表紙
- Instagram(インスタ)マーケティングとは?
- 新機能と投稿設計
- Instagramマーケティング手法種類
- Instagramマーケティング成功のコツ14選
- ①UGCを大量に生成する
- ②インフルエンサーにPR投稿をしてもらう
- ③Instagram広告を運用する
- ④Instagramアルゴリズムを理解する
- ⑤アカウントのフォロワーを獲得する
- ⑥ハッシュタグの付け方を工夫する
- ⑦Instagramキャンペーンを実施する
- ⑧ブランド世界観をフィード全体で一貫発信
- ⑨長期運用を見据えた体制とPDCAの仕組み化
- ⑩エンゲージメント型コンテンツ設計と滞在時間の最大化
- ⑪コメント・質問・投票など「双方向コミュニケーション」の活用
- ⑫ウェブサイトやLPとの連携(投稿埋め込みによるクロス誘導)
- ⑬リール×リード獲得施策の併用(Code‑Word方式)
- ⑭コードワード+リポスト促進によるバイラルループ構築
- Instagramマーケティングのメリット
- Instagramマーケティングのデメリット
- Instagramマーケティングの事例
- Instagramマーケティングおすすめ企業
- Instagramマーケティングを有効活用して、ブランディングを成功させる!
Instagram(インスタ)マーケティングとは?
ユーザー数が分かる画像追加
Instagramマーケティングとは、Instagramを活用して宣伝を行い認知拡散や購買を行うマーケティング手法のことを指します。
Instagram(インスタグラム)は、国内での月間アクティブユーザー数が 6,600万人以上とされ、LINEやYouTubeに次いで主要なSNSとして位置付けられています。特に若年層や女性を中心に高い支持を得ており、ユーザーの約60%が10〜30代という状況です。また、視覚的な訴求力の高さから「ライフスタイル」、「趣味」、「ファッション」、「グルメ」といった分野でのマーケティングとの相性が非常に良いと言われています。
参考:https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00840/00009/
2025年の最新トレンドとユーザーデータ分析
日本のInstagram利用率・ユーザー層の変化
ユーザー属性や年代別利用率の内訳が分かる画像を追加
全世代平均利用率は52.6%と前年比(56.1%)からやや減少したものの、依然として高水準を維持しています。
年代別では、10代75% 、20代78%、30代70%前後の高い利用率に加え、40代も67%、50代は52.7% と中高年層にも広がっています。60代も34.7%と前年より大幅に伸びており、シニア層への浸透も進行中です。
利用目的としては、「興味・関心のある投稿を見る」(52.4%)、「特定人物の投稿をチェックする」(50.9%)、「友人とのコミュニケーション」など、情報探索と交流のための利用が中心となっています。
参考:https://www.soumu.go.jp/main_content/001017240.pdf
Instagramの特徴
Instagramの特徴は3つあります。
1つ目の特徴は「投稿は画像や動画メイン」という点です。Instagramは必ず画像もしくは動画を投稿する必要があります。そのため、「インスタ映え」という言葉が流行したほどInstagramは「視覚重視のSNS」という印象は利用ユーザー全体に浸透した特徴といえるでしょう。
2つ目の特徴は「コミュニケーションツール」です。今までInstagramは「写真・動画を閲覧するツール」というイメージがありましたが、最近は10代、20代の若者を中心に「コミュニケーションツール」として利用しているユーザーが多いそうです。
例えば、ストーリーズで友人の近況を把握してDMを送ってやり取りをしたり、連絡先交換をInstagramの相互フォローで行うなど、新しいInstagramの活用手段が生まれています。
3つ目の特徴は「検索ツール」です。コムニコのアンケート調査によると46.7%のユーザーが「Instagramで店名/ブランド名などの固有名詞ハッシュタグで、写真や口コミを参考にする」と回答しています。

またMeta社(旧Facebook社)によると「日本のInstagramユーザーがハッシュタグ検索をする回数は、グローバル平均の5倍」と言われており、ユーザーは消費行動の1つとして「Instagramの検索機能」を利用していることが分かります。
