SNSマーケティングはスピード感があり、日々アップデートが行われています。
そこで今回は最新のSNSマーケティングのトレンド情報をご紹介します。是非参考にしてみて下さい。
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SNSマーケティングとは?
SNSマーケティングとはSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を活用した、マーケティング手法です。
ここ数年、一般消費者の中でSNSの需要は常に増加傾向にあり、それに比例する形でSNSマーケティングを導入する企業も増加しています。
特徴としては、使い方によっては無料で施策が出来るなど、他のマーケティング手法よりもコストが抑えられます。SNSの強みでもある拡散力によって、多くのターゲットに合ったユーザーに、的確に商品やサービスについて認知させることが可能です。
また認知以外にも、X(旧Twitter)の公式アカウントを設立し、直接ユーザーとコミュニケーションを図ってファンの育成を行う企業も増えてきました。
一方で、過度な宣伝や拡散はユーザーの気分を害してしまう恐れがあります。
拡散力の高いSNSだからこそ、マイナスポイントも拡散されてしまします。こういった「炎上」が起きないよう、SNSマーケティングを行う場合は十分に対策を練った上で導入しましょう。
2021年までのSNSマーケティング動向
①SNSマーケティング市場の拡大
広告業界は、2020年の新型コロナウイルス流行により多大なる影響を受け、広告出稿費は下降傾向になるかと思われましたが「インターネット広告市場」は成長が鈍化したものの、プラス成長で前年比107.4%になりました。
更に2021年は、景気回復を迎えたことや、ECサイトの主流化も相まって前年比121.4%の2兆7,052億円)となりました。

また、SNSマーケティングに該当する「ソーシャル広告*費」も前年比134.3%と大きく成長しました。
*ソーシャル広告=ソーシャルメディア上で展開される広告のこと。
②SNSマーケティング施策の予算増加
上記のソーシャル広告市場の成長も1つの要因で、もともとSNS施策を取り入れていた企業が、更にSNSマーケティング施策の予算増加を行っています。
アライドアーキテクツがマーケティング担当者に対して行った調査によると、2020年から2021年にかけて、SNSマーケティング施策への予算が「非常に増加した」「やや増加した」と回答したマーケターは70.4%もいました。

このデータから、予算増加が行われるほどSNSマーケティング施策の効果が高いことが分かります。
③TikTokが急成長
2021年大きな成長を見せたのが「TikTok」でした。TikTokとはショート動画共有アプリケーションです。
2021年は「TikTok売れ」という言葉が日経トレンドの「2021年ヒット商品ベスト30」の1位を獲得するほど、マーケティングにおいてTikTokの成長は著しいものでした。
その背景として、一昔前は「ダンス動画」などが主流だったものの、現在は生活や仕事に役立つ「ハウツー動画」や、日々生活の様子を記録した「ブログ動画」など、コンテンツの種類が豊富になったことが、ユーザーの中でTikTokが「情報収集ツール」として使われるようになった大きな要因です。
またTikTokは精度の高いアルゴリズムにより、ユーザーに対して最適化したおすすめ動画を配信してくれます。能動的に動かなくとも、自動的に自分好みの動画が流れてくるため、ユーザビリティが高いのも、TikTokのユーザー急増に繋がっています。

④UGC(ユーザー生成コンテンツ)の需要増加
2021年SNSマーケティングにおいて、重要視されるようになったのが「UGC(ユーザー生成コンテンツ)」です。
UGCとは、SNSやブログなどソーシャルメディア上に、ユーザーによって投稿されたコンテンツのことで、分かりやすく言うと「SNS上の口コミ」になります。
今のユーザーは「広告慣れ」が浸透しており、明らかな広告は嫌悪感を持たれてしまう可能性があります。しかし、UGCは一見普通のSNS投稿になるので自然な形でユーザーに商品やサービスの認知をさせることができるのです。
また、ECなどの発展により店舗で購入をしなくても買い物が可能な現代において、情報収集もSNSなどネット上で完結させるユーザーが多く、UGCの重要性がより上がったと考えられます。


【重要】2025年SNSマーケティングトレンドと成功のコツ
①Instagramのコマース機能が強化
Instagramのコマース機能が強化されています。今までInstagramの役目といえば主に認知の部分が強かったですが、Instagramの「商品タグ」が誕生し、認知から購買までの導線がスムーズになっています。
日本ではまだ実装はされていませんが、アメリカでは「チェックアウト」という、Instagram内で商品の購入・決済が完結する機能が浸透をしてきています。
他にも、日本でも主流になりつつある「ライブショッピング機能」もアメリカのInstagramではテストされているそうで、現在ライブ配信後に購入が行われていますが、将来的にはライブ配信中に商品購入ができるようになると考えられています。
②ショート動画の普及
TikTokを中心に、ショート動画を取り入れているSNSが増えてきました。
例えば「Instagramのリール機能」や、今まで数分~長くて数十分程度の動画プラットフォーム「YouTube」でも、最大60秒までの「YouTube Shorts」という機能が出来たりしています。
ショート動画は、通常の動画よりも総視聴回数が多い傾向や、専門技術が無くても誰でも簡単に動画編集を行える手軽さから、その需要が高まりつつあります。
企業の中では、ショート動画のTikTokを活用したマーケティングや、自社の採用施策として公式アカウントを解説して人気を集めるところもあり、その活用方法は多岐に渡ります。
ただし明らかな広告色のあるショート動画は好まれないので、ユーザーに不快感を与えない動画作成を心がけることが必要です。
③フライホール型が主流に

