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【お酒(アルコール)】Instagram・Twitter・TikTok成功事例5選とおすすめ戦略

この記事では「お酒」業界の中で、SNSマーケティングに成功している企業事例とおすすめのSNS活用戦略について解説をしています。

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お酒とSNSマーケティング

日々の晩酌やお祝い事、季節のイベントで欠かせないお酒。20歳以上の大人にとって、お酒を身近に感じている方も多いのではないでしょうか?

コロナ前は「飲みュニケーション」という言葉もあり、会社やサークルの仲間と外で飲む機会も多かったと思いますが、コロナ禍の自粛生活で、家でお酒を楽しむ方も増えたように思います。

実際に、ホットペッパーグルメ外食総研による調査(2021年)では、コロナ禍で「家飲みが増えた」と回答した方は約22%、「一人晩酌が増えた」と回答した方は17%でした。

家で食事とともに飲酒する機会(n=1034)

出展元:株式会社リクルートのプレスリリース

食事というより飲酒を楽しむ目的として家で1人で飲酒する機会(n=1034)

出展元:株式会社リクルートのプレスリリース

そのように家飲みが注目されている昨今、酒類メーカーがSNSを活用し、商品のPRやお酒に合うレシピの紹介など、家飲みを推進していく動きが強まっています。

お酒とSNSマーケティングの親和性について

SNSは、情報の拡散力やUGC生産が可能であるという特徴から、お酒との親和性が高いマーケティングツールといえるでしょう。

例えば、フォローとRTを応募要件にしたキャンペーンは、フォロワー獲得と情報拡散によって新商品の発売日や「○○の日」といった記念日に向けたユーザーの認知/興味拡大に効果的です。
また、キャンペーン当選者が、特定のハッシュタグを付けたり、企業公式アカウントを載せた状態で感想を投稿することでUGC生産も可能なのです。

お酒に合うレシピを写真や動画で紹介したり、新商品や季節限定商品のPRなどをスピード感を持ってPRするなど、投稿内容に適したSNS媒体を選ぶことで効果的な戦略を立てることができるでしょう。

【お酒】Instagram活用事例

Instagramの最大の特徴は、画像や動画などの視覚効果に特化したSNSであることです。

お酒を飲むシチュエーションを具体的にユーザーにイメージさせたり、お酒に合うレシピを分かりやすく説明することが可能といえるでしょう。

ここでは、Instagramを活用したSNSマーケティング事例を2つご紹介します。

①キリンビール|企業公式アカウント運用【Instagram】

キリンビール株式会社は、日本の大手ビールメーカーです。1888年に主力商品「キリンビール」が発売され、現在は発泡酒、新ジャンル、クラフトビールをはじめ、氷結や本絞りなどの缶チューハイやカクテル、ワイン、ウイスキーといったビール以外の商品も幅広く手掛けています。

以下は、キリンビールのInstagram公式企業アカウントです。

出展元:@kirin_brewery

キリンビール公式の主な投稿内容は、新商品の紹介、商品とマッチするレシピの紹介、キャンペーンのPRなどです。
また、お酒に合うグラスや注ぎ方、オススメの映画まで幅広く情報発信して、家飲みを充実させる情報提供をしています。

季節のイベント前には、イベントにマッチした投稿も見られます。

 
 
 
 
 
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キリンビバレッジ(@kirin_beverage)がシェアした投稿

上記の投稿では、「おうち居酒屋」として15分で作れるレシピの紹介をしています。

コメントを見ると「○○作ってみたいです!」、「ビールと絶対合いますね」といった投稿があり、誰でも簡単に作れそうなレシピを紹介することで、ユーザーに実際に家でレシピを試してビールを楽しむ様子をイメージさせています。
投稿文には、「作ってみたいと思ったら、コメント欄に”🍺”で教えてくださいね」と書いており、エンゲージメント獲得の動きも行っています。