【最新】Instagram動向
発見タブで情報収集する人が急増

Instagramの機能の1つ「発見タブ」を利用するユーザーが増えています。
発見タブは、Instagram上で「検索」や「レコメンド投稿」を閲覧するページを指します。ここでは、ユーザー1人1人の行動(検索KWや保存など)から、そのユーザーに最適と考えられる投稿をInstagramが「レコメンド(おすすめ)」という形で表示します。
現在多くのユーザーがこの「発見タブ」を活用していると考えられます。株式会SAKIYOMIが行った調査によると「暇つぶしにInstagramを触る時、どこを見ますか?」という質問に対して、54.2%のユーザーが「発見タブを見る」と回答をしたそうです。

さらに「発見タブの投稿がきっかけで購入したいと思ったことはありますか?」という質問に対して合計77.7%のユーザーが「とてもよくある」又は「よくある」と回答をしたそうです。

このアンケート結果から、今までInstagramユーザーの主な利用ゾーンであった「フィード・ストーリーズ」に匹敵する程、「発見タブ」は有力な機能になっていることが推測され、Instagramを活用したマーケティングにおいてもチェックをしておく必要があります。
アルゴリズム理解と投稿タイプの最適活用
Instagramのアルゴリズムは、投稿形式(フィード/リール/ストーリーズ)や表示場所(例:発見タブ)に応じて異なる評価基準が設けられており、戦略的に使い分けることが成功への鍵です。特に、保存・シェア・滞在時間・DM共有などのエンゲージメントシグナルが重視されており、これらを最大化できる投稿設計が求められます。
フィード投稿の重要性再評価
フィード投稿には、静的ながらもコンテンツとして評価されるために以下の項目が重要視される傾向にあります。
- 保存率の高さ:「後で見返したい」「役立つ」と思われた投稿は高く評価されます。
- 初速エンゲージメント:投稿直後のいいね・コメント・保存の反応が、表示拡大に直結します。
- 滞在時間:カルーセルでの閲覧深度や、動画の視聴完了率も重要な指標です。
つまり、フィード投稿は単なる投稿ではなく、ブランドの印象形成や信頼構築に使われると考え、設計すべきです。
リール・ストーリーズの使い分け
リールとストーリーズのキャプチャと役割比較図を挿入
リールとストーリーズについても最新動向や評価ポイントのトレンドも理解しておきましょう。
- 新規リーチ獲得に最も効果的な形式で、フォロワー数に依存せず拡散されやすいです。
- オリジナル投稿が評価され、複製や転載は優遇対象外となります。
- 視聴完了率・シェア(送信)・いいねが評価シグナルとして強く機能します。
- 親密性の維持に特化した形式で、フォロワーとの関係性強化やリアルタイムなコミュニケーションに向いています。
- DM返信・アンケート反応など、双方向のアクションが評価に繋がります。
保存・シェア・滞在時間・DM共有が鍵
これらのアクションがアルゴリズムにおける評価指標として重要な理由:
- 保存:後で読み返したいユーザーの関心を示す確かなシグナル。フィードで特に重視されます。
- シェア (DM送信含む):友人へ共有された投稿は高信頼コンテンツと見なされ、強い評価を受けます。
- 滞在時間(視聴完了やスクロール深度):投稿内容への関心の強さを反映し、アルゴリズム上評価対象となります。
- DM共有:Instagram運営の責任者アダム・モセリも重要視していると発信している強いシグナルです。
アダム・モセリは上記以外にもオリジナル投稿・初動反応の重要性・文脈の深さを重視すると明言しているため、こちらも考慮した設計をすることを推奨します。
これらのリアクションを誘導する投稿設計(例:保存したくなるチェックリスト、共有したくなる共感型コンテンツなど)が効果的です。
新機能と投稿設計
投稿カバー画像の推奨サイズ変更
画像サイズの図を追加
2025年1月、Instagramのグリッド(プロフィールに表示される投稿一覧)の仕様が変更され、従来の正方形から縦長(アスペクト比 4:5 または 3:4)へと移行しました。この変更により、縦長(1080×1350px)がフィード上でより多くのスペースを占め、高い視認性と目を止めやすさを獲得できます。実際に、縦長フォーマットを採用した投稿はスクロール停止率が向上する傾向があると言われています。
投稿カバーや最初のスライドは、“縦長”デザイン(4:5または3:4)で統一する。
重要なロゴやテキストは中央寄せにして、プロフィールグリッドでの切れを防ぐ設計に。
