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ペット業界とSNSマーケティング
多くの人がSNSを使う今、SNSを活用したマーケティングが大きな効果を持ち得ることは言うまでもありません。最近ではSNSのユーザーにも様々な個性や興味分野を持つ人が増えてきており、マーケティングにおいても、そうしたユーザーの特徴をつかみ、自社の特徴や強みと掛け合わせた施策を打つことで、さらなる効果を狙おうという企業が増えてきています。
そうした中で、近年注目が集まっているジャンルが「ペット」です。以前からテレビCMやイメージキャラクターに動物が起用されることはありましたが、最近ではSNSの広がりも相まって急速に影響力を増し、SNSで高い人気を得たペット動画などが、テレビ番組などのマスメディアに“逆輸入”され、さらに人気を増幅させると言う例も少なくありません。
こうした流れの中で、今回は「ペット」に関心があるユーザー向けのマーケティング事例をご紹介。ペット関心層への認知拡大だけでなく、動物をフックに広くターゲットに訴求するためのヒントを紐解いていきます。
【ペット企業】Instagram活用事例
くらふと工房クレアル:Instagramキャンペーン活用でフォロワー獲得
この投稿をInstagramで見る
まずご紹介するのが、Instagramで展開されている、こちらのキャンペーン。実施しているのは「くらふと工房クレアル」という猫専門の爪研ぎを販売する企業です。
「猫の爪とぎプレゼント企画」と題して、10名に爪研ぎをプレゼントするという抽選企画です。
<参加ルール>
1)「くらふと工房クレアル」のアカウントをフォローする。
2)対象の投稿に「いいね」をする。
3)欲しい爪とぎを記入の上、コメントを投稿する。
キャンペーン期間は2022年5月18日〜5月22日までと短かったものの、1,955人ものユーザーがキャンペーンに「いいね」をするほどの人気を博しました。(※2022年7月21日現在の「いいね」数より)
このキャンペーンで注目したい点は、ハッシュタグの活用です。
投稿を見ると、以下のようなハッシュタグが並んでいます。
#爪とぎプレゼント応募
#爪とぎプレゼント
#くらふと工房クレアル
#猫
#猫用品
#つめとぎ
#爪とぎ
#つめとぎネコ
#ネコ雑貨
#猫好き
#ねこ好き
#ネコ好き
#日本製つめとぎ
自社の商品やブランド名だけでなく、#つめとぎネコ、#ネコ雑貨、#猫好き、#ねこ好き、#ネコ好きといったハッシュタグを載せることで、
・猫を飼っていて(ペットオーナーであり)猫に関心がある人
だけでなく
・猫を現在飼っていないが、猫が好きで猫の情報に関心のある人
=将来の顧客となりうる可能性がある人
にも、猫をフックとして認知拡大を図ることができます。既存顧客だけでなく、新規ユーザーにも知ってもらうことは、ブランド力アップにつながるのはもちろん、ブランドをあらかじめ知ってもらうことによって、将来顧客の購買の選択肢に入るという点でもメリットがあります。
【ペット企業】X(旧Twitter)活用事例
①ピュリナワン(cat):○○の日に合わせたハッシュタグキャンペーン
/#超猫の日 まであと1日✨
\2022年2月22日は #超猫の日?