②日本盛株式会社公式|企業公式アカウント運用【Instagram】

日本盛株式会社は、兵庫県に本社を置く日本酒メーカーです。「もっと、美味しく、美しく」をキャッチコピーとして、日本酒のみではなく酒造りを通じて得たさまざまな天然成分や技術を使った化粧品や健康食品も展開しています。

以下は、日本盛株式会社のInstagram公式企業アカウントです。

 
 
 
 
 
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日本盛株式会社公式(@nihonsakari_official)がシェアした投稿


出展元:@nihonsakari_official

上記の投稿では、キャンプ好き社員のギア紹介として、社員のキャンプグッズの写真が投稿されています。その中に、自社商品である「生原酒ボトル缶」が溶け込んだ投稿となっています。

アウトドアで飲みたいお酒に関するアンケートでは、日本酒はランク外でした。
外で飲むといえばこのお酒!という固定概念で選んでしまっている方もいるかもしれないため、「アウトドアでも気軽に持ち歩ける日本酒のボトル缶がある」「キャンプに日本酒を持っていくのもアリなんだ」と、ユーザーの意識を変えて、購買行動につなげるのに有効といえるでしょう。

出展元:青山ハッピー研究所

【お酒】X(旧Twitter)活用事例

X(旧Twitter)の最も大きな特徴は、短文のメッセージによるコミュニケーションがメインということでしょう。X(旧Twitter)は匿名性が高く、商品・サービスに対する本音が書きこまれる投稿も多いとされています。そのため、情報発信のみではなく、ユーザー(消費者)からの意見を募ることにも適したSNSです。

また、”いいね”、”RT”、”引用RT”といったアクションをすることで、ユーザーのフォロワーのタイムラインにも投稿を流すことができるため、拡散力の高さも特徴であり、X(旧Twitter)を活用したキャンペーン施策は非常に有益といえるでしょう。

ここでは、X(旧Twitter)を活用したSNSマーケティング事例を2つご紹介します。

①ニッカウヰスキー【公式】|企業公式アカウント運用【X(旧Twitter)】

ニッカウヰスキーは、日本の洋酒メーカーです。「日本のウイスキーの父」と呼ばれた竹鶴政孝氏が創業し、その商品は日本のみではなく世界中から評価されています。

以下は、ニッカウヰスキーのX(旧Twitter)企業公式アカウントです。

出展元:@nikka_jp

ニッカウヰスキー【公式】の主な投稿内容は、ニッカウヰスキーと合うレシピの紹介や、ニッカウヰスキーを使ったレシピの紹介などです。

X(旧Twitter)の1投稿の文字数制限内(140字)で収まる説明で簡単に作れそう、かつ季節やイベントにピッタリのレシピを紹介しているため、ユーザーの「作ってみたい」という意欲を掻き立てています。 また、ニッカウヰスキーのラベルの髭おじさんがつぶやいているような口調(「~したぞい!」、「~かのう?」など)も魅力の1つといえるでしょう。

出展元:@nikka_jp

あずきバーの日にちなんで投稿された上記投稿では、あずきバーを使ったミルクウイスキーのレシピを紹介しています。

簡単に作れそうでありながら、美味しそうな説明や見た目に、コメント欄では「ちょうどあずきバー買ってたのあるのよ」「ホント簡単に出来そうで美味そうなメニュー沢山紹介してくれるから有能」といったコメントが寄せられており、ユーザーの購買行動を後押ししています。

②アサヒビール ASAHIBEER|SNSキャンペーン【X(旧Twitter)】

アサヒビール株式会社は、日本の大手ビールメーカーです。1892年に「アサヒビール」を発売し、1987年には日本初の辛口生ビールである「アサヒスーパードライ」を発売しました。現在は海外や沖縄の地ビール「オリオン」などと提携し、微アルコールビールや「贅沢搾り」などの缶チューハイといった幅広い商品を展開しています。