トライアルリール:投稿前のABテストで運用精度アップ
公式サイトの画像追加https://creators.instagram.com/blog/instagram-trial-reels?locale=ja_JP
「トライアルリール」は、フォロワーではないユーザーに対して投稿前に限定配信し、反応率(保存率・視聴完了率など)を検証できる最新機能です。優れた反応を得られた構成のみを通常リールとして本投稿することで、投稿の精度と成果を高められます。
参考:https://kuromaku-inc.co.jp/blog/instagram-trialreel/
- リール投稿案を複数準備し、保存率や視聴完了率を比較して最適構成を選択。
- 成果の良いトライアルは、本投稿形式へ移行して多くのユーザーへ届ける設計が可能。
- A/Bテスト的要素を取り入れ、無駄な投稿や反応の少ない内容の拡散リスクを回避。
上記のようにInstagramマーケティングは変化の流れが早く、トレンドをおさえた対策が必要です。成功させるには、豊富な専門知識と支援実績を持つ企業に依頼をするのもおすすめです。
株式会社アイズは、日本最大級のモニターサイト「トラミー」での口コミマーケティング、Instagram広告運用代行、インフルエンサーキャスティング、Instagram公式アカウント運用代行などInstagramマーケティング全般に対応しています。
無料相談も行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
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Instagramマーケティング手法種類
①Instagram広告
Instagram広告とは、Instagram上で配信する広告のことを指します。
Instagram広告の広告配信面は主に「フィード」「ストーリーズ」「発見タブ」の3つです。
Instagram広告は1日100円程度から広告配信を行うことができるのが特徴のため、広告費が低予算でも広告配信を行うことが出来ます。
②Instagram公式アカウント運用
Instagram公式アカウント運用とは、自社もしくはブランドのアカウントを活用して認知拡散や顧客とのコミュニケーション醸造を行うことを指します。
多くの企業が自社のアカウントを運用しており、自社の強みを生かした投稿でブランディングを行っています。
また通常の画像や動画の投稿のみならずインスタライブ(Instagram Live)の活用もおすすめです。
リアルタイムでの双方向コミュニケーションを通じて、ファンとの信頼関係を深められる強力な手法です。製品デモやQ&A、コラボライブなど、用途は多岐にわたります。限定プロモーションを配信中に案内することで、購買意欲も刺激できます。
https://trami.jp/markebook/sns_operation/③インフルエンサーマーケティング
インフルエンサーマーケティングとは、Instagram上で影響力を持つインフルエンサーにPR投稿をしてもらい、認知拡散や売上アップを狙うマーケティング手法です。
インフルエンサーの強みは「コアファン」を抱えている点です。コアファンとは、熱量の高いファンのことを指します。フォロワーは、そのインフルエンサーに対して信頼を置いているため、インフルエンサーの紹介する商品や情報について積極的に認知する傾向があります。
実際にインフルエンサーの紹介がきっかけで購買に繋がったケースもあり、インフルエンサーマーケティングは多くの企業で導入が行われています。
https://trami.jp/markebook/influencermarketing_point/④口コミマーケティング
口コミマーケティングとは、一般ユーザーの口コミを活用して行うマーケティング手法です。一般ユーザーを活用したモニター施策などが口コミマーケティングに該当します。
現代のユーザーは、気になる商品やサービスを発見した時に直ぐに購買行動に移るのではなく、一度「検討」のためにSNSなどで口コミを検索して、比較検討を行います。
その時に一般ユーザーが実際に使ってみた感想(口コミ)があることで、ユーザーの購買行動の後押しをすることに繋がります。他にも投稿者のフォロワーが見ることで新たな商品やサービスを認知させることができるという特徴もあります。
こういったメリットはマーケティングにおいて効果的なため、他Instagramマーケティング手法と同様、多くの企業が導入しています。
