インフルエンサーマーケティングとは
近年注目を集めるマーケティング手法の1つです。企業がインフルエンサーと提携し、ターゲット顧客への訴求力を高めるという特徴があります。
インフルエンサーマーケティングは、Facebook、Instagram、X(旧Twitter)、YouTubeなどのSNSを活用して、特定のフォロワーを持つ影響力のある人物(インフルエンサー)を通じて商品やサービスを宣伝する手法です。
2024年現在、このマーケティング戦略は若年層を中心に効果が高いとされ、多くの企業が採用しています。消費者に対する信頼性や共感を引き出しやすいことが、この手法の大きな特徴です。
影響力のある人物を通じた商品やサービスの宣伝・販促
インフルエンサーマーケティングでは、影響力のある人物が自身のSNSアカウントを使って、商品やサービスを紹介します。
ここで重要なのは、「影響力のある人物」とは何千万人ものフォロワーを持つ有名セレブリティだけでなく、特定の分野で専門的な知識を持つマイクロインフルエンサーや、地域に根ざしたローカルインフルエンサーも含まれるという点です。
これらのインフルエンサーを適切に活用することで、ターゲット層に合わせた効果的な宣伝が可能となり、最終的には購買につなげることができます。
多くのインフルエンサーマーケティング会社が、こうしたキャスティングから戦略立案、実行までをサポートしており、企業にとっては選び方が重要なポイントとなります。
会社選びの際は、過去の成功例や提供するサービスの内容をよく比較し、自社の目的に合った代理店を見極めることが求められます。
インフルエンサーマーケティング会社とは何か?
インフルエンサーマーケティング会社は、企業と影響力のある個人(インフルエンサー)をつなぐ役割を担っています。
SNSで多くのフォロワーを持つインフルエンサーに、企業の製品やサービスを紹介してもらうことで、ターゲット層への効果的なリーチが可能となります。
インフルエンサーマーケティング会社には、以下の3つの主な形態があります。
- インフルエンサー紹介型:インフルエンサーの発掘・マッチングのみを行う
- インフルエンサー運用型:インフルエンサーの発掘・マッチングに加え、運用までを一括で請け負う
- インフルエンサーマッチング型:企業とインフルエンサーをマッチングさせるプラットフォームを提供する
企業は、自社のニーズに合わせてインフルエンサーマーケティング会社を選択することで、効率的なインフルエンサーマーケティングが可能になります。
インフルエンサーマーケティング会社のメリットとデメリット
インフルエンサーマーケティングには大きなメリットがあります。
ターゲット層への確実なリーチが可能で、信頼性の高い情報発信ができます。
また、従来の広告と比べてコストパフォーマンスに優れています。
一方で、以下のようなデメリットも存在します。
- 適切なインフルエンサー選定の難しさ
マーケティング効果を最大化するには、ターゲット層に合ったインフルエンサーを選ぶ必要があります。 - コントロールの難しさ
インフルエンサーは自身のブランドを大切にするため、過度な干渉は避けなければなりません。 - 効果測定の難しさ
インフルエンサーマーケティングの効果を客観的に測定することは簡単ではありません。
このように、メリット・デメリットを十分に理解した上で、戦略を立てることが重要です。
インフルエンサーマーケティングのメリット
インフルエンサーマーケティングには、ターゲット層への確実なリーチ、信頼性の高い情報発信、優れたコストパフォーマンスといった大きなメリットがあります。
第一に、インフルエンサーは多くのフォロワーを持つため、ターゲット層へ効率的にアプローチできることが挙げられます。企業がインフルエンサーを活用することで、的確にターゲットにリーチすることができます。
第二に、インフルエンサーはフォロワーから高い信頼を得ているため、企業の製品やサービスに対する信頼性の高い情報発信が可能となります。これにより、企業はより効果的な広告宣伝活動ができます。
さらに、インフルエンサーマーケティングは、従来の広告費に比べてコストが抑えられる一方で、高い広告効果が期待できるため、コストパフォーマンスに優れているのも大きなメリットです。
メリット1:ターゲット層へのリーチが容易
インフルエンサーは特定分野で高い影響力を持つ存在です。 彼らのフォロワーは、インフルエンサーの発信する情報に大きな関心を持っています。
そのため、自社の商品やサービスに関心の高いインフルエンサーを起用することで、 そのインフルエンサーのフォロワーにも直接的にアプローチできます。
ターゲットユーザーへの効率的な広告効果が期待できるのが大きな利点です。さらに、SNSの機能を活用することで、 インフルエンサーの投稿が拡散され、想定以上のリーチも見込めます。
ターゲットユーザーへの効果的なリーチが可能なのがインフルエンサーマーケティングの最大のメリットです。
メリット2:信頼性の高い情報発信が可能
インフルエンサーは、広くフォロワーを持ち、高い影響力を持っています。そのため、企業が自社の商品やサービスをインフルエンサーに紹介してもらうことで、より信頼性の高い情報発信が可能となります。
フォロワーはインフルエンサーを信頼しているため、企業が直接発信するよりも、インフルエンサーを通した情報に対する反応は良好になることが期待できます。
さらに、インフルエンサーの持つ専門性や知見を活かすことで、より質の高い情報提供が可能となります。
適切なインフルエンサーを選定すれば、企業にはない独自の視点や切り口での情報発信が期待できます。
メリット3:コストパフォーマンスに優れている
インフルエンサーマーケティングは、従来の広告手法に比べて低コストで実施できることが大きな魅力です。 一般的に、インフルエンサーへの報酬は1投稿あたり2円~4円程度と、広告出稿に比べて格段に安価です。
さらに、インフルエンサーのフォロワーは企業のターゲット層と親和性が高いため、 効果的にブランド認知を高めることができます。 このコストパフォーマンスの良さから、予算が限られる中小企業でも導入しやすい手法といえます。
特に、マイクロインフルエンサーを活用すれば、より低コストで フォロワーとの強い絆を活かした効果的な施策が可能になります。
マイクロインフルエンサーとは、1,000人~10,000人程度のフォロワーを持つ人物を指します。 予算に制約がある企業にとって、マイクロインフルエンサーは最適な選択肢の一つと言えるでしょう。
インフルエンサーマーケティングのデメリット
インフルエンサーマーケティングには以下のようなデメリットがあります。
- 適切なインフルエンサー選定の難しさ
マーケティング効果を最大化するには、ターゲット層に合ったインフルエンサーを選ぶ必要があります。 - コントロールの難しさ
インフルエンサーは自身のブランドを大切にするため、過度な干渉は避けなければなりません。 - 効果測定の難しさ
インフルエンサーマーケティングの効果を客観的に測定することは簡単ではありません。
デメリット1:適切なインフルエンサー選定の難しさ
インフルエンサーマーケティングを効果的に行うには、適切なインフルエンサーの選定が極めて重要です。
しかし、多数のインフルエンサーの中から、自社の目的に合致し、ターゲット層に影響力のあるインフルエンサーを見つけ出すことは容易ではありません。
選定には、フォロワー数、エンゲージメント率、投稿内容、ブランドとの親和性など、様々な要素を慎重に検討する必要があります。
適切なインフルエンサーを発見するためには、膨大なデータの分析と綿密な検討が不可欠となります。
デメリット2:コントロールの難しさ
インフルエンサーマーケティングでは、インフルエンサー自身に一定の裁量権が与えられるため、企業側がコントロールしきれない面がある点がデメリットとなります。
インフルエンサーは自らの言葉や表現で商品やサービスのPRをするため、必ずしも企業の意図と一致するとは限りません。
さらに、インフルエンサーの投稿に影響されたユーザーが次々と感想を投稿するような事態が発生する可能性があり、企業がコントロールできない状況に陥る恐れがあります。
このように、インフルエンサーマーケティングではインフルエンサーの発信内容や投稿に対するユーザーの反応をコントロールすることが難しく、予期せぬ事態が起こる可能性があります。
デメリット3:効果測定の難しさ
インフルエンサーマーケティングの最大の課題は、その効果を正確に測定することの難しさです。
リーチ数やインプレッション数などの数値は把握できますが、実際の購買行動につながったかどうかを特定するのは容易ではありません。
しかし、適切なKPIを設定し、継続的にデータを収集・分析することで、効果測定は可能になります。
ユーザーの反応を見ながら施策を改善し、効果的なインフルエンサーを選定することで、インフルエンサーマーケティングの効果を最大化できるのです。
つまり、「PDCAサイクル」を確実に回すことが重要となります。SNSごとに適したKPIを設け、分析を重ねることで、より効果的なインフルエンサーマーケティングを実現できるでしょう。
おすすめのインフルエンサーマーケティング会社4選
①トラミー/株式会社アイズ
トラミーは、株式会社アイズが展開するインフルエンサーマーケティングサービスです。
特にコスメなどの化粧品やライフスタイルの分野で強みを持ち、親しみやすいインフルエンサーを通じて日常に溶け込むような口コミプロモーションを行っています。
ユーザーに寄り添った親しみやすいマーケティングで、高いエンゲージメントを実現しています。
②Influencer Japan/株式会社ハーマンドット
株式会社ハーマンドットは、Influencer Japanブランドでインフルエンサーマーケティングを提供しています。
豊富なインフルエンサーネットワークを活用して、企業のブランド価値向上をサポートしているのが特徴です。
彼らの提供するサービスは、戦略的なキャンペーン設計から、複数のSNSプラットフォームをカバーする実施に至るまで、全方位的に展開されます。
③INFLUENCER CLOUD/株式会社EMOLVA
INFLUENCER CLOUDは、株式会社EMOLVAによって提供されるサービスで、特にデータドリブンなアプローチを重視しています。
彼らは、インフルエンサーと企業とのマッチングを高度な分析ツールを使用して行い、最適なパフォーマンスを追求しています。
クライアントのニーズに合わせたカスタマイズされたキャンペーンが強みです。
④X BUZZ/株式会社エックス
X BUZZは、株式会社エックスが運営するインフルエンサーマーケティングのプラットフォームです。
この会社は革新的なマーケティング戦略と創造的なコンテンツ制作に定評があり、特に若年層に人気のあるインフルエンサーとのコラボレーションを得意としています。
彼らはブランドの魅力を最大限に引き出すことで、ターゲット層の関心を惹きつけます。
インフルエンサーマーケティングの費用
月額制のサービスと案件ごとの料金設定
インフルエンサーマーケティング会社は、さまざまな料金プランを提供しています。その中でも主要なものが、月額制のサービスと案件ごとの料金設定です。
月額制のサービスでは、一定の月額料金を支払うことで、決められた数のキャンペーンやインフルエンサーとのコラボレーションが可能になります。
これに対し、案件ごとの料金設定では、具体的なプロモーションの内容やインフルエンサーの影響力によって、その都度費用が変動する形式となっています。
具体的なケース:「STAR BOOST」、「トリドリマーケティング」の利用費用
例えば、「STAR BOOST」というサービスでは、インフルエンサーによる製品のレビュー動画の制作とその配信を月額5万円で提供しています。
ここでは、中堅クラスのインフルエンサーが対象で、SNSでの露出を確保することができます。
一方、「トリドリマーケティング」では、よりカスタマイズ性の高いキャンペーン設計が特徴で、費用は案件の規模やインフルエンサーの選定によって異なりますが、通常5万円からのスタートとなっています。
具体的なケースに応じて、ターゲットに合わせたインフルエンサーの選定や、特定のキャンペーン期間の設定などが柔軟に行えるため、多くの企業から高い評価を得ています。
これらの情報から、インフルエンサーマーケティングの費用は、サービスの内容やインフルエンサーの質、キャンペーンの規模によって大きく異なり、企業がマーケティングの目的に応じて最適なプランを選択することが重要であることがわかります。
インフルエンサーマーケティングを成功させるためのポイント
インフルエンサーマーケティングを成功させるためには、次に挙げた4つのポイントが重要となります。
1:目的と目標の明確化
2:適切なインフルエンサーの選定
3:インフルエンサーとの良好な関係構築
4:適切な効果測定の実施
以下で詳しく説明していきます。
ポイント1:目的と目標の明確化
インフルエンサーマーケティングを成功させるためには、まず目的と目標を明確にすることが不可欠です。
目的とは、ブランド認知向上、製品販売促進、集客増加などのようなマーケティングの大まかな方向性を指します。
一方、目標とは、具体的な数値目標を設定することで、「1か月で10%のフォロワー増加」や「3か月で売上20%アップ」などのように定量化されたものです。
目的と目標を明確にすることで、以下の点で効果的なキャンペーンを実施できます。
- 適切なインフルエンサーの選定が可能になる
- 施策の立案がスムーズになる
- 効果測定が容易になる
ポイント2:適切なインフルエンサーの選定
適切なインフルエンサーの選定は、インフルエンサーマーケティングの成功を左右する重要な要素です。
まずは自社の目的や目標を明確にし、ターゲット層に合致したインフルエンサーを探す必要があります。
次に、以下の統計的データを確認しましょう。
- フォロワー数
- エンゲージメント率
- 投稿頻度
これらのデータから、ターゲット層に適したインフルエンサーを見つけることができます。さらに、定性的な要素も考慮に入れましょう。
- 価値観
- 人格
- ブランドイメージ
自社のブランドイメージに合致したインフルエンサーを選ぶことが重要です。
ポイント3:インフルエンサーとの良好な関係構築
インフルエンサーマーケティングの成功には、ブランドとインフルエンサーの間に良好な関係性を築くことが不可欠です。マーケターは単なる取引関係に留まらず、インフルエンサーとの信頼関係や共通の目標を持つ必要があります。
良好な関係を築くためには、以下の点に留意することが重要です。
- インフルエンサーの意向を尊重する:自社の情報をコントロールしつつも、インフルエンサーの自由な表現を尊重します。
- コミュニケーションを密に取る:定期的な意見交換を行い、お互いの期待値を共有することが大切です。
- 長期的な視点を持つ:一時的な成果だけでなく、長期的な関係性の構築を目指します。
このように、インフルエンサーとの信頼関係を大切にすることで、より効果的で持続可能なインフルエンサーマーケティングが実現できます。
ポイント4:適切な効果測定の実施
インフルエンサーマーケティングの成功には、適切な効果測定が不可欠です。 定期的に以下の指標を分析し、施策の改善につなげることが重要となります。
- インプレッション数: 投稿の表示回数を示し、リーチ力を測ります。
- エンゲージメント率: いいね数やコメント数から、投稿の魅力度を把握できます。
- クリック数: リンクのクリック数を計測し、実際の行動につながっているかを確認します。
- コンバージョン率: 最終的な購入や問い合わせ数から、マーケティングの効果を判断できます。
これらの指標を総合的に分析することで、ユーザーの反応を把握し、 より効果的な施策を立案することが可能になります。
インフルエンサーマーケティングを行う際の注意点
インフルエンサーマーケティングを実施する際は、法的規制の遵守が重要です。インフルエンサーに対価を支払って情報発信をしてもらう場合、その事実を明示する必要があります。
また、インフルエンサーの過度な干渉を避けることも大切なポイントです。インフルエンサーの自由な表現を尊重し、企業側からの過剰な指示は控えましょう。
さらに、ネガティブな影響への対策も検討しておく必要があります。インフルエンサーの不適切な発信によるブランドイメージの低下などのリスクに備えることが重要です。
注意点1:法的規制の遵守
インフルエンサーマーケティングを実施する際には、2023年10月1日に施行された「ステルスマーケティング規制」を遵守することが重要です。
この規制では、インフルエンサーによる広告表示が義務化され、違反した場合は行政処分の対象となります。そのため、企業はインフルエンサーとの連携において、以下の点に注意が必要です。
- 適切な広告表示の実施
- 法的規制の十分な理解
規制を遵守しないと、企業のブランドイメージ低下や信頼性の失墜につながる可能性があります。法的リスクを回避するためにも、インフルエンサーマーケティングにおける規制遵守は欠かせません。
注意点2:インフルエンサーの過度な干渉の回避
インフルエンサーマーケティングの成功には、インフルエンサーの自由度を尊重することが重要です。 過度な干渉は避けるべきで、むしろインフルエンサーの自然な発信を尊重することがポイントとなります。
インフルエンサーは自身のブランドイメージや信頼性を大切にしているため、企業側から過剰な関与があると、かえってネガティブな印象を与えてしまう恐れがあります。
自由度を与え、インフルエンサー本来の魅力を活かすことで、消費者の共感を得やすくなります。一方で、ある程度のガイドラインは設けることが望ましく、インフルエンサーの自律性を尊重しつつ、適切な指針の下で協力関係を構築することが重要です。
長期的な視点に立ち、お互いの信頼関係を築くことが、インフルエンサーマーケティングの成功に欠かせません。
注意点3:ネガティブな影響への対策
インフルエンサーマーケティングにおいては、ネガティブな影響を最小限に抑えることが不可欠です。 特に、ステルスマーケティングと呼ばれる手法には注意が必要です。
ステルスマーケティングとは、広告表示をせずに自然な投稿のように見せかける手法のことです。 この手法は、ユーザーの信頼を損なう可能性があり、過去にディズニーでも大きな批判を受けるなど、炎上リスクが高いと言えます。
また、医薬品や化粧品など、広告規制の対象となる商品を扱う場合は、薬事法に抵触する恐れがあります。 そのため、インフルエンサーの投稿内容を事前にチェックし、適切な表示を徹底することが重要です。
以上のように、ステルスマーケティングの回避や法的規制への対応など、リスクマネジメントを十分に行うことが成功のカギとなります。
インフルエンサーマーケティングの事例と成功要因
インフルエンサーマーケティングの成功事例には、適切なインフルエンサーの選定と良好な関係構築が鍵となります。
株式会社麦の穂は、Instagram上のハッシュタグを活用し、インフルエンサーとコラボレーションを行いました。その結果、ターゲット層への認知度向上に成功しています。
また、食品メーカーの株式会社おやつカンパニーは、インフルエンサーの投稿を活用することで、新商品の認知獲得と販促キャンペーンの誘導に成功しました。
成功のポイントは以下の3点です。
- 目的に合ったインフルエンサーの選定
- インフルエンサーとの良好な関係性の構築
- 効果的なコンテンツの配信
事例1:『株式会社DAY TO LIFE(旧 株式会社麦の穂)』
株式会社DAY TO LIFE(旧 株式会社麦の穂)は、Instagramのハッシュタグを活用したインフルエンサーマーケティングで成功を収めました。
同社は、自社製品を使用しているユーザーに自発的にハッシュタグを付けてもらうことで、
製品の認知度向上と購買意欲の喚起に成功しました。
ユーザー自身がブランドへの愛着を示し、自然な形で製品を宣伝することができた点が、この取り組みの大きな成功要因となりました。
事例2:『株式会社H2O』
株式会社H2Oは、商品ブランディングやブランド認知向上を目的に、美容系インフルエンサーやナノインフルエンサーへのサンプリングを行いました。
インフルエンサーに自社製品を実際に試用してもらい、SNSで投稿してもらうことで、ブランド認知度の向上と購買意欲の喚起を図りました。
その結果、以下の成果が得られました。
- ブランド認知度の大幅な向上
- インフルエンサーの投稿を見た消費者による製品購入増加
- 売上への一定の貢献
目的に合わせたインフルエンサー選定と、製品体験を伴う投稿が効果的だったと評価されています。
事例3:『アパレルブランドスペッチオ』
アパレルブランドの「スペッチオ」は、テレビドラマの衣装として使われたことがきっかけで認知を増やし、さらに多くのユーザーに認知を増やしたいという目的から、インフルエンサーマーケティングを実施しました。
その際、使用したインフルエンサーサービスは「トラミー」を活用し、自社商品をナノインフルエンサーに体験してもらい認知向上やコンテンツ獲得を行いました。
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ナノインフルエンサーを大量に活用できるトラミーでは、
Instagramに投稿を集めるだけでなくアンケートの回収も合わせて可能です。
専門インフルエンサーと比べ1人当たりの費用も抑えられた点も、
魅力のポイントです。
費用を抑えて口コミやアンケートを回収できることは、
手を出しやすいインフルエンサーマーケティングとしておすすめです。
インフルエンサーマーケティングを導入する際の費用と効果
インフルエンサーマーケティングの導入費用は、インフルエンサーの選定や投稿内容によって大きく異なります。一般的には、1フォロワーあたり3〜5円程度が相場とされています。
ただし、単にフォロワー数だけでなく、以下の点を考慮する必要があります。
- インフルエンサーの人気度:人気が高いほど単価は上がる傾向にあります
- 投稿内容の質:良質な投稿ほど高単価となります
費用対効果を適切に評価するには、企業の目的に合わせた指標を設定することが重要です。 売上や顧客獲得数など、具体的な数値目標を立てる必要があります。
単なるフォロワー数やエンゲージメント率だけでは不十分で、適切な効果測定手法の選択が欠かせません。
インフルエンサーマーケティングの費用構造
インフルエンサーマーケティングの費用は、主に起用するインフルエンサーの報酬によって決まります。 一般的な料金算出方式は「フォロワー数×フォロワー単価」となり、フォロワー単価は1人あたり2円〜4円程度が相場です。
例えば、フォロワー数10万人のインフルエンサーを起用する場合、フォロワー単価を3円とすると、 報酬は10万人×3円=30万円となります。
このように、インフルエンサーのフォロワー数が多ければ多いほど、高額の報酬が発生します。
また、単発の投稿だけでなく、継続的な運用を依頼する場合はさらに費用がかさむことに注意が必要です。 その他、動画制作費やプレゼント費用など、付随する費用も発生する可能性があります。
期待される効果とROIの考え方
インフルエンサーマーケティングの最大の目的は、投資に見合った適切な効果を得ることです。 そのためには、明確な目標設定と、それに合わせた指標の設定が不可欠です。
例えば、売上増加を目指す場合は、コンバージョン率や売上高などを指標に設定します。
一方、認知度向上を目指すのであれば、インプレッション数やリーチ数などが適切な指標となります。
このように、目標に応じた適切な指標を設定し、効果を測定することで、投資対効果(ROI)を高めることができます。
加えて、適切なインフルエンサーの選定と、効果的なキャンペーン設計も重要なポイントです。 ターゲット層に合ったインフルエンサーを選び、良好な関係を構築することで、より高い効果が期待できます。
また、目的に合わせてキャンペーンを設計することで、効率的な投資が可能になります。
まとめ:インフルエンサーマーケティングの活用方法と注意点
インフルエンサーマーケティングは、SNS上の影響力の高いインフルエンサーを活用したマーケティング手法です。
成功のポイントは、明確な目的と目標設定、適切なインフルエンサー選定、良好な関係構築、効果測定の実施にあります。
一方で、法的規制の遵守、過度な干渉の回避、ネガティブ影響への対策が注意点となります。導入時は、費用対効果を検討し、適切な活用方法と注意点を理解することが重要です。
そして、株式会社アイズが運用する『トラミー』は、以下のサービスを展開しています。
トラミーの特徴
・約70万件のマイクロインフルエンサーからのUGC獲得実績のあるサービス。
・会員層は主に20代~40代の一般女性、会員数は144,529人(2024年4月現在)
・口コミの徹底した運用管理体制
・会員の投稿は、2次利用が無期限無料(UGC獲得)
トラミーでは、広告主様のご要望や予算に合わせて、最適な人数を起用して口コミ投稿をさせることができます。
会員のSNSアカウントのフォロワーへの認知が見込めるだけでなく、ユーザーがSNS検索した際の商品購入の後押しにも繋がります。
トラミーでは、会員の投稿一つ一つに対して目視審査を行っています。そこで不備のある投稿や依頼元明記の抜け・漏れを確認することで、ステルスマーケティング対策を行っています。
その他にも、コスメ・健康食品などに関係する薬機法への対応、担当弁護士との連携を行うことで、薬機法に抵触の可能性がある投稿は直ちに修正依頼をかけることが可能となっており、投稿の品質管理に自信を持っています。
トラミーでは、事前と事後に会員アンケートを取っているため、ユーザーボイスの獲得が可能です。
また、会員の投稿は広告主様の方で2次利用無期限無料のため、自社LPやSNSアカウント、広告のクリエイティブまで幅広く活用することができます。
そのためトラミーは認知拡散ができるだけでなく、コンテンツ獲得もできる一石二鳥なサービスになっています。
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