フライホールとは、株式会社Hubspotが2018年に提唱したマーケティングフレームワークです。
今まで主流だったマーケティングフレーム「ファネル型」は、認知から購買の過程でステップを踏むごとに、リード数は減っていくため、漏斗(ファネル)のような形をしていくため「ファネル型」と呼ばれています。
しかし、ファネル型の欠点は「新規顧客の獲得」が最終目標になっていて、その後のリードの継続や顧客のロイヤリティ化についての部分が弱い点です。
その点、「フライホール型」は、顧客中心に回っていきます。考え方としては、顧客の満足度を高めることで「既存顧客の口コミをきっかけに新規顧客の獲得」や「既存顧客のLTVの向上」です。
SNSマーケティングでも、この「フライホール型」のマーケティングフレームワークを採用する企業が増えています。2025年も継続して「フライホール型」は活躍をしていくでしょう。
④クリエイターの活用
SNSマーケティングにおいて、「クリエイター」の需要が増えています。
今までSNSマーケティンの中で「インフルエンサー」が大きな力を持っていましたが、最近ではクリエイティブ制作ツールの普及により、専門知識が無くても手軽にクリエイティブ作成ができるようになったことで、クリエイティブ作品をSNSに投稿するユーザーが増加しました。
クリエイターの強みは、ユーザーの心を掴むクリエイティブ作成のセンスです。インフルエンサーの中にクリエイターとして活躍する人もいますが、今後は更にクリエイターの需要が増えていくことが想定されます。
企業は自社の商品やサービスとの親和性の高い「クリエイター」を見つけることも、マーケティング成功の大きな要因の1つとなってくるでしょう。
⑤SNS広告の第3者配信がトレンドに
ここ最近、SNS広告のトレンドとして、インフルエンサーのPR投稿を広告クリエイティブにするだけではなく、広告配信を行うアカウントも同インフルエンサーのアカウントを使用する「第3者配信」が見受けられます。
これまでSNS広告を配信するときは、企業の公式アカウントで配信を行うのが主流でしたが、それでは企業感が強くなってしまい、ユーザーに「広告」というイメージを強く植え付けてしまうことが課題でした。
その課題を解決するのが、第3者配信です。従来通り「プロモーション」などといった広告表記は行われるものの、配信元のアカウントはインフルエンサーアカウントのため、ユーザーに広告感なく情報を届けることが出来ます。

第3者配信を行う場合、重要なポイントは「インフルエンサーの選定」です。
これまでインフルエンサーの選定ポイントと言えば「フォロワー数」が主体だったかと思います。
しかし、一見フォロワー数が多いインフルエンサーかと思ったら実は「フォロワー数稼ぎのためにアカウントを買っている」といったフォロワーの質の悪いインフルエンサーが一定数おり、せっかく高いお金を払ってPR投稿を依頼したら、失敗してしまった。といったケースがあり、インフルエンサー選定においてフォロワー至上主義に疑問視する声が上がるようになりました。
そこで、新たに注目された選定ポイントが「エンゲージメント」です。エンゲージメントとはSNSにおいて投稿に対して行われた「いいね」や「保存」「リツイート」などといったものが該当し、エンゲージメントがあるということは、フォロワー(ユーザー)が、しっかりと投稿を見て情報を認知したといっても過言ではないでしょう。
つまり、通常の投稿(オーガニック投稿)がエンゲージメントの高いインフルエンサーを起用して第3者配信することで、よりユーザーの興味関心を惹きつけ、情報認知をさせることが可能になります。

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いかがでしたでしょうか?多くの企業で、SNSマーケティングを導入しており、SNSマーケティングはスタンダードになりつつあります。
ただしスピード感の早いマーケティング手法なので、成功させるためには戦略をしっかりとたてることがおすすめです。
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投稿者プロフィール

- 「マーケブック」では、SNSマーケティングを中心にSNSの基礎知識から成功事例、ノウハウ、アンケートデータなどの独自性のある情報発信を行っていくことで、マーケターの皆さんにとって「SNSの世界を学ぶ参考書」となれるよう運用して参ります。