増えているのにも関わらず、広告競争率が低いため、コストパフォーマンス良く広告出稿を行うことが出来ます。

③広告が受け入れられやすい

TikTok広告他のSNSと比較しても、ユーザーの広告に対する受容性が高く、費用対効果が高いと言われています。

理由としては、受動的に流し見をしているオーガニックの動画の間に、広告が表示される仕組みなので、ユーザーは一瞬広告と気づかずに閲覧をすることが多いからです。それだけでなく、TikTok広告はユーザーライクな広告が多いため、より自然な形でユーザーに情報を届けられます。

④フルアテンション視聴

TikTokはユーザーに主体視聴=フルアテンションで観られているSNSです。

アテンションとは注意のことで、TikTokでは、全画面視聴+音声ONの状態で動画視聴されることを「フルアテンション」と呼ばれます。

通常の広告はユーザーも流し見にしてしまったり、動画だったとしても音声を消して再生されることが多く、注目がされにくいのが特徴です。

ですが、TikTokは元々ユーザーの視聴意欲がとても高いため、広告でも「全画面視聴」「音声ON」が他SNSと比較してとても高く、ユーザーが没入して広告をみるため、広告効果が出やすいのです。

TikTok広告のデメリット

①申し込み後のキャンセルができない

TikTok広告は、出稿の申込が完了した後の広告枠の選定は先着順で割り当てられてしまうため、出稿手続きが完了してしまった場合、スケジュールの延長など広告配信をキャンセルしたい場合でもキャンセルをすることが出来ませんので、計画をしっかりと練ってから申し込みを行いましょう。

②純広告の最低出稿単価が高い

TikTokは純広告の価格が高いため、予算によっては出稿しづらいのがデメリットです。

純広告とは、Web広告枠を一定期間買い取って掲載をする「予約型広告」のことを指します。純広告はオークション型で掲載場所が不確定の運用型広告とは異なり、掲載場所が確定しているのが特徴です。

TikTokの純広告は下記のとおりです。

TikTok純広告と費用

・TopView(起動画面広告)
⇒810万円~
・ハッシュタグチャレンジ
⇒2,000万円~
・ブランドエフェクト
⇒400万円~
・OneDayMax
⇒540万円~

予算が少ない企業にとって、純広告の金額はとてもハードルが高く、TikTok広告自体を諦めてしまいがちですが、実はオークション方式の「ブランドオークション(運用型広告)」もあるので、運用代行会社に相談をして予算や想定インプレッションをシュミレーションすることをおすすめします。

③商材によっては向き不向きがある

TikTok広告のターゲティングの精度は高いですが、TikTok上にその対象のユーザーがいない、もしくは識別が出来ない場合、広告配信を行っても思ったような効果が出ない場合があります。

例えば、TikTokは若い世代が比較的多く、40代以上のユーザーは少ないため年配層向けがターゲットの商材の場合、TikTok広告を行ってもあまり意味がありません。

他にも、BtoB商材なども同様で、学生ユーザーも多いことから、あまり向いているとは言えないでしょう。

広告配信を行う際は、SNS媒体ごとのユーザー属性や特徴などをよく分析してから、媒体選定を行いましょう。

各媒体の特徴について下記記事から確認ができるのでチェックしてみてください。

https://trami.jp/markebook/twittermarketing/
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TikTok広告を成功させる2つのポイント

①クリエイティブにこだわる

TikTok広告でとても重要なのが「クリエイティブの質」です。しかし、クリエイティブの質を高めるのに複雑な専門技術は必要なく、簡単なコツを抑えるだけで広告効果を高めることができます。

①動画で構成する。

TikTokは動画で構成をしましょう。静止画をつなぎ合わせての動画作成も可能ですが、フル動画の方がユーザーの目を引きます。

また動画サイズも横型ではなく、TikTokのタイムラインに馴染み深い、画面をフルに使用した縦型サイズがおすすめです。

②人物出演

TikTokは人物が出演しているとエンゲージメントが高くなりやすいと言われています。その動画内に生の人間が存在することが分かるだけで、受け手に「親近感」を湧かせることができるためです。