Instagramマーケティング成功のコツ14選
①UGCを大量に生成する
Instagram上で、自社商材に関するUGC(User Generated Contents=ユーザー生成コンテンツ)を大量生成することで「認知向上」「購入検討の比較材料」「コンテンツ獲得」といったメリットを一度に獲得することが可能です。
また消費者の85%が「企業広告よりも一般ユーザーの口コミ(UGC)を信頼する」と回答しています(Stackla調査)。

①メリット:認知向上
UGCが生成されることで、そのUGCを投稿したユーザーのフォロワーに自社商材の認知をさせることができます。UGCは企業発信の広告とは異なり、ユーザーアカウントから発信されるため、より自然な形で魅力が伝わります。
つまりUGCが大量に生成されることで、多くのユーザーに認知拡散をすることが可能になります。
②メリット:比較材料
UGCは、ユーザーの購入検討時の比較材料にもなります。
前述のとおり、ユーザーは商品やサービスを認知した後すぐに購買に行動を移すのではなくSNSやweb上で「検索」を行って、「どのくらい利用している人がいるか」「使用感」などのUGC(口コミ)を比較検討に活用しています。特にInstagramでそういった比較検討の為の検索を行うユーザーは多いと考えられます。
そのため、Instagram上にUGCを大量に生成しておくことで、UGCがユーザーの購入検討の後押しとなるのです。
③メリット:コンテンツ獲得
UGCの生成はコンテンツ獲得の役割も担っています。
クリエイティブはマーケティングにおいてとても重要な要素の1つです。さらにクリエイティブは長年同じものを使っているとCVが少しずつ減っていくこともあり、定期的なクリエイティブの刷新が必要とされます。
ただ、クリエイティブの制作はインハウスで行わない限り、費用がかかってしまうため気軽に大量のクリエイティブを作成することは難しいのではないかと思います。
しかし、UGCは2次利用が可能なケースもあるためコンテンツ獲得としての役割も備わっています。利用する際には、必ずユーザーに対して許諾を取得しなくてはならないため、そこだけがネックポイントといえるでしょう。
口コミプロモーションサービス(モニターサイト)を活用してUGC生成を行うと、事前にモニターサイトと会員側で利用許可が取得している場合もあるため、許諾作業工数を削減したい時には口コミプロモーションサービス(モニターサイト)の活用がおすすめです。
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②インフルエンサーにPR投稿をしてもらう
画像追加
インフルエンサーにPR投稿してもらうことで、ターゲット層に認知をさせることが可能です。
インフルエンサーを選ぶときのポイントは「インフルエンサーの質を重視する。」です。つい陥りがちなのが「インフルエンサーはフォロワー数が多ければ多いほど良い」という誤った判断です。
インフルエンサー選びでは、フォロワー数ではなくエンゲージメント率やフォロワーの質を重視すべきです。反応が低いフォロワーを抱えるインフルエンサーは、投稿の効果が薄れる可能性が高いと言われています。
インフルエンサーの中には「フォロワーを買っている」といったインフルエンサーも存在します。そういったインフルエンサーのフォロワーの質は非常に悪く、せっかく費用を出して投稿依頼をしても全く効果が出なかったという可能性も十分にあり得ます。
そういった事態に陥らないよう、インフルエンサーはフォロワーの中身まで確認する必要があります。「日本人向けの投稿なのに明らかに外国人が多い」といった場合は警戒をする必要があります。
他にもインフルエンサーの日頃のエンゲージメントに注目して選定を行いましょう。前述した「発見タブ」に表示される投稿は、エンゲージメント(いいね!、保存)などを考慮してInstagramのアルゴリズムによってレコメンド表示されます。
ここに表示がされるだけで、かなり認知効果が高まるため日頃からエンゲージメントが高い「質の良い投稿」をしているインフルエンサーを起用することをおすすめします。
③Instagram広告を運用する
ターゲティング精度の高いInstagram広告を活用することで、効果的に広告を配信することが可能です。
個人情報のデータをあまり保持していないInstagram広告の精度が高い理由は、本名で利用されることの多いFacebookと連携をしているため精度の高いターゲティングで広告配信を行うことが可能です。
・カスタムオーディエンス
・ユーザー属性ターゲティング
