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【化粧品】SNS(Instagram・X(旧Twitter)・TikTok)活用成功事例6選

この記事では「化粧品(コスメ・スキンケア)」業界の中で、SNSマーケティングに成功している企業事例とおすすめのSNS戦略について解説しています。

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※2022年8月25日に下記内容を更新しました。

【化粧品(コスメ・スキンケア)】Instagram活用事例を追加しました。

化粧品(コスメ・スキンケア)とSNSマーケティング

SNSマーケティングとは、SNSを活用したマーケティング手法を指します。

化粧品は、実際に使用してみた感想などがSNSに多く投稿されており、多くのユーザーがその情報をもとに商品購入決定を行っています。つまりSNSを活用したマーケティング戦略を組み立てることで自社のターゲット層に「広告宣伝」と「販売促進」を行うことが出来るのです。

そのため、「SNSをいかに活用できるかで自社製品の売上が左右される」と言っても過言ではありません。

そのぐらい化粧品企業にとってSNSマーケティングは重要な戦略になります。

そこで今回はSNSマーケティングに成功している企業事例について成功ポイントと共にを紹介をしていきます。

【化粧品企業(コスメ・スキンケア)】Instagram活用事例

①kiss公式:投稿に統一性を持たせてユーザーを惹きつけるアカウント運用

出典元:kiss公式

コスメブランドの「kiss」公式Instagramアカウントでは、投稿に統一感を持たせることでInstagramの強みを有効活用しています。

Instagramは写真主体のSNSのため、プロフィール欄でビジュアルの良い投稿を並べることでユーザーのフォロー意欲を促すことが出来ます。

同アカウントでは、プロフィール全体を見るときに横一列で投稿の統一感が出るようにアカウント設計が行われており、一目でアカウントの良さが伝わってくる事例です。

ポイント

①Instagramの形状を意識した投稿スタイル。

②色の統一することで、ユーザーの視覚に訴えかける。

②キュアネル:一般ユーザーによる投稿で認知向上とコンテンツ獲得

自宅で簡単にセルフネイルができる「キュアネル」は、「認知向上」と「コンテンツ獲得」の同時獲得を目的に一般ユーザーにサンプリング体験させる口コミプロモーション施策を行いました。

同商品は、商品価格から購入ハードルが高く認知・利用者が少ないのが課題でした。そこで口コミプロモーションサイト「トラミー」で一般ユーザーにサンプリングを行い、実際に体験してもらった感想をInstagramで投稿してもらう、という内容で施策を行いました。

 
 
 
 
 
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𝗺𝘂𝘂(@mu__cosme)がシェアした投稿

出典元:@mu__cosme

「一般ユーザーの投稿=投稿の品質が心配」というイメージが多いという相談が寄せられますが、トラミーでは広告主の要望に沿った選定を行い、親和性の高いユーザーにサンプリングを行うため、クオリティの高い投稿が上がりやすい傾向にあります。

こちらの投稿でも、詳細な商品説明とわかりやすい文章付の画像加工がされています。コメント欄では「これ、欲しいーーー」「これすご過ぎて普通にほしいレベルです、家でこんな事が出来るとは‥」など、商品に対してかなり好意的なコメントが寄せられており、潜在層・顕在層の育成に繋がっていることが分かります。

③しあわせ想い:新商品発売時にSNS露出で認知向上

もう1つのトラミー活用事例が、オールインワンスキンケア「しあわせ想い」です。同商品は発売時の認知向上を目的として、口コミプロモーションサービス「トラミー」を活用し、Instagramで一般ユーザー(ナノインフルエンサー)による体験クチコミ投稿を大量生成しました。

上記の投稿のように、一般ユーザーとは思えない、クオリティの高い投稿が大量生成されるためInstagramを閲覧しているユーザーの目にも留まりやすいのがメリットです。

またトラミーで行われた一般ユーザーの投稿や、施策と同時に行われるアンケート調査結果は、広告主側で2次利用無期限無料なため、後のマーケティング戦略にも活きる成果物を入手することが可能です。