中には顔出しをしたくなくて、人物出演がネックという場合もありますが、その際は手だけなどでも問題ありません。

③トレンドを取り入れる

TikTokはトレンドが生まれやすいSNSと言われています。もちろん商品やサービスのトレンドもありますが、それだけではなく動画作成に使われる機能(フォーマットやテキストなど)にもトレンドが存在します。

トレンドを取り入れることで、ユーザーの目を惹きつけることが出来るので、トレンドリサーチを行い、積極的に取り入れていきましょう。

ただし、音源については著作権上の問題で、広告では使用できない可能性もあるため、気を付けましょう。

④音声を入れる

TikTokは他のSNSよりも「音声ON」で楽しむ人が多いのが特徴的なSNSです。そのため、広告には音源だけでなく、音声も入れることで「視覚と聴覚」に対してアプローチをすることが出来ます。

⑤序盤5秒で惹きつける

TikTokは、ユーザーが動画をスクロールして次の動画に遷移します。現代ユーザーは情報の取捨選択スピードがとても速く、序盤で「興味が無い」と判断をしてしまうと、すぐに次の動画に飛んでしまいます。

そういったことにならないためにも、動画の序盤5秒以内にユーザーを惹きつける表現を入れることで、広告視聴率を高めることが出来ます。

⑥冒頭に商品を入れない

冒頭でいきなり商品についての説明があると、ユーザーに広告感を感じさせてしまい、広告を視聴するのを止めてしまう可能性があるためです。

なので最初は、商品要素ではなく人物などを動画に登場させて「ユーザーライク」かつ「ストーリー性」のある投稿にすることで、ユーザーに対して広告を自然に認知をさせることができます。

②TikTokクリエイターとのコラボ

TikTok広告でおすすめなのが「TikTokクリエイターの投稿を利用した広告配信」です。

TikTokクリエイターはユーザーに刺さる動画作成能力に長けており、TikTokクリエイターのPR投稿も、PR投稿であるのにも関わらずエンゲージメントが高く、広告効果が高いことが伺えます。

そしてTikTok広告にクリエイターのPR投稿を利用することで、クリエイターのオーガニッPR投稿だけでは賄いきれなかったユーザーに対しても認知をさせられることから、大きな拡散がされることが見込めます。

TikTokクリエイターについては下記記事で紹介しているので、併せてチェックしてみてください。

https://trami.jp/markebook/tiktokinfluencer2022/

また株式会社アイズでは「TikTok広告運用代行」と「TikTokクリエイターキャスティング」が同時に行えるセットプランを用意しています。

↓TikTokクリエイター×TikTok広告プランはこちら↓

※資料抜粋

TikTok広告活用事例

化粧品×TikTok広告×TikTokクリエイター

実施概要:ティックトッカ―2名をアサインし、の投稿をクリエイティブとして広告へ活用。

実施目的:認知向上

活用ティックトッカ―:美容系・日常系 計2名

投稿リーチ数:約1,600,000リーチ

TikTok広告成果地点:リーチ数

TikTok広告成果:広告リーチ数約2,000,000リーチ、表示回数約3,700,000回、CPC約37円、完全視聴単価28円

TikTok広告をフル活用して売上アップを狙う

いかがでしたでしょうか?TikTokは今後更に伸びていくSNSと考えられており、まだブルーオーシャン状態の内に参入をすることがおすすめです。

株式会社アイズではTikTok広告の運用代行を行っており、成功実績とそれに基づく効果的な戦略を強みとしています。

資料請求、シュミレーション作成など無料で承っているので、お気軽にお問い合わせください。

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※資料抜粋
TikTokマーケティングとは?集客成功戦略や企業活用事例を解説SNSマーケティング,TikTok,おすすめこの記事では、近年需要が高まっている「TikTok(ティックトック)マーケティング」について、基礎知識からおすすめの戦略まで幅広く解説をしています。...2024-03-07 16:19:32

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