・カスタムオーディエンス
・類似オーディエンス
Instagram広告を行う際は、全て同じ設定にするのではなくA・Bテストのように複数設定をして広告の効果を比較してみることをおすすめします。
https://trami.jp/markebook/snsad_opration/④Instagramアルゴリズムを理解する
アルゴリズムを理解することはInstagramマーケティングで成功するためにはとても重要な要素といえるでしょう。
アルゴリズムとは、AIを用いてユーザーの趣味や関心ごとをもとに、最適な投稿を表示する仕組みのことを指します。
Instagramアルゴリズムのメリットは、自社アカウントの認知をさせることができる点です。拡散機能が他のSNSより弱いInstagramにおいて、フォロワー外のユーザーにアカウントを認知させることができるアルゴリズムによるレコメンド投稿は、フォロワー獲得、認知向上の面でとても効果的なためです。
Instagramのアルゴリズムの優位性を高めるために必要な「シグナル」を貯める方法について「【2023最新】Instagram(インスタ)アルゴリズムとは?対策方法を徹底解説」で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
⑤アカウントのフォロワーを獲得する
自社アカウントのフォロワーを獲得することで、自社の「ファンの育成」をしましょう。
ユーザーにフォロワーとなってもらうことで、定期的に自社の情報を届けることが可能です。またコメントやDMでユーザーとの直接コミュニケーションを育むことができるため、潜在層や顕在層をロイヤル顧客へと押し上げる可能性もあります。
しかし、Instagramは地道な運用が必要となるのでコツを把握して運用を行いましょう。
Instagramの公式アカウントフォロワーを増やす方法については「Instagram(インスタ)フォロワーを増やす方法は?13のコツと成功事例を解説」で詳細な説明をしているので、参考にしてみてください。
https://trami.jp/markebook/instagram_follower/⑥ハッシュタグの付け方を工夫する
ハッシュタグの付け方を工夫することで、Instagramの認知向上効果を高めることができます。
ハッシュタグは多くのユーザーが投稿に利用しており、検索でもハッシュタグごとに投稿が表示されるため、ハッシュタグの付け方によって認知の差が生まれると言っても過言ではありません。
しかし、意外に多いのがハッシュタグの付け方のルールやハッシュタグの効能を高めるためのコツを知らない方が多く、本来のハッシュタグの強みが活かせていないという点です。
ハッシュタグを上手く活用するノウハウについてまとめた記事があるので、こちらも参考にしてみてください。
https://trami.jp/markebook/instagram_hashtag/⑦Instagramキャンペーンを実施する
Instagramキャンペーンは「フォロワー獲得」を目的としたときにおすすめな戦略です。
前述したように、Instagramは拡散力に弱いSNSのためアルゴリズムによるフォロワー外への認知施策が欠かせません。そのためには、既存フォロワーからのエンゲージメントを多く獲得する必要もあり、Instagramのフォロワー獲得はとても重要なタスクといえるでしょう。
そこでInstagramキャンペーンを開催して「フォロー&#○○を付けて応募すると抽選で○○名にプレゼント」や、「フォロー&自社商材に関連したものを使用して撮影した投稿で抽選で○○名にプレゼント」といった条件付き投稿で参加者を募ります。
自社アカウントのフォロワー獲得だけではなく、大量のUGC生成にもなるので初動のInstagramマーケティング戦略に効果的です。
Instagramキャンペーンを成功させるコツは2つあり、1つが「参加ハードルを極力下げる」もう1つが「キャンペーン投稿を広告配信」の2点です。
「参加ハードルを極力下げる」という点については、例えば条件を「自社の商材を必ず使って!」や「何円以上分購入して!」など条件が細かくなればなるほど、ユーザーにとって負担が大きくなってしまい、参加辞退が相次ぐ可能性があります。
なので入口は極力広くしてキャンペーンを企画設計することが、キャンペーン成功の近道といえるでしょう。
2つ目のコツは「キャンペーン投稿を広告配信」です。X(旧Twitter)キャンペーンのような拡散力があるわけではないので、あまりにもフォロワーが少ないと参加者がほとんど集まらない可能性もあります。そこでキャンペーン投稿を活用して広告配信を行うことで、ターゲットユーザーに対してキャンペーンを認知させることができます。