特に化粧品や美容商材は、実際に体験した人の口コミが重要です。株式会社アイズの調査によると購買の前に95%のユーザーが口コミを調べてから購買行動を起こすというデータも出ており、SNS上にユーザーの口コミを貯めることはとても有効性の高い施策であることが分かります。

ポイント

①一般ユーザーの投稿だからこそ広告感無くユーザーに認知をさせることができる。

②質の高いコンテンツは2次利用無期限無料。

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※資料抜粋

【化粧品企業】X(旧Twitter)活用事例

①ヒロインメイク:公式アカウントで「お役立ち情報」を発信

出典元:ヒロインメイク/エリザベート・姫子

アイメイクで人気の「ヒロインメイク」公式X(旧Twitter)アカウントでは「#ヒロイン相談室」という名前でメイクのお悩みに答えた「お役立ち情報」を発信しています。

最近のSNS使用傾向としては、「気になった」「活用したい」といった情報が載っている投稿をいいね!や保存機能を使って、後で見返すといった「ブックマーク」のような使用方法をしているユーザーが多いそうです。

このように、ユーザーにとって「タメになる」ユーザーニーズの高い投稿を定期的に行うことで、有益情報を発信してくれているアカウントとポジティブな印象を持たせることに繋がります。

ポイント

①相談室という形でユーザーのタメになる「お役立ち情報」を発信。

②ユーザーニーズを満たすことでポジティブな印象を獲得、購入の際の検討候補に。

②ヘアケアのラサーナ:親しみやすいアカウント運用

出典元:ヘアケアのラサーナ【公式】

ヘアケア商材を展開する「ラサーナ」では、親しみやすいアカウント運用で顧客とのコミュニケーションを行っています。

同アカウントでは、日頃からユーザーの投稿に引用RTしてコメントをしたり、自社製品以外の日常投稿をしたりしています。

また3月に投稿された「『あ』を打って出てくる人は○○な人」というお題では、「洗い流さないトリートメント」という、ヘアケア商品を取り扱う同社だからこそ出てくる1文と画像だけのツイートで4万いいねと8,811RTの「バズり投稿」になりました。

短文で自社の強みを引き出しつつ、ユーザーの心を掴んでアカウント認知度を上げているのがポイントです。

ポイント

①自社にまつわるユーザー投稿にはコメントや引用RTで反応をしている。

②自社製品以外の日常投稿などでX(旧Twitter)を「ファン」との交流の場にしている。

【化粧品企業】TikTok活用事例

①KATE:TikTok広告を活用して「TikTok売れ」を創出

2021年5月の発売から1年経った今でも店頭では品切れが続いているカネボウのコスメブランドKATEの「リップモンスター」は、TikTok広告を巧みに活用することで「TikTok売れ」を創出しました。

リップモンスターはその製品の品質の高さの評価が高いですが、それだけではなく初動にTikTokで話題となったことが大ヒットの大きな要因と考えられています。

内容はTikTokクリエイターが音楽に合わせてリップモンスターの色番とが表示され同時に唇の色が変化をするエフェクトを使用してリップモンスターをPRする、というものでした。

この動画が配信されると、たちまち真似る人が続出して若年層の間で話題を呼びました。またTikTok広告を配信したことでより的確に自社のターゲット層の「おすすめ」に表示させることができました。

TikTokは「フォロー」よりも「おすすめ」のタイムラインで投稿を閲覧するユーザーが多いので、TikTokクリエイター投稿をしてもらうだけでなく、同時に広告配信を行うことが施策成功の大きなコツです。

ポイント

①エフェクトで商品の疑似体験。

②TikTokクリエイター+TikTok広告でリーチの取りこぼしを防ぐ。

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※資料抜粋
https://trami.jp/markebook/tiktokinfluencer2022/

化粧品企業おすすめSNSマーケティング戦略3選

①消費行動プロセスにもとづく施策設計

SNSを活用した施策を考えるときは、最新のSNS動向を考慮しながら「ユーザーの消費行動プロセス」に基づいた施策設計が重要になります。

マス広告が台頭していた頃とは異なり、現在は「トレンドも消費行動も変容が激しい」というのが特徴です。一気に話題に上りブームに火が付きやすいけれども、その分冷めるのもはやかったりと、安定がしにくくなっています。

そのため、マーケティング戦略も常に「最新」のもので対応することが求められます。しかし同時に自社やブランドの「軸」はしっかりと保つことが求められます。

その背景としては、技術が進化した現代において「モノ」は飽和状態となっており、消費者にとって企業の製品が全て同じように見え、優劣をつけるのが難しくなっているからです。そんな中でミレニアル世代やZ世代は「価値観」をとても重要視しており、サスティナブルなどの社会貢献性のある活動に価値を置いているため、今までの消費行動では満足しないのが現状です。

さらに、情報リテラシーの高い現代のユーザーにとって、トレンドありきのマーケティング戦略は、「浅はか」と受け取られてしまう可能性もあります。

そういった背景からも、ユーザーに自社の「軸」を活かした「価値提供」が行えるような施策設計が必要になるため、SNSの投稿からユーザーニーズを読み解く「ユーザーリスニング」や、様々な年代・性別のユーザーの消費行動プロセスを調査して最新の消費行動をアップデートし続け、臨機応変に施策設計を行っていくことをお勧めします。

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②商材に合ったインフルエンサーを起用する

SNSマーケティングで良く行われる手法の1つが「インフルエンサー」施策です。インフルエンサーはついつい著名=フォロワー数が多い人を選びがちになってしまいますが、インフルエンサー施策は「商材との親和性」と「コアファンの有無」「PR投稿が自然かどうか」でインフルエンサーを検討をする必要があります。

例えば、日頃の投稿で「正直レビュー」を売りにしているインフルエンサーや、コメント欄でフォロワーが活発的にコメントを行っているかどうかなど、様々な角度からインフルエンサーの品質を検証、かつ商材にマッチしているかどうかで判断します。

またインフルエンサーの他企業のPR投稿を見て、オリジナリティがあるかどうかを確認することも重要です。なぜならインフルエンサー施策の失敗要因の1つとして上げられるのが「インフルエンサーのオリジナリティが無いPR投稿」だからです。

インフルエンサー施策の“旨み”は「広告感が薄いためユーザーに違和感なく魅力を届けることが出来る」という点ですが、日頃の通常投稿はオリジナリティがあり、ユーザーからの評価が高くても、PR投稿になってしまうと広告感が強く見受けられるインフルエンサーに依頼をしてしまうと、思ったような効果が出ない可能性があります。

上記観点から、インフルエンサーを起用する場合は「商材との親和性」「コアファンの有無」「PR投稿が自然かどうか」この3つに着目して選択する必要があります。

インフルエンサー起用広告の費用対効果を高める5つの成功戦略を解説SNSマーケティング,インフルエンサー「インフルエンサー起用にフォロワー数は関係ない?」最新の市場動向とあわせて、インフルエンサー起用の成功のコツを解説します。...2024-03-07 16:21:34

③一般ユーザーに化粧品を体験してもらい「ファン」になってもらう

自社製品の良さを体感させる施策を行うことで「ファン」を生み出すことが可能です。

化粧品・美容商材も様々な種類が存在するため、認知すらされずに終わってしまう可能性もあります。そのため化粧品・美容商材は「まずは体験をさせてファンを生み出す+SNSで口コミ発信をしてもらう」という施策が有効的です。

実際、モニター体験した製品を気に入り、その後も継続して購入しているというユーザーは少なくありません。

モニターサイトを活用すれば「サンプリング体験とSNS投稿」の2つが同時に行われるため「認知拡散とロイヤル顧客の育成」が可能です。

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※資料抜粋

SNSを活用して、マーケティング戦略を成功させる!

いかがでしたでしょうか?ユーザーに刺さるSNS施策は、自社の強みやSNSの仕組みを理解して施策設計を行うことがとても重要です。

SNSを上手に活用し、他社との差別化を行いマーケティング戦略を成功させましょう。

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