毎日222名に猫ちゃんの年齢にあわせて選べるお試しセットをプレゼント。▼応募方法
①このアカウントをフォロー
②このツイートをRT
③結果がすぐにリプライで届く?#超猫の日カウントダウン明日にはさらなる企画も!?? pic.twitter.com/XmtAXGwBVz
— ピュリナ ワン (cat) (@purinaonecatJP) February 20, 2022
こちらはペットフードなどの販売を行う「ピュリナ ワン(cat)」が公式アカウントで行なっているX(旧Twitter)ハッシュタグキャンペーンです。2月22日の「猫の日」に合わせて、毎日222人に商品をプレゼントするという内容です。
こうした「○○の日」はSNS上でも話題になりやすく、その日に合わせたキャンペーンを行うことは非常に効果的ですが、この年は2022年2月22日と“2”が多く並ぶことから、SNS上では「超猫の日だ」という話題が盛り上がっていました。
その盛り上がりを素早くキャッチし、「猫の日」の1週間前からプレゼントキャンペーンを開始。7日間のツイートに対するリツイート数は合計18,625にものぼりました。※2022年7月21日現在)
普段から顧客ユーザーの興味に合った投稿をすることはもちろん、SNS上の話題を素早くキャッチすることも、SNSマーケティングにおいては重要です。
<参加ルール>
- 公式X(旧Twitter)アカウントをフォロー。
- 指定の投稿をリツイートする。
さらに、「超猫の日」である2月22日までにこうしたキャンペーンで話題を醸成した上で、2月22日当日には、別のキャンペーンも開始。
今日は歴史的な「#超猫の日」
・・・じゃあ、2222年2月22日はどうなっちゃうの❓❗下のボタンから”200年後の猫の未来”の妄想をツイートすると、人気イラストレーターが再現してくれるかも?
さらに結果がその場ですぐわかる豪華抽選も?22名様に当たる?#2222222について話そう
— ピュリナ ワン (cat) (@purinaonecatJP) February 21, 2022
このキャンペーンに続いて、猫のイラストをシリーズ化して投稿。投稿をシリーズ化することで、新規ユーザーにも遡って投稿を見てもらえる可能性が高まり、エンゲージメントを高めることができます。
自社の顧客である“猫を飼っている”ユーザーの関心を引く施策であるとともに、キャンペーンを連続して打つことで、ユーザーとの継続したコミュニケーションを取ることができた点で、工夫が光った例だと言えます。
②日本ペットフード:クイズ形式のハッシュタグキャンペーン
\?世界に1冊だけの絵本が当たる!?/
【応募方法】
①@npf_jpをフォロー
②クイズの答えにハッシュタグをつけて引用RT【ピュアクイズ】
ピュアな気持ちで作った自然の素材がカラダに
やさしいコンボシリーズの名前は? #コンボOOO
※6月30日まで— 日本ペットフード (@npf_jp) May 31, 2022
ペットフードなどの販売を行う「日本ペットフード」も個性的なX(旧Twitter)キャンペーンを展開しています。
<参加ルール>
1)公式アカウントをフォローする。
2)以下の【ピュアクイズ】の答えにハッシュタグをつけて引用リツイートを投稿する。
ピュアな気持ちで作った自然の素材がカラダに
やさしいコンボシリーズの名前は?
#コンボOOO
自社商品の名前をクイズの答えにすることで、キャンペーン参加者に対して直接的に認知度を高めることはもちろん、キャンペーン参加者のフォロワーにも商品名を知ってもらえるというメリットが期待できる施策です。
また特筆すべきは、「うちの子が絵本になる」という特徴的なプレゼントです。
ペットオーナーが多いであろう既存ユーザーの心を惹きつけるだけでなく、当選者がプレゼント自体を投稿したり、周囲に見せたりと、連続した情報拡散の可能性が見込めます。
さらに、他にあまり類を見ないキャンペーンを行うことで、ブランドとしての世界観、メッセージを強く印象付けることにも繋がります。顧客が愛着を持っているであろうペットにフォーカスを当てることで、企業やブランド、商品への愛着も増す効果が期待できます。
こうした顧客心理を掴む施策は、エンゲージメントを高める意味でとても有効です。特にSNSでは動物の動画や画像が多く出回っていることから、動画・画像のビジュアル的な可愛さが先行し一人歩きをして、本来のターゲットとは異なるユーザーへと拡散されることも少なくありません。そのため効果測定の際に、数字だけでなくエンゲージメントを見ることは欠かせません。