前述のとおり、Instagram広告はターゲティング精度が高いので、顧客見込みの高いユーザーからのフォローが狙えるのもこの合わせ技のポイントです。
⑧ブランド世界観をフィード全体で一貫発信
フィード全体を一つの「キャンバス」としてとらえ、色味・構図・フォント・トーンなど視覚スタイルを統一することで、訪問者に“このアカウントならブランドが伝わる”という印象を強く植え付けられます。たとえばベージュ×白のナチュラル系や、ポップな明るい配色など、統一された美しい世界観は記憶にも残りやすく、フォロワー誘導にも効果的です。実際、プロフィール訪問者のフォロー判断時間は 7秒以内とも言われ、第一印象がそのまま成果につながることも。
- メインカラー+アクセントカラーを2〜3色に絞って統一。
- 写真の明るさやコントラスト、フォントの種類・配置を揃えるテンプレート活用。
- フィード全体のバランスを意識したグリッド投稿で、ブランドの世界観をより強く演出。
⑨長期運用を見据えた体制とPDCAの仕組み化
Instagram運用は長期的な取り組みが前提。投稿ジャンル、頻度、制作フロー、担当者の分業などをテンプレ化し、属人化を防ぐ体制作りが欠かせません。そして、PLAN→DO→CHECK(インサイト分析)→ACTIONのPDCAサイクルを月次で回すことで、成果につながる仕組みを確立できます。
- KPI(フォロワー数、保存数、リーチ率など)を設定し、定期的な分析を実施。
- インサイト機能を活用し、「伸びた投稿」「伸びなかった投稿」の要因をデータ分析。
- 成果が出た投稿は継続し、改善が必要な投稿は内容や配信タイミングを調整。
⑩エンゲージメント型コンテンツ設計と滞在時間の最大化
リールやカルーセル投稿は、ユーザーの「見る時間」を稼ぐ設計が重要です。アルゴリズムも滞在時間を重視する傾向が強まっており、冒頭3秒で惹きつける構成、ストーリー性・再視聴性のある編集が有効です。
- カルーセルでは「次が気になる」導線構成を。
- リールはテンポよく、ストーリーの起承転結を意識。
- 再視聴を誘う工夫(クイズ型、スライドで答えを明かすなど)で保存・シェアも誘導。
⑪コメント・質問・投票など「双方向コミュニケーション」の活用
ストーリーズや投稿キャプションで「あなたはどう思う?」と問いかけたり、投票・クイズを設置することでフォロワーとのインタラクションを促進し、共感・参加意識を高められます。これにより、保存・シェア・エンゲージメント率の向上につながる投稿設計が可能です。
⑫ウェブサイトやLPとの連携(投稿埋め込みによるクロス誘導)
Instagram投稿を自社サイトやLPに埋め込むことで、サイト訪問者をInstagramへ誘導でき、接触機会を増加させられます。特にレビューや商品紹介投稿との相性が良く、信用構築と誘導の両面で強力な連携施策になります。
⑬リール×リード獲得施策の併用(Code‑Word方式)
リールの最後に「“コードワード”をDMで送って」と呼びかけ、限定資料や特典を送る方式。リールの拡散力を活かしつつ、DMで見込み客との接点を獲得する戦略です。記録的な拡散と確度の高いリード獲得を同時達成できます。
⑭コードワード+リポスト促進によるバイラルループ構築
「リールをリポストすると特典あり」などユーザーに拡散を促す仕組みを導入することで、自然なバイラルループが生まれ、拡散力が格段に高まります。プロモーション時によく活用される手法です。
Instagramマーケティングのメリット
①無料でアカウント開設と利用ができる。
Instagramは原則、無料でアカウント開設と利用が可能です。
予算がなかなか取れない企業や、SNSなどの新しい領域の広告予算が取りづらい場合でも、まずは無料で実施ができるため、気軽に参入ができるのがメリットです。
②ブランディング効果がある。
Instagramは、写真・動画が主体のビジュアル重視SNSのため、一目で企業やブランドのイメージを植え付けやすく、ブランディング効果があると言われています。
最近ではInstagramのプロフィールページが「自社HPの代わり」と言われる程その重要性が注目されているように、Instagramで自社・ブランドの確立をすることが可能です。
③消費行動に影響を与えることができる。
Instagramでは、ユーザーが商品検討を行う際に他のユーザーの投稿を使って「比較検討」を行っており、Instagramマーケティング戦略を行うことで、消費行動に影響を与えることができます。