以下は、アサヒビールの公式X(旧Twitter)アカウントです。

出展元:@asahibeer_jp

主な投稿は、キャンペーンや新商品のPR、アサヒビールが応援しているスポーツの試合の予告、ビールにピッタリのおつまみのレシピ紹介などです。

出展元:@asahibeer_jp

上記は、「ザ・レモンクラフト愛を語ってレモンクラフトアンバサダーになろう!キャンペーン」のPR投稿です。

キャンペーンへの参加方法は、公式アカウントをフォローし、投稿を引用RTでレモンクラフトの紹介をするというもの。抽選ではなく、商品担当者が選定するということもあり、熱量の高いUGCの生成に成功しました。

【お酒】TikTok活用事例

TikTokとは、15秒から10分ほどの短い動画を作成・投稿できる、動画プラットフォーム型SNSです。さまざまなBGMやエフェクト、トリミングなどの編集が簡単に行えて、フォロワーに関係なくハッシュタグで拡散されることから、若いクリエイターを中心に爆発的にユーザー数を伸ばしていすが、近年はユーザーの年齢層も広がりつつあります。

ユーザー層が拡大していることと、動画で商品をPRできることから、企業からの注目が集まっているSNS媒体といえるでしょう。

ここでは、TikTokを活用したSNSマーケティング事例を1つ紹介します。

サントリーほろよい|SNS広告×インフルエンサー【TikTok】

サントリーは、洋酒、ビール、清涼飲料水を扱う大手飲料メーカーです。

アルコール度数3%の缶チューハイ「ほろよい」は、2009年の発売以降サントリーの主力商品の1つとなっています。味の種類が豊富であり、アルコール度数があまり高くないことから、幅広い年代の方から支持されています。

以下は、サントリーほろよいの公式TikTokアカウントです。

出展元:@horoyoi_suntory

今回ご紹介するのは、2020年1月8日~2月17日に行われた<サントリーほろよい「純悪」コラボインフィード広告企画>。
※参照:TikTok for Businessのプレスリリース

この企画は、俳優の阿部亮平さんと山根和馬さんで結成されたユニット「純悪(@junakujp)」とコラボレーションして、ほろよいのキャッチコピーである「あ、あの味だ」を顧客に浸透させるために打ち出された企画でした。

純悪のコンテンツの持ち味や掛け合いを活かしたうえで、ほろよいのメッセージを織り込むことで、ユーザーに違和感なく投稿を楽しんでもらい、かつキャッチコピー想起が約138%増※という結果につなげることができました。
※企画広告非接触者との比較

お酒のおすすめSNSマーケティング戦略3選

①商材との親和性やエンゲージメントが高いインフルエンサーの起用。

画像や動画では味を伝えることができないため、お酒のSNSマーケティングではインフルエンサーを起用して味やのど越しを伝えてもらうことが有効です。

さらに、フォロワーに対して、十分な影響力を発揮できるインフルエンサーを起用することができれば、PR戦略にこだわらずとも購買までつなげられる可能性があるというメリットもあります。

インフルエンサーを選定するときは、商材との親和性やエンゲージメント率を意識して決めるといいでしょう。

・商材との親和性
インフルエンサーが普段投稿している内容と、PRしたい商品のマッチ度合いが合っているかを事前に調べましょう。インフルエンサーの特徴に合わない商品場合は、エンゲージメント率が高くとも十分なPR効果が期待できません。

・エンゲージメント
SNSにおけるエンゲージメントとは、”いいね”、”RT“、”コメント“といった、ユーザーからのリアクション(投稿の影響力)のことです。エンゲージメントは、エンゲージメント率で指標化することができます。

エンゲージメント率は以下の計算式で算出されます。

エンゲージメント率=エンゲージメント数(いいね、コメント、保存数など)÷フォロワー数

この計算式によれば、単純に「フォロワー数が多い=優れたインフルエンサー」といえないことが分かるでしょう。
逆に、フォロワー数が少なくともエンゲージメント率が高い場合は、フォロワーとの信頼性が高く、ファンを多く抱えているインフルエンサーの可能性もあるといえます。

ただし、エンゲージメント数にあたる各パラメーターが、本当にフォロワーの興味を引いている数値であるかを十分に見極めた上で判断することが重要です。

例えば、ある投稿に“いいね”を押す動機や興味の度合いは人によって幅があるので、どれくらい関心を持っているかを測るには慎重になる必要があります。(近年では、「保存数」がエンゲージメントとして採用される傾向が多いようです。)