ペット企業おすすめSNSマーケティング戦略2選
いくつかの事例をご紹介しました。ここからは、ペット企業がSNSマーケティングを行う際のコツを解説します。
商材に合ったインフルエンサーを起用する。
これまでの事例から考察すると、いずれも自社の顧客ユーザーの属性や関心を意識した内容となっています。
既に顧客であるペットオーナーをまずターゲットとして取り込み、ハッシュタグやリツイートによって、そのペットオーナーからの情報拡散を促すことで、商品の新規トライアルや新規フォロワー獲得につなげていく狙いだと考えられます。
SNSでは興味関心が近いユーザー同士がお互いにフォローしているなどして繋がっている場合が多いため、こうした動線が引きやすい点がマーケティングにおいてメリットです。
こうした“興味関心ごとの繋がり”を活かしたのが、インフルエンサーマーケティングです。近年では様々な特徴を持つインフルエンサーが登場し、あるジャンルに特に興味関心を持つというユーザーを多く抱えています。
中でも近年人気が高まり、マーケティング上注目されているのが、「ペット」です。
ペットインフルエンサーと呼ばれる、犬や猫が広告などマーケティングに起用される例は少なくありません。日本だけでなく海外ではさらに人気があり、ロサンゼルスを拠点として活躍しているポメラニアン「jiffpom(ジフポム)」(@jiffpom)は、フォロワー数が970万人以上と脅威の人気を博します。
人間にはない可愛らしさを武器に、老若男女を問わず、広く親しまれ、拡散されやすいという点や、“可愛らしい”という人類普遍の感情に訴えかけられる点が、言葉の壁すらも超え広く訴求できる最大の強みだと言えます。
犬や猫などを実際に飼っているペットオーナーのアカウントも同様に人気があります。こうしたペットオーナーの投稿は、同じペットオーナーにとって共感を持てる内容や、お役立ち情報であることが多く、宣伝色が少なく商品やサービス、ブランドの訴求をしてもらえる可能性が高いです。
ペット企業のSNSマーケティングにおいては、日頃からペット動画や画像をアップして一定のファンを持っているインフルエンサーにもキャンペーンに参加してもらう、あるいは商品や企業についての投稿をしてもらうことによって、ペットオーナーからのエンゲージメントを高めることが期待できます。
訴求内容や、リーチしたいターゲットごとに、最適なインフルエンサーを起用することが目標達成への近道とも言えます。
実際にペットを飼っているユーザーに体験してもらう。
先に書いたように、SNSでは同じ興味関心がある一般のユーザー同士も繋がりを持っていることが多くあります。ご紹介した事例のように、ハッシュタグやリツイート、クイズなどによって認知を図るだけでなく、実際にペットを飼っているユーザーに商品やサービスを体験してもらうことで、口コミを醸成し、繋がりのあるユーザーに商品やサービス、ひいてはブランドへの信頼感や好感を持たせることも非常に効果的です。
SNSマーケティング成功のためには、プロに任せるのも近道
SNSユーザーは一般に自分の興味関心があることについての情報収集のためにSNSを使用しているケースが多く、一方的にブランドメッセージ、商品情報を訴求しても、ユーザーの心には届きません。いかにユーザーと自社ブランド・商品との関連性を作り出すかが、マーケティング施策成功の肝となります。
インフルエンサー活用や口コミ醸成など、SNSマーケティングのポイントをご説明しましたが、これまでにインフルエンサーを起用したことがない場合、事務所への依頼や謝礼交渉などが初めの壁となるほか、実際に起用する際にも適切なコンテンツ開発に苦労されるケースが少なくありません。そのため最初は専門サービスを提供する企業へ依頼しても良いでしょう。
また、今回ご紹介した事例は、既に企業のファンも多く、フォロワーの数も多いため、工夫したキャンペーンを打つことで口コミが拡散されていきましたが、フォロワーの数が少ないうちはキャンペーン単独で口コミを広げることは困難です。
そうした際に、トラミーを活用し、SNS上に口コミを大量発生させることで、効率的なスタートダッシュを切ることができます。
SNS活用と近年注目が集まる「ペット」の相乗効果で、新規顧客獲得など、マーケティング戦略を成功させましょう!
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