④様々な機能が付いている。
Instagramは投稿の閲覧・作成機能だけでなく、購入の導線が可能な「ショップ機能」や、今話題のショート動画が観れる「リール機能」などを備えています。
⑤認知から購買までの導線がある。
④に付随しますが、Instagramは投稿にショッピングタグを付けることが可能なため、認知から購入の離脱者を防ぐことが可能です。
Instagramで商品検索を行うユーザーの購入意欲は高い傾向があるため、ショッピング機能で導線を確保することができるのは大きなメリットといえるでしょう。
Instagramマーケティングのデメリット
①拡散力が弱い
InstagramはX(旧Twitter)のように「拡散機能」が付いていないため、拡散力が弱いのがデメリットです。
フォロワーが少ない初期段階はこのデメリットは特に影響を受けますが、ある程度のフォロワーが獲得できた中期以降は「アルゴリズム」による認知が見込めるので、このデメリットの影響は軽減します。
②継続的運用が求められる
InstagramなどのSNSは、即効性が低いマーケティング手法のため企業は継続的に地道な運用を行っていく必要があります。
SNS担当は、専任ではなく兼任が多いため、工数負担となってしまい継続が困難になってしまうというケースも耳にします。
その場合は、プロの運用代行会社に委託するのも1つの手です。
③商材の向き不向きがある
「化粧品・食品・施設・飲食店」などの有形商材といった、体験している様子を写真などに残しやすいものがユーザーにも人気の為、Instagramに向いています。
逆に「ネットサービス・アプリ」といった体験している様子を写真に残しにくい無形商材はビジュアル重視のInstagramにおいては不向きといえるでしょう。
しかし、X(旧Twitter)やTikTokでは文章や動画が主体のためInstagramには不向きの商材でプロモーションすることも可能です。
X(旧Twitter)・TikTokそれぞれのマーケティング戦略について解説した記事もあるので、参考にしてみてください。
https://trami.jp/markebook/twittermarketing/ https://trami.jp/markebook/tiktok_marketing/Instagramマーケティングの事例
口コミマーケティング

【ジャンル】
・食品
【課題】
・「無人販売で買える」という認知向上
・アレンジレシピの訴求
【概要】
施策目的の「無人販売」の認知訴求とアレンジレシピの獲得を行うために、口コミプロモーションサイト「トラミー」を活用して一般ユーザーに店舗購入体験と商品体験を同時に体験、商品体験の際には、一般ユーザーにオリジナルの「アレンジレシピ」を考案してもらいそれをInstagramに投稿をしてもらいました。
結果、Instagram投稿による認知拡散と獲得したコンテンツをHPに掲載、さらにInstagram投稿がきっかけで、多数のメディアに取り上げられ売上が急増しました。
↓口コミプロモーションサービス「トラミー」の媒体資料請求はこちら↓

Instagramマーケティングおすすめ企業
Instagramマーケティングを成功させるには、専門知識を持つ企業に依頼をするのがおすすめです。
株式会社アイズは、日本最大級のモニターサイト「トラミー」での口コミマーケティング、Instagram広告運用代行、インフルエンサーキャスティング、Instagram公式アカウント運用代行などInstagramマーケティング全般に対応しています。
詳しいサービス内容やInstagramについての相談も承っているので、お気軽にお問い合わせください。
↓Instagramマーケティングに関するお問い合わせはこちら↓
Instagramマーケティングを有効活用して、ブランディングを成功させる!
いかがでしたでしょうか?Instagramマーケティングは様々な効果を獲得出来る可能性を秘めています。Instagramマーケティング成功の戦略をしっかりと組み立て、ブランディングを成功させましょう。
投稿者プロフィール

- 「マーケブック」では、SNSマーケティングを中心にSNSの基礎知識から成功事例、ノウハウ、アンケートデータなどの独自性のある情報発信を行っていくことで、マーケターの皆さんにとって「SNSの世界を学ぶ参考書」となれるよう運用して参ります。
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