効果的なインフルエンサーの選び方
・インフルエンサーのエンゲージメント率を正確に把握する
・PRしたい商品とインフルエンサーのマッチング度合いの高さ ・活用するSNSに合わせてインフルエンサーを選定する

②エンゲージメント獲得を狙う投稿内容

SNS上にただ投稿するだけでは、効果的にSNSマーケティング施策を行えているとはいえません。効果を最大限引き出すためには、質の高いコンテンツを作ることが重要です。

SNSマーケティングにおいて質の高いコンテンツとは、エンゲージメント獲得が狙えるコンテンツといえます。

今回の記事で紹介したような、ユーザーのコメントを促すような投稿や、アカウントをフォロー/投稿をRTしてもらえるようなキャンペーンが有効といえるでしょう。

SNS媒体ごとのアルゴリズムをしっかり理解して戦略を立てることが大切ですが、一般的にフォロワーからのコメントや“いいね”を多く獲得することによって、アルゴリズムに優位に働くとされています。

各SNS媒体の詳細なアルゴリズムについては、SNSマーケティングを取り入れる前に確認しておくことをオススメします。

「アルゴリズムってなに?」「このSNSにはどういう戦略が有効なの?」と迷う場合は、SNS運用代行会社に依頼することも1つの手です。


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③ 実際に商品を体験してもらいUGCを大量生成させる。

お酒の購買行動を後押しするためには、一般ユーザーからの口コミも重要です。一般ユーザーの口コミは、企業によるフィルターを通さない「信頼のおける情報」として好まれる傾向があり、購入前に口コミを確認する人は95%にも上るとされています。

口コミプロモーションサービス「トラミー」では、広告主様の商品やサービスを体験した感想を、会員が普段から使用しているSNSアカウントに投稿して拡散を測ります。

「SNSに大量の口コミを生成したい」「新商品発売前にSNSで認知をさせたい」といった酒類メーカーの要望にも応えられる『サンプルレビュー』というサービスも提供しています。

サンプルレビューでは、トラミー会員に商品をサンプリング・体験をしてもらい、その体験をしてみたレビュー(感想)を、指定のSNSやブログ投稿をさせ、認知拡散・UGC生成が可能なサービスです。 大量のUGC生産をすると、会員のフォロワーへの認知が見込めるだけでなく、SNS検索でヒットするなど、ユーザーの商品購入の後押しにつながります。


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SNS活用を成功させて、売上アップを狙う!

いかがでしたでしょうか?今回は、お酒におけるSNSマーケティングの成功事例とおすすめ戦略を解説しました。お酒はSNSとの相性が非常に良く、インフルエンサーの起用から、投稿内容、キャンペーン方法、UGC生産まで、取ることのできる戦略・施策が多岐に渡ります。

それぞれのSNSの特徴をおさえて自社ブランドのマーケティング活用することができれば、ブランディングや販促に大きな力を発揮できるでしょう。

一方で、SNSマーケティングは戦略立案から分析まで、専門性の高い工程が多くあります。さらに、フォロワーに対する反応などアカウントの細やかな運営がファン化のポイントとなります。自社でSNS運営を検討する場合、SNSアカウント運営に時間が割かれてしまったり、試行錯誤の運営で効果が出るまでに時間がかかってしまうおそれがあります。

また、SNS広告を出そうとした場合、お酒の広告においては注意すべき点がいくつかあります。 そうした障壁を超えてお酒のSNSマーケティングを成功さえるためにも、まずはプロに相談してみるのはいかがでしょうか?

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投稿者プロフィール

koike
koikeSNSマーケティング(インフルエンサー・SNS広告・口コミプロモーションサービストラミー)の戦略提案を行う法人営業や、自社サービス「トラミー」のサービス企画、SNS運用を担当。 2022年からSNSマーケティングノウハウメディア「マーケブック」の企画運営